平成25年1月

■ 広島大病院の新診療棟の外観がほぼできあがった。再生医療や細胞移植などの治療をする「未来医療センター」、リハビリやけがの予防に重点を置いた「スポーツ医科学センター」を設けるなど特色を打ち出す。2013年4月の完成を目指しており、9月20日に開院する。(朝日、1.1、中国1.4)

■ 広島大に設置された「ひろしま医工連携・先進医療イノベーション拠点」では、人間医工学応用自動車プロジェクトにおいて、人体を電磁波から防護するパワーエレクトロニクス研究、脳波による認知研究や脳血流計を用いたハイパーソニック効果の検証などが行われている。勝代健次広島大特任教授は2,3年後には開発車に搭載しても良いレベルを目指しているという(日刊工業、1.1)

■ 広島大の浅原利正学長が同大の大学改革や新たな取り組みなどについて語っている(中国、1.1)

■ 広島大大学院の横田朋子教授が、現代社会の親子や家族関係に対する考え方の変化について語っている(読売、1.1)

■ 広島市の大規模な未利用地の活用策について、松井一實・市長と深山英樹・広島商工会議所会頭が構想を語っている。未利用地のうち、広島大本部跡地は広島大と「知の拠点」構想の実現を目指し、二葉の里地区は高精度放射線治療センターの整備などに活用、その他地区についても2013年度中に活用策をまとめる方針(中国、1.1)

■ 【この人】画業50年を迎えた洋画家の三原捷宏さんがこれまでテーマにしてきた海と、今後の抱負について語っている。三原さんは広島大在学中に日展に初入選して、画壇にデビューして以来海の絵を描き続けてきた(中国、1.1)

■ 【インタビュー】広島大大学院国際協力研究科の藤原章正教授が、中国道のより有効な活用法やサービスの見直しの必要性について語る(中国、1.1)

■ 日本NIE学会の会長である広島大大学院教育学研究科の小原友行教授が、高校の授業での新聞活用の取り組みの背景や成果、課題について述べている(中国、1.3)

■ 笠原正五郎氏(かさはら・しょうごろう=広島大学名誉教授)12月28日、急性呼吸窮迫症候群のため死去。87歳(中国、朝日、毎日、1.5)

■ 広島大は2013年度から医学部医学科の「ふるさと枠広島県コース」の入学定員を3人増やして18人する。同コースは県内の高校出身者が対象で、卒業までの6年間、奨学金が支給される。卒業後9年間は県内の公的医療機関で勤務。そのうち半分を知事が指定する中山間地域で働けば、奨学金の返還が免除される(読売、1.6)

■ 広島大は、31日から開く「国際産学官連携戦略シンポジウム」の参加者を募っている。大学などの教職員や研究機関の社員などが対象。文部科学省大学技術移転推進室の石田雄三・室長補佐が「産学連携の現状と今後の展開」と題して基調講演を行うほか、広島大などの大学とドイツやアメリカのメーカー担当者が連携の現状を報告する(読売、1.6)

■ 20世紀初頭にアジア各地を踏破した大谷探検隊と当時の国際情勢との関わりについて取り扱った、広島大大学院の白須浄真准教授の著書「大谷探検隊研究の新たな地平」が紹介されている(中国、1.6)

■ 【病院の実力 広島編60】皮膚の病気の症状や治療法を広島大病院皮膚科の秀道広教授が解説する(読売、1.6)

■ 【病院の実力124 医療機関別2011年治療実績】広島大 皮膚がんの入院手術患者数 124人、アトピー性皮膚炎の新規患者数 90人、 乾癬の新規患者数 26人以上、 脱毛症の新規患者数 45人、 あざのレーザー治療を受けた患者数 4人以上(読売、1.6)

■ 【平和PEACE】被爆者の坪井直人さんと岡田恵美子さんが、中国新聞のジュニアライターに被爆体験を語った。坪井さんは広島大工学部の前身である広島工業専門学校3年の時に被爆、「人の命が一番大事。命を奪い合う戦争は絶対に駄目」と訴えた。8歳の時に被爆した岡田さんは「原爆資料館にある生徒の遺品を見てほしい。同世代の子どもたちが生きていた証しをしっかり胸に刻み、語り継いでほしい」と強調した
(中国、1.7)

■ 平和教育の在り方をテーマにしたパネルディスカッション「これからの平和教育~未来を創るための提言」が28日、広島市の原爆資料館で行われる。広島大大学院平和科学研究プロジェクト代表の布川弘教授などがパネリストとして登壇し、平和教育について話し合う(中国、1.7)

■ 19日、若者視点で広島市の大規模な未利用公有地の活用法を考える「広島未来活性化フォーラム」が広島国際学院大で行われる。旧市民球場跡地と広島大本部跡地など5カ所の活用法について考える。議論を基にした活用策を松井一實市長や市議会に提出する(中国、1.8)

■ 【ものづくりの現場から② 第1部 連携】昨年11月、広島大大学院の升島努教授が社長を務める広島大発ベンチャーのHUMANIXは、世界初となるエアバックを外装にまとう電気自動車を発表した。HUMANIXと開発に協力した中小企業の開発の道のりなどが紹介されている(中国、1.9)

■ 国内で1300万人以上の患者がいるといわれている慢性腎臓病(CKD)の症状や治療について、広島大病院腎臓内科の正木崇生教授が解説している(中国、1.9)

■ 【識者評論】安部晋三自民党総裁が憲法96条(改正手続き)の改正を先行させると述べた事を受けて、広島大学助教授を経て、現在早稲田大学教授の水島朝穂氏が憲法の本来の在り方について意見を述べている(中国、1.9)

■ 文部科学省の「生命動態システム科学推拠点事業」に、DNAなどの動きを解明する広島大の研究が選ばれた。同大学院理学研究科の楯真一教授が中心となり、学内に研究拠点を設けて、研究を行っていく(中国、1.10、日経1.11)

■ 全国44の国立の教員養成大学・学部を昨春卒業した人の教員就職率は61.6パーセントだった。中国地方の4大学では、広島大が全国で4番目に高い73.7パーセントで最も高かった(中国、1.10)

■ 広島大病院は今春、免許取得後2年目の研修医から希望者を募り、福島県の南相馬市立総合病院で研修を行うプログラムを新設する。研修期間は2週間で、外来診療や内部被曝検査、住民の健康管理などを行う。広島大病院の田妻進・卒後臨床研修センター長は「被災者と向き合うことが若い医師の財産になる」と話す(中国、1.10)

■ 【胃がん治療の実力病院(11年4月~12年3月に「手術あり」が250例以上)】広島大 [DPCデータの胃がん] 手術あり 263例 内視鏡胃切除術 23例 手術なし 99例 医療機能評価 77点 がん拠点病院の指定あり、栄養サポートチームがいるという届出あり(日経、1.10)

■ 第11回キャンパスベンチャーグランプリ中国大会の受賞者が決定した。広島大大学院の渡辺龍信さんの「日本の食料廃棄物を10%減らすためのスマートフォンアプリ」が優秀賞に、広島大の本多真二郎さんの「介護情報配送事業~Delive Relife~」が奨励賞に選ばれた(中国、日刊工業、1.11)

■ 県内のコンクリート製の信号柱が老朽化し、更新期を迎えているが、財政的な問題から12年度末までに建て替えが完了するのは「倒壊する危険性がある」と判定されたもののうち、約4.5%にとどまる。広島大の藤井堅教授は「公共インフラの経年劣化が進む中、安全対策は急務。新規の整備と維持管理のバランスをどう取るのかが問われている」と指摘している(中国、1.11)

■ 安倍政権は10日、首相官邸に設置する「教育再生実行会議」(仮称)のメンバー15人を内定した。アメリカンファミリー生命保険最高顧問で広島大特別顧問も務める大竹美喜氏がメンバーとして内定している(朝日、日経、1.11)

■ 広島高等師範学校付属高校(現・広島大付属高校)サッカー部OBの吉田文次郎さんがサッカー部時代の思い出などを語っている(毎日、1.11)

■ 広島市と広島大が進める「知の拠点」構想に基づく広島大本部跡地の再開発は、市と国立大学財務・経営センターとの土地交換が白紙となり、暗礁に乗り上げた。用地売却の目途が立たたないことが理由。センターは13年度末の廃止が決まっており、市は敷地の一部の購入を検討するなど、再開発計画の見直しを急ぐ方針(中国、1.12)

■ 東広島市卓球協会長杯大会(12月24日・東広島運動公園) 【男子】シングルス一般 1位 荒木亮祐(広島大)、2位 荒木基(広島大)、3位 小坂(広島大)、シングルス60歳以上 3位 折田(広島大)、塩本(広島大)、ダブルスフリー 3位 小坂・山田(広島大)、荒木亮・藤田(広島大) 、ダブルス101歳以上 ③塩本・折田(広島大) 【女子】シングルス一般 2位 原田(広島大)、3位 島田(広島大)、ダブルスフリー 1位 原田・佐藤(広島大)、2位 島田・高橋(広島大)(中国、1.12)

■ マツダと近畿大学は11日、包括的研究協力に関する協定を締結したと発表した。共同開発を通じて人材の育成につなげる。マツダが大学と包括提携するのは広島大、九州大に続いて3例目となる(日経、1.12)

■ 16日、広島大と広島県は連携して、東京都のキャンパス・イノベーション・センター東京で「広島県・広島大学の医工連携説明会・情報交換会」を開く。首都圏の企業に医工連携や投資促進に向けた取り組みを紹介し、共同研究や県内への投資を呼びかける(日刊工業、1.14)

■ 災害時の人命救助を想定し、中学生が自作のロボットで競う「中学生レスキューロボットコンテスト」が13日、広島市のコベルコ建機五日市工場で行われた。同社と広島大が主催したもので、16チーム、67人が参加し、けが人に見立てた人形を衝撃を与えないように素早く救出する技を競い合った(朝日、中国、毎日、1.14)

■ 大阪市で高校2年生の男子生徒がバスケットボール部の顧問から体罰を受けた後に自殺したと問題を受けて、中国地方でも体罰防止の対策を強める動きが広がっている。広島大大学院教育学研究科の東川安雄教授は体罰脱却のために、上下関係にとらわれず意見を言い合える環境をつくるなど学校全体による取り組みが必要だと話す(中国、1.14)

■ 広島市の原爆ドーム前の元安川で14日、古式泳法による寒中水泳大会が行われ、広島大の水泳部員や小中学生など約40人が参加した。初めて参加した広島大付属東雲小5年の松原諒汰さんは「つらいことでも挑戦する年にしたい」と話した(中国、毎日、1.15)

■ 広島県府中町で2012年10月に、小学5年の女児が母親から暴行を受けて死亡したとされる事件で、広島大大学院の七木田敦教授を委員長とする県の検証委員会は14日に会合を行い、再発防止に向けた6項目の提言案をまとめた。会合終了後の会見で七木田委員長は「県は提言を具体的な施策に反映してほしい」と話した(中国、1.15)

■ 日本学土院は15日、第9回学術奨励賞の受賞者6人を発表した。同賞は優れた研究成果をあげた若手研究者を表彰するためのもので、広島大の隠岐さや香准教授が「パリ王立科学アカデミーを中心とした18世紀フランスの科学技術史的、社会史的研究」で受賞者に選ばれた(読売、1.16)

■ 外国人に日本の正月行事を体験してもらう「新年交流会」が東広島市で行われた。海外からの留学生や研修生とその家族ら約250人が来場し、餅つきなどを体験した。ロシアから広島大に留学中のベラ・スクルプニクさんは「日本のお正月は多くの芸術に触れられて面白い」と話していた(中国、1.16)

■ 広島藩主浅野家が集めたとされる城郭図の企画展「中世の城」が広島大の中央図書館で24日まで開かれている。広島市立図書館が所蔵する浅野文庫の「諸国古城之図」を写真パネルにしたものの展示や、関連書籍が置いてある(中国、1.16)

■ 広島市は16日、広島大などと共同で進めている広島大学本部跡地の再開発について、土地の買い取りも含めて地権者と協議する方針を明らかにした(日経、読売、1.17)

■ 【肺がん治療の実力病院】広島大病院 診療実績(2011年4月~2012年3月) DPCデータの肺がん 手術あり 172例、手術なし 632例、医療機能評価77点、がん拠点病院指定あり、研修を受けた医師や看護師らでつくる緩和ケアの専従チームなどあり(日経、1.17)

■ 広島大は16日、寺本康俊法学部長を再任した。任期は4月1日から2年間。(中国、読売、朝日、1.17)

■ 広島大は17日、経営協議会学外委員と学生の公開意見交換会を初めて開いた。「社会から求められる人材になるには何が必要か」をテーマに、学生が学外委員や浅原利正学長と意見を交わした(中国、1.18)

■ 広島大大学院工学研究院は17日、杉本俊多大学院工学研究院副研究院長を、次期院長に選んだ。任期は4月1日から2年間(毎日、中国、読売、1.18)

■ 広島市議会は17日、18日に開く予定だった都市活力向上対策特別委員会を延期すると発表した。議題の一つだった広島大本部跡地の開発について「市の説明不足」と反発する声が挙がったため(中国、1.18)

■ 広島空港のターミナルビルや周辺施設のにぎわい創出策を広島県内の大学生や大学院生が提案する発表会が17日に行われた。広島大大学院の学生など、3グループが旅行客以外の利用者を増やすことをテーマにそれぞれ発表を行った(中国、1.18)

■ 【生きて】広島大工学部の前身である広島工業専門学校出身の坪井直さんが、戦時中の学生生活を語っている(中国、1.18)

■ 【里山の今 守り人たち】西城川の支流六の原川周辺で、長年に渡ってイワナの一種である「ゴギ」を見守り続けてきた竹下敦さんが、里山の環境を取り戻しゴギを保護する必要性を語っている。竹下さんは広島大の学生だった1950年ごろからゴギの調査を始め、熊野川上流域では、町教委の委託でゴキ監視員を務めるなどした(中国、1.18)

■ 【生きて】広島大工学部の前身である広島工業専門学校出身の坪井直さんが、原爆投下時の記憶を語る(中国、1.19)

■ 広島大大学院の河野修興教授など有識者4名が、がん検診の受診率向上に必要なことについて意見を述べている(中国、1.19)

■ 鳥取県の平井伸治知事は18日、中国各県の救急医療用のドクターヘリを、県境を超えて運用する協定を結ぶことを明らかにした。23日に東京都の都道府県会館で締結式を行う。中国地方では4県がドクターヘリを導入しており、広島県では広島大学病院が基地病院となっている。協定締結により、県境への出動や要請が重なった場合に迅速な対応が可能になる(産経、1.19)

■ 【医療の未来図】国内で導入する病院が増えている手術支援ロボット「ダビンチ」が紹介されている。ダビンチは医師が操作席からロボットアームを遠隔操作して手術を行うもので、医師が手で行うより細かな作業が行える部分もある。広島県では広島大病院と広島市立広島市民病院で導入されている(読売、1.20)

■ 日本民俗学の始祖とされる柳田国男の思想形成の過程を研究してきた広島大付属中学・高校の元教師である小山清さんによる著作集「新版 柳田国男八十八年史の研究」が紹介されている(読売、1.20)

■ 広島市内の大規模未利用地の活用策を県内の学生が提案するフォーラムが19日に行われ、約30人の学生が参加した。広島大や広島修道大らの学生でつくる「スポーツコミュニティ広島」が主催したもの。広島大大学院の熊谷将紀さんは、「広島のシンボル」として球場跡地に複合型のサッカースタジアムを建設する案を出した。提案された案は市や市議会に提出されるという(朝日、1.20)

■ 大学入試センター試験2日目が行われた20日、広島大は、「理科総合B」の問題訂正を誤って板書し、試験時間を5分延長したと発表した(朝日、読売、中国、毎日、1.21)

■ 広島大は霞キャンパスに「肝炎・肝癌対策プロジェクト研究センター」を設置した。センターは代表を務める同大大学院の田中純子教授の研究室内に置く。国立感染症研究所や岩手県予防医学協会の医師なども加わり、肝炎ウイルス検査の普及や肝炎から肝癌に進行する過程の研究をする(中国、1.22)

■ 広島大原爆放射線医科学研究所は21日、神谷研二所長の任期満了に伴い、稲葉俊哉副所長を新所長に選出した。任期は4月1日から2年間(朝日、読売、中国、1.22)

■ 広島大は31日、「国際産学官連携戦略シンポジウム」を開く。「イノベーションを支える大学の国際産学官連携活動の自立化に向けて」をテーマに、大阪大や広島大などが産学連携の事例を紹介するほか、パネルディスカッションも行われる(日刊工業、1.22)

■ 人口減少社会をむかえた日本で、山里はどの様に活力を維持していくのか。広島大大学院から広島大助手などを経て、現在は島根大准教授の作野広和氏と前ファーム社長の前拓也氏が、それぞれ意見を述べている(中国、1.22)

■ 広島大は、戦時中に留学し、原爆に遭って卒業できずに帰国した3人に名誉博士号を授与すると発表した。学長や副学長が今春、3人のもとを訪れ、名誉博士記を渡す予定(朝日、1.23)

■ 広島大で美術を学ぶ大学院生の案内で、愛媛県の大三島の美術館などを巡るバスツアー「アートな一日inしまなみ海道」が2月9日にある。車中や現地で大学院生が作品について解説を行い、参加者と交流しながら美術と触れ合う(中国、1.23)

■ 広島に投下された原爆の爆心地から1.2~2キロで被爆した人ががんで死亡する危険度について、投下直後の初期放射線より残留放射線などそれ以外の要因の影響が大きいとみられることが、広島大原爆放射線医科学研究所の大滝慈教授らの研究でわかった(朝日、1.24)

■ 広島大日本鶏資源開発プロジェクト研究センターなどの研究チームは23日、ニワトリの卵の段階で雄と雌の脳を入れ替えて、脳の性別と体の性別が異なる成鳥を得ることに成功した。雄の脳を移植された雌は産卵に異常が生じことから、研究チームは「脳も性別の決定に重要な役割を果たす可能性がある」としている(中国、1.24)

■ 広島大は23日、広島大病院長に茶山一彰病院長を再選した。任期は4月1日から2年間(中国、朝日、読売、1.24)

■ 中国地方の5県と4病院は23日、ドクターヘリが県境を越えて相互に乗り入れる広域連携の基本協定を結んだ。広島のドクターヘリ―の基地病院となる広島大病院の茶山一彰病院長は「近い方が患者さんの所に行くのは合理的。積極的に協力したい」と話している(中国、日経、1.24)

■ 【大腸がん治療の実力病院】広島大病院 診療実績(DPCデータ)(2011年4月~2012年3月) 直腸がん 手術あり 111例、手術なし 47例、結腸がん 手術あり 98例、手術なし 50例、医療機能評価 77点、がん拠点病院の指定あり、緩和ケア研修を修了した医師とカウンセリングに関する研修を修了した看護師が共同で患者の相談を受ける体制を敷いているとして届け出あり(日経、1.24)

■ 広島大は、DNAの動きを調べて法則性を解明する研究1件が、文部科学省の「生命動態システム科学推進拠点事業」に採択されたと発表した。同大大学院理学研究科の楯真一教授を中心とした20~30人規模の研究拠点を設置する。楯教授は「研究拠点では、人材の育成も図りたい」と話している(読売、1.25)

■ 広島大などの中国地方の5国立大学が2月15日、大阪市でビジネス交流会「イチ押しビジネス交流会」を開く。大学が所有する研究シーズの中から特色のある研究を紹介し共同研究を呼びかけるとともに、知名度アップをはかるのが狙い。広島大からは「デジタルヒューマン技術による製品ユーザービリティ評価」が紹介される(日刊工業、1.25)

■ 第11回キャンパスベンチャーグランプリ中国大会で優秀賞ビジネス部門広島ガス賞を受賞した広島大大学院・渡邊龍信さんと中本達哉さんの「日本の食品廃棄量を10%減らすためのスマートフォンアプリ」と奨励賞を受賞した広島大・本多真二郎さんの「介護情報配達事業~Deliver Relife~」の概要と今後の課題や市場性について紹介されている(日刊工業、1.25)

■ 比治山大と比治山短期大学部を運営する比治山学園は24日、放送大学副学長の二宮皓氏を新学長に選んだと発表した。二宮氏は広島大大学院教育学研究科修士課程を修了し、広島大副学長を務めるなどした(中国、1.25、読売、1.30)

■ 日本学士院は、第9回日本学士院学術奨励賞の受賞者6人を決定した。18世紀フランスのパリ王立科学アカデミーが専門家組織に成長する経緯をたどり、思想史の観点から諸科学の有用性の概念を歴史的に明らかにした広島大大学院総合科学研究科の隠岐さや香准教授が選ばれている(科学、1.25)

■ 第58回青少年読書感想文全国コンクールの県代表作品として選ばれた、広島大付属高2年の槇田清佳さんの作品が紹介されている(毎日、1.25)

■ 広島の被爆瓦を海外の大学に贈る活動をしている、広島大大学院生の嘉陽礼文さんは28日、原爆ドームの敷地内で、被爆時に地面に落下し、保存されているれんがを調べた。嘉陽さんが近くの元安川で集めたれんがが、ドームで使用されていたものかを確かめるためで、れんがに似た刻印があったことから、今後は被爆建物の専門家に問い合わせるなどして確認するという(中国、1.29)

■ 広島大宇宙科学センターは25日、太陽系の外縁にある天体「ヴァルナ」が、恒星を隠す「恒星食」を国内で初めて観測したと発表した。同センターは「今回の観測結果を、ヴァルナの形状や大きさ、太陽系の成り立ちなどを解明する手がかりにしたい」としている(中国、読売、1.26)

■ 旧広島市民球場跡地委員会が、3機能を軸とした4案を市に提示することになった。最終的には広島市の松井一實市長が、他の大規模未利用地との機能の調整を考慮して決断を下す。市内4カ所の大規模未利用地のうち二葉の里地区以外では活用の方向性が定まっていない。広島大本部跡地の再開発は市と国立大学財務・経営センターがそれぞれ所有する土地を交換するか調整が続いている(日経、1.26)

■ 広島大は30日、動画配信サービス「ユーストリーム」を活用して、浅原利正学長の定例記者会見のインターネット配信を始める。今後は「ユーチューブ」など他の動画配信サービスへの拡大も検討している(中国、1.29)

■ 第56回日本学生科学賞の中央審査で、県内から入選した研究について紹介されている。入選2等に広島大付属高3年の竹内将太さん、趙継美さん、中塩美梨さん、新山瑠璃さん、安武千晶さんの「重力に逆らう水!?-サイフォン現象の謎を解き明かす-」が選ばれている(読売、1.26)

■ 鑪幹八郎広島大名誉教授が代表を務める広島カウンセリング・スクールは、カウンセリングの講座の新年度からの受講生を募集している。講義や演習を通じて精神疾患や家族の問題など幅広いテーマについて勉強を行う(中国、1.27)

■ 【発信わがまち】東広島市を中心に活動している社会人劇団「芝居空間侍エレクトリカルパレード」代表の森新太郎さんが劇団の活動内容などについて語っている。森さんは広島大教育学部出身で、卒業後の2006年に劇団を立ち上げた(中国、1.28)

■ 広島県は2月5日、東京都で「広島県企業懇談会」を開く。県内企業や大学が首都圏の企業にビジネス交流を働きかけて、「広島」をPRするのが狙い。広島大が産学官連携をプレゼンテーションするほか、県内企業による自社技術の紹介や講演などが行われる(日刊工業、1.28)

■ 【私の師】広島大工学部教授などを経て現在は広島諸事・地域再生研究所代表を務める石丸紀興氏が、東京大学、大学院在学時に師事していた故・鈴木成文名誉教授への思いを語っている(中国、1.28)

■ 【医療ルネサンス 歯周病】新潟大や広島大などで基礎研究、臨床研究が行われている培養細胞による歯周組織の再生医療について紹介されている(読売、1.29)

■ まちなかリボンサロンが、広島市で2月2日に行われる。広島大病院乳腺外科 角舎学行氏が「術後の診察と定期検診」について解説を行う(中国、1.30)

■ 【専門医が診る】広島大病院腎臓内科 正木崇生教授が、読者からの「慢性腎臓病」に関する質問などについて答えている(中国、1.30)     

■ 広島大大学院教育学研究科は、3月10日に東広島キャンパスで「幼児教育講演会」を開催する。白梅学園大の無藤隆教授による講演のほか、無藤教授や広島大付属幼稚園の金岡美幸副園長らによるシンポジウムもある(読売、1.31)

■ 広島大は30日、成績が優秀な大学院生を対象にした後期授業料の全額免除枠を2013年度から拡大すると発表した。選考時期も6月から12月に変更して、10月入学の新入生の活用にも配慮した(朝日、1.31)

■ 広島大の学生たちが2月16日、東広島市の賀茂泉酒造で薫製作りをしながら地域課題などを語り合う交流会を開く(中国、1.31)

■ 大学が理工系の最先端研究を社会に発信する活動を活発化させている。教員・学生による企業関係者への展示会や、地方大学が東京のサテライトオフィスを活用しての情報発信を通じて、人材交流や産学連携につなげるのが狙い。広島大は今年度、新潟・佐渡島での新種のカエル発見や恒星食の観測などの成果の記者会見を東京都のサテライトオフィスで行った(日経、1.31)

■ 【肝臓がん治療の実力病院】広島大病院 診療実績(2011年4月~2012年3月) DPCデータの肝臓がん 手術あり 546例(うちラジオ波焼灼療法など17例)、手術なし 253例、医療機能評価 77点、 研修を受けた医師や看護師らでつくる緩和ケアの専従チームなどあり、 がん拠点病院の指定あり、 糖尿病治療などに5年以上従事した常勤医や糖尿病足病変の研修を受けた看護師がいるなどの施設(日経、1.31)

■ 広島大病院新診療棟の内部公開が、1月30日に行われた。3月末に完成、9月20日に開院予定(毎日、1.31)


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