平成25年3月

■ 花粉や胚のう、胞子の形成に際し、母細胞の核に含まれる遺伝子は2組(複相)から1組(単相)に変わる過程で重要な役割を果たす遺伝子は「ノックス2」であると、広島大などでつくる研究グループが突き止め、1日付けの米科学誌「サイエンス」に発表した(中国、3.1)

■ 広島県、広島市と県内5大学、県内に拠点を置く国際機関などが28日、「ひろしま平和研究・教育機関ネットワーク」を設立した。ネットワークの代表を務める広島大平和科学研究センターの上真一所長は「行政と大学、国際機関の一体的な取り組みは少なかった。内外にメッセージを発信していきたい」と抱負を語った(中国、3.1)

■ 広島大病院で28日、福島県南相馬市の市立総合病院に派遣される医科研修医2人の出発式があった。現地では仮設住宅での巡回検診やホールボディーカウンターを用いた内部被ばく検査などを行う(毎日、中国、3.1、朝日、3.2)

■ 【ぴぃぷる】若手研究者に贈られる日本学術振興会賞と日本学士院学術奨励賞を受賞した広島大大学院総合科学研究科の隠岐さや香准教授が紹介されている(読売、3.2)

■ 福島第1原発から16キロ~38キロ離れた福島県南相馬市を流れる4河川の水には、放射性物質がほとんど含まれていないことが、広島大大学院工学研究院の静間清教授の調査でわかった。静馬教授は「農業に使っても作物に影響がないレベル」として、3月中にも住民向けの説明会を行う予定(中国、3.3)

■ 東日本大震災と福島第1原発事故から約2年が経つ。広島大の「緊急被ばく対策委員会」は2年間で延べ1,327人の医師や看護師を派遣し、住民の健康調査を支えてきた。同大原爆放射線医科学研究所の神谷研二所長は「被爆地が積み上げた知識と技術をフクシマに役立てないと。その一心で動いてきた」と振り返る。また、同大大学院工学研究院の静間清教授は、民家や川底の砂など放射能汚染を調べるために福島県に通っている。(中国、3.3)

■ 【災害大国 迫る危機】広島県では避難用シェルターの開発などの津波対策を進めている。広島市の「NSP設計」は広島大と共同し、津波が来たときの緊急避難施設になるシェルターを開発中である。福山市の常石鉄工は広島大と共同で避難用の鋼製シェルターを開発した。広島大の一井康二准教授は、広島県は津波にどのように備えるべきか述べている(朝日、3.3)

■ 【病院の実力】「緩和ケア」 2011年度診療実績 広島大 入院患者190人、外来患者19人、専従医師1人、専従看護師2人(読売、3.3)

■ 広島大や神戸大などでつくる研究班が、特定外来生物の淡水魚、ブルーギルが池や湖沼に生息しているかどうかをわずかな水から判定する手法を開発した。広島大サステナブル・ディベロップメント実践研究センターの高原輝彦研究員は「湖沼で捕獲して生息の有無を調べるやり方に比べ、迅速化とコスト削減につながる。今後、誰でも簡単に利用できる手法として確立したい」と話す(読売、3.5)

■ 広島大病院から派遣された研修医2人が4日、福島県の南相馬市立総合病院で災害医療について学び始めた。初日は同病院の医師から事故直後の状況や現状の課題について話を聞いた。2人は15日までホールボディーカウンターを用いた内部被曝調査や仮設住宅で暮らす住民の健康管理などの実習を行う(中国、3.5)

■ 広島大は、成績優秀な大学院生を対象に後期の授業料を全額免除する独自の奨学制度の対象を、2013年度から拡大する。これまでの目安だった50人に1人を30人に1人として積極的な支援を行う(読売、3.5)

■ 【専門医が診る】血液中の脂肪分が増えすぎる脂質異常症の治療法や生活改善のポイントについて、広島大医学部出身で中国労災病院勤労者予防医療センターの高田耕基センター長が説明している(中国、3.6)

■ 【日本を創る 東日本大震災2年】原爆の被爆地である広島と長崎の大学や研究機関では、放射線の健康への影響について、蓄積した知見を活かすため、福島県に研究者を派遣して健康管理調査に協力してきた。広島大では100ミリシーベルト以下の低線量被曝が人のDNAに与える影響を調べる共同研究プロジェクトを2012年度から進めている(中国、3.6)

■ 広島大の学生3人が、地元の学生街「下見地区」の活性化を考える「下見まちづくりプロジェクト」を発足させた。6日に初会合が開かれ、案内役の教授2人と呼び掛けに応じた学生を合わせ計19人が街を歩き、まちづくりの課題とアイデアについて話し合った(中国、3.7)

■ 6日、福島大は、広島大などと共同で「環境放射能研究所」を2013年度中に設立すると発表。福島第1原発事故で放出された放射性物質の影響を調べ、効果的な除染や食物中の放射線量低減につなげる(中国、3.7)

■ 【フクシマとヒロシマ 2年 <5>】広島大病院の研修医、豊田有加里さんと沢田桐子さんは福島県の南相馬市立総合病院で15日まで、災害医療を学んでいる。研修は、福島県立医科大と結んだ連携協定の一環で、広島大病院の茶山一彰院長は「事故から2年のいま、フクシマの人々の心身両方の健康状態を確かめて帰ってくれば、今後の支援の参考になる」と意義付けている。また、広島大は核被害を受けた被災地の復興支援をけん引する人材を養成するために、昨年「フェニックスリーダー育成プログラム」を大学院の博士課程に設置。学生は将来、国際機関や医療機関、原発立地自治体などでの活動が期待される(中国、3.8)

■ 全国の自然科学系の大学生・高等専門学校生が集まって研究成果を発表する「サイエンス・インカレ」が2日と3日、千葉市で開かれた。「効率の良いプロテインスキマー」を発表した広島大学物理学科の瀧野百合香さんは「『タンパク質濃度の測定系が実際の水槽の濃度と合ってない』と指摘された。生物も勉強しないと」と振り返っていた(日刊工業、3.8)

■ 広島大で8日、前期日程入試の合格発表があった。全11学部で4,552人が受験し、1,972人が合格した。実質倍率は前年度より0.1ポイント高い2.3倍で、広島県内出身者は全体の31.9%だった(中国、読売、産経、毎日、3.9)

■ 【叙位勲章】(8日)正四位 広島大学名誉教授 陣崎克博氏(産経、3.9)

■ 9日、東広島市の広島大総合博物館でミュージアムコンサートが行われた。展示室にスペースを確保し、教育学部3年の小村茉莉加さんたち4人が、バイオリンやビオラを演奏した(中国、3.10)

■ 9日、食をテーマに、病気の予防法を考える県民フォーラム「お天気と心筋梗塞・脳卒中」が開かれ、約240人が参加した。広島大大学院の木原康樹教授が講演し、肥満が心筋梗塞や脳卒中の発症リスクを高めると強調し、食事の内容をメモするなど「自分の食べている量を正しく知ろう」と呼び掛けた(中国、3.10)

■ 柿渋のノロウイルスの有効性について広島大と共同研究している、業務用アルコール製剤・衛生管理製剤メーカーのアルタンが紹介されている。今後も広島大との共同研究でデータを蓄積し、より効果が高い製剤の開発、改良を進める(日刊工業、3.11)

■ 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で、医療支援などで被災地を支援してきた広島大学が「東日本大震災・福島原発災害と広島大学」を発刊した。大学病院災害派遣医療チーム、緊急被ばく医療チームの医師や看護師、診療放射線技師、事務職員ら55人の手記をまとめた。浅原利正学長は「被災地への支援が被災地住民の期待通りに行われたか否か、を含めて支援活動の検証を行ったうえで、今後の活動に生かしていきたいとの思いがある」と述べた。希望者には無償で配布する(産経、毎日、中国、3.12)

■ 広島市内の街頭4カ所で、県内の大学に通う学生約60人が被災地支援の募金活動に取り組んだ。広島大の学生が昨年から計画し、賛同した他大学の学生らと活動を行った。広島大2年の村上綾菜さんは「風化させないため、小さなことでも支援を続けていきたい」と話した(読売、3.12)

■ 【2012広島県陸上ランキング 下】女子走り幅跳び 4位 5m61 三輪真琳(広島大) (中国、3.12)

■ JR山陽線で12日、広島―岩国間で約2時間に渡って上下線の運転が見合わせられ、約1万3千人に影響が出た。後期日程の2次試験が始まった広島大では、東広島キャンパスの8学部で、試験開始を最大2時間繰り下げたほか、霞キャンパスでも一部の学科を除き1時間繰り下げた(中国、毎日、3.13)

■ 国公立大2次試験の後期日程が12日、全国131校で始まった。広島大は1,059人が受験した(中国、読売、3.13)

■ 広島大は12日、2次試験後期日程に出題ミスがあったと発表した。教育学部第四類音楽文化系コースが実施した実技課題で、学生募集要項で示していた出題範囲外の出題を行ったため、試験終了後受験した学生全員の再試験を実施した(中国、読売、朝日、毎日、3.13)

■ 【大学】広島大学にある世界で唯一の両生類研究拠点「両生類研究施設」が紹介されている。解剖なしで臓器や血管を観察することができる透明なカエル「スケルピョン」の開発や絶滅危惧種である「アマミイシカワガエル」の人口繁殖に成功するなど、さまざまな両生類の遺伝や進化、生態の研究が行われている(日経、3.14)

■ 広島県の医療用ヘリコプター(ドクターヘリ)の本格運用が5月1日に始まることが13日、固まった。実務を担う広島大病院と県内の消防組合・本部との調整が順調に進んだため、当初の予定より2カ月前倒しされることとなった。運用態勢について話し合う調整委員会の初会合が13日に行われ、広島大病院高度救命救急センターの谷川攻一センター長が今後のスケジュールを説明し、患者の受け入れ先を県内の18病院とすることも承認した(中国、3.14)

■ 2月15日にロシア南部に落下し、大きな被害をもたらした隕石について、広島大大学院教授などを経て、現在は大阪大大学院理学研究科教授で広島大大学院理学研究科客員教授も務める寺田健太郎氏が解説している(中国、3.14)

■ 広島大大学院生物圏科学研究科の太田伸二教授の研究グループは、サイカチマメゾウムシの幼虫から老化予防に有効な物質を発見した。太田教授は「将来は企業と協力し、アンチエイジング化粧品を商品化したい」と意欲をみせている(中国、3.15)

■ 広島大大学院の越智光夫教授が考案した「自家培養軟骨」が、4月1日から保険適用されるようになる。「自家培養軟骨」は患者の股関節の軟骨細胞を培養して欠けた部分に移植するもので、国内の研究者が開発した再生医療技術への保険適用は国内で初めてとなる(中国、3.15)

■ JFEスチールと広島大学は15日、福山内港での製鋼スラグによる水質改善実験で、ホヤなど6種類の生物を確認したと発表した。製鋼スラグが硫化物の発生を抑えて水質が改善し、生物が生息できる環境になったという。実験に携る広島大学大学院工学研究科の土田孝教授は生物の生息について「予想以上だ」と評価している(日経、3.16、読売、3.17、中国、3.28)

■ 【週刊お年寄り 医療・介護編】高齢になると、転んだだけで足の付け根の骨が折れ、寝たきりになってしまう人がいる。広島大の安永裕司教授によると、骨粗鬆症の患者は足や腕のつけ根、手首、肋骨、脊椎の骨を折りやすく、足のつけ根の場合、「歩けなくなって足の筋力が落ち、寝たきりにつながりやすい」と話している(朝日、3.16)

■ 東広島市教育委員会や広島大などの4団体は16日、本年度市内で実施した遺跡の発掘調査の報告会を西条西本町で開き、各団体の担当者が成果を発表した(中国、3.17)

■ みその効能に詳しい広島大の渡辺敦名誉教授が県栄養士会の招きで講演し、みそを食育に生かすよう訴えた。栄養士約100人が参加し、みそを使った料理の試食会なども行われた(中国、3.17)

■ 【キャンパスリポーター発】東日本大震災から2年になる11日、広島大の学生が東広島キャンパスで「キャンドルナイト」を開いた。キャンドルサークル「灯」が企画したもので、参加者は震災からの復興を祈った(中国、3.18)

■ 東広島医療センターの市民公開講座「がん診療の最前線」が17日、広島大サタケメモリアルホールで開かれ、参加者はがんの予防法や治療の心構えについて学んだ(中国、3.18)

■ 【まな☆VIVA】中国の大気汚染の原因で、日本でも健康被害が懸念されている微小粒子状物質「PM2.5」。「PM2.5」の健康への影響や対応策について、広島大大学院の高橋嘉夫教授が解説している(中国、3.18)

■ 原爆ドームの前身である県物産陳列館の建築に、香川県観音寺市の讃岐煉瓦で製造されたれんがが使われていた可能性が高いことを、広島大大学院生の嘉陽礼文さんが突き止めた(中国、3.18)

■ 任期満了に伴う廿日市市議選は17日告示され、計34人が立候補した。広島大出身の高橋みさ子氏、林忠正氏、広島大大学院出身の藤田敏雄氏が立候補している(中国、3.18)

■ 原爆投下後の翌年、音楽の力で市民を元気にしようと、広島市内の旧制高校や専門学校の学生が結成した「広島学生音楽連盟」のドキュメンタリー映画が完成した。「広島学生音楽連盟」は、広島大の前身である広島高等学校などの学生約100人が参加し、4年間活動していた(中国、3.18)

■ 原爆ドームのれんがについて調べている広島大大学院生の嘉陽礼文さんが18日、製造元の一つとみれられる香川県の讃岐煉瓦を訪ねた。嘉陽さんがドーム敷地内と元安川で収集したれんがの一部について、同社でれんが製造の責任者だった三好則夫さんは「うちの製品だ」と断言した。れんがは近く広島大で公開される予定(中国、3.19)

■ 高齢者を狙った悪徳商法について考える「高齢者の消費者被害防止シンポジウム」が広島市で開かれた。NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」理事長の樋口恵子氏による基調講演のほか、広島大学病院特命広報・調査担当役の山内雅弥氏をコーディネーターとし、パネル討論が行われた(中国、3.20)

■ 広島大大学院生物圏科学研究科の太田伸二教授らの研究グループは、マメ科の植物であるサイカチに寄生する昆虫「サイカチマメゾウムシ」の体内で、強い抗酸化作用のある脂質が作りだされていることを世界で初めて発見した。(産経、3.21)

■ 広島大付属高の生徒が、被爆樹木のヒロシマエバヤマザクラのクローン培養に成功した。生徒は日本植物生理学会で23日、研究成果を発表する(中国、朝日、3.22)

■ 東広島市などが地元の学生から募った地域課題研究懸賞論文の優秀作5点が決まり、22日に市役所で表彰式が行われた。最優秀賞は、オオサンショウウオの生態を明らかにした広島大大学院生物圏科学研究科の山崎大海さんの研究が選ばれ、2位の優秀賞には景観の変遷について団地を舞台に調べた同大大学院教育学研究科の杉谷真理子さんの研究が選ばれた(中国、3.23)

■ 第1回赤ひげ大賞の表彰式が22日、東京都内で開かれた。受賞者の一人である広島大学医学部出身の鈴木クリニック 鈴木強院長は「献身的に支えてくれた看護師などみんなでいただいた賞。患者さんたちも受賞をわがことのように喜んでくれ、とてもうれしい」と語った(産経、3.23)

■ 広島大は22日、同大病院の医師が、患者の個人情報を記録したUSBメモリーを院内で紛失したと発表した。悪用された報告は無いという。浅原利正学長は「深くおわび申し上げる。再発防止に取り組む」とコメントした(毎日、中国、朝日、読売、3.23、産経、3.24)

■ 広島大は23日、東広島運動公園体育館で卒業式を開き、11学部と12研究科、1専攻科の計3,713人が母校を巣立った(中国、3.24)

■ 広島市は、正確な実態がわかっていない広島原爆の被爆者数を14年ぶりに調査した結果、前回より約1万5千人多い約55万7千人に上ることがわかった。調査に携わった広島大原爆放射線医科学研究所の大谷敬子助教は、今回の調査で被害や死亡届があった人はほぼ網羅できたと評価。「今後は被爆状況と死亡時期を分析し、放射線の初期影響を調べる研究を進めていきたい」と語った(産経、3.24)

■ 第1回「日本医師会 赤ひげ大賞」に選ばれた広島大医学部出身で、鈴木クリニック院長を務める鈴木強医師が医療への思いを語っている(産経、3.25)

■ 【まな☆VIVA 公民】法務省で改正の議論が進められている民法について、広島大大学院法務研究科の野田和裕教授が解説している(中国、3.25)

■ 福島県南相馬市で災害医療を学んだ、広島大病院の研修医である豊田有加里さんと沢田桐子さんの2人が25日、同病院で報告を行った(中国、3.26)

■ 県営広島西飛行場の跡地活用を考える検討会が25日、活用策の素案をまとめた。市は跡地に広域防災、スポーツレクリエーション、新たな雇用創出、の3つの機能を持たせる方針を示しており、検討会では機能ごとの配置などを提案、具体的な施設や規模は今後検討することとした。座長を務めた広島大大学院の戸田常一教授は「民間にも参画してもらうことを期待したい。早期に実現することが肝要だ」と話した(朝日、3.26)

■ 二酸化炭素の排出抑制の観点から、原子力発電の在り方を考える国際シンポジウムが広島大の主催で25日に行われた。パネル討論では、広島大特任教授の秋葉忠利前広島市長や広島大原爆放射線医科学研究所の神谷研二所長など国内外の研究者5人が意見を交わした(中国、3.26)

■ 元広島大附属高校国語教師の小山清氏が、「新版・柳田国男八十八年史の研究」の刊行に昨年着手し、今秋完結させる(中国、3.27)

■ 【第33回東広島市長杯争奪卓球大会・団体戦(2月17日)】男子・1部 2位 広島大A(小坂康文・山田健二・有津和秀・西岡拓朗)、3位 広島大B(硴塚貴博・佐藤博紀・福島悠・平田裕也・池淵賢志)、 女子・1部 2位 広島大(塚原桃子・山下慶子・佐竹里香・水野結衣)(読売、3.27)

■ 【論ステーション】広島大工学部出身で、野田内閣において官房長官を務めた藤村修氏が今後の民主党の在り方などについて自身の考えを語っている(毎日、3.27)

■ 広島大の「フェニックス入試」が先がけといわれているシニア世代への大学開放の動きが全国的に広がっている。大学側も入試制度の簡略化や奨学金制度を設定するなど支援を強化している(産経、3.27)

■ カンボジアでの歯科検診や予防教育を行っている広島大学歯学部は24日、同学部で活動報告会を開いた。今年の2月に現地で活動を行った歯科医師や歯科衛生士、学生らが報告を行った(毎日、3.27)

■ 広島大は27日、東広島キャンパスに平和関連資料の展示スペースを開設した。同大大学院生の嘉陽礼文さんが採取した被爆瓦とれんが、広島大の前身である広島文理科大の被爆タイルなどが展示されている。この日行われた除幕式で浅原利正学長は「被爆地にある大学の使命として、内外に平和を訴えていく」とあいさつした(読売、中国、毎日、3.28)

■ 庄原市東城町帝釈未渡の市複合観光施設「まほろばの里」内に、広島大の帝釈峡野外実習施設が完成し、27日に竣工式が行われた(中国、3.28)

■ 広島商工会議所と広島大は、社会人向けに連携開講している「広島夕学講座」の2013年度前期受講生を募っている。同講座は慶応丸の内シティキャンパスが企業人や文化人を招いて開いている特別講演をインターネット中継で同時受講するもので、ほかにも広島商工会議所を会場とした講演もある(読売、3.28)

■ 広島大放射光科学研究センターは新年度、電子の状態を高精度で観測するために、紫外線レーザの照射装置を導入する。谷口雅樹センター長は「あらゆる物質の研究を飛躍させ、環境やエネルギー問題の解決に貢献したい」と話す(中国、3.29)

■ 広島大学4月1日付け人事(朝日、3.29)

■ 日本臓器移植ネットワークは28日、東京都内の病院に入院中の女性が脳死判定されたと発表した。肝臓は広島大病院で移植される予定だという(中国、3.29)

■ 【Ya!っぱれ】広島大の東広島キャンパスの北側にある下見地区にある店を学生スタッフが紹介している(Cue、3.29)

■ 広島大医学部「ふるさと枠」で4月から入学する18人と、自治医大に入学する3人が県庁で湯﨑英彦知事から激励を受けた(朝日、3.30)

■ 福島第1原発事故について考えるシンポジウムが31日、広島市の原爆資料館で開かれる。広島大特任教授の秋葉忠利前広島市長らが、福島の現状や世界の原発事故などについて講演する(中国、3.30)

■ 5月から本格運航が始まるドクターヘリが29日、広島ヘリポートで公開された。普段は同ヘリポートに駐機し、広島大病院や県立広島病院の医師や看護師が交代で常駐する(朝日、3.30)

■ 広島大病院は30日、東京都内で脳死と判定されたドナーから提供された肝臓を、広島県内の男性に移植する手術を終えたと発表した(中国、3.31)


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