平成25年12月

■ 県郷土史研究協議会は11月30日、広島大の東広島キャンパスで見学会を開いた。約200人の参加者が埋蔵文化財調査室などの研究施設を巡った。また、同大総合博物館の藤野次史教授がキャンパス内の遺跡を解説し、同大文書館の小池聖一館長による「作家梶山季之とその時代」の講演も行われた(中国、12.1)

■ エヌエフ基金は「第2回研究開発奨励賞」の優秀賞受賞者を決定した。奨励賞に広島大大学院先端物質科学研究科の池田丈助教の研究「シリコン結合タンパク質をインターフェースとした半導体とバイオテクノロジーの融合による新規バイオセンサーの開発」が選ばれた(日刊工業、12.2)

■ 旧陸軍被服支廠で被爆した元動員学徒たちが、今も広島市に残るこの建物の活用策を考える市民団体の設立を目指す。賛同呼び掛けを兼ね、被爆建物に関する講演会を12月15日に開く。講演会では、広島大大学院の杉本俊多教授などが講演を行う(中国、12.2)

■ 【学園都市の研究室 第4部 1】広島大大学院生物圏科学研究科の都築政起教授が行っている日本固有のニワトリ「日本鶏」に関する研究が紹介されている。都築教授は、日本鶏のDNA情報を活用し、肉がおいしく産卵率が高いニワトリをつくる研究を行うとともに、文化財としての日本鶏の保護を進めている(中国、12.3)

■ 広島大大学院医歯薬保健学研究院の浦辺幸夫教授は、靴下製造のコーポ―レーションパールスターと共同開発した、外反母趾の症状緩和に効果がある靴下の改良品を発表した。浦辺教授は「はき心地も向上させた。外反母趾の負担を軽減すれば歩く機会も増え、健康づくりにつながる」と話している(中国、12.3)

■ 【火論】広島大卒で毎日新聞社専門編集員の玉木研二氏が、ドキュメンタリー映画「ファルージャ」を紹介している(毎日、12.3)

■ 広島大本部跡地の再開発で、広島大と広島市はマンションや学生・留学生向け施設、病院などを組み合わせた企業グループの計画案を採用する方針を固めた。計画案は3日に広島大の浅原利正学長と松井一実市長が発表する予定だったが延期されることになった。松井一実市長は3日夕方、緊急記者会見を開き、広島大本部跡地の再開発事業計画案発表が見送られた経緯を説明した。松井市長は、一部議員から『議会で審議する必要がある』という意見が出たことが理由と話し、議会で審議する性格でない案件であることを再度説明したうえで発表する方針(中国、日経、読売、朝日、12.4)

■ 【学園都市の研究室 第4部 2】広島大大学院生物圏科学研究科の吉田将之准教授が行っている刺激に対する魚の反応に関する研究が紹介されている。その魚の反応から感情を読み取り、水産技術の向上につなげていくことを目指している(中国、12.4)

■ 放射線影響研究所(放影研)は11月30日、管理する試料の活用方法を議論する市民講座を開いた。広島大の浅原利正学長が座長を務めたパネルディスカッションには同大原爆放射線医科学研究所の稲葉俊哉所長らが参加し、活用方法について意見を交わした(朝日、12.4)

■ 【広島スポーツ】◆2013年アーチェリー度県高校アーチェリー新人大会<30メートル・30メートル>=個人 【男子】岡田一和(広島大付)(読売、12.4)

■ 皮膚が半透明の珍しいアマガエルが鳥取市で見つかり、広島大の両生類研究施設に送られた。色素が減少、または欠乏するメカニズムを研究するうえで貴重な個体になるとみられている(産経、12.4)

■ 【でるた】広島大で非常勤講師を務めるウルシュラ・スティチェック氏が、自らが携わったネパールと日本の学校間交流について話している(中国・夕、12.5)

■ 広島大の前身にあたる広島高等師範学校の卒業生で、作家の梶山季之氏の自筆原稿や取材ノートなどを紹介する企画展「作家梶山季之とヒロシマ」が、広島大中央図書館で開催されている。3日には妻・美那江さんが訪れ、同大文書館の小池聖一館長らの案内で会場を見学した(読売、12.5)

■ 広島大本部跡地の再開発で、市と広島大が事業計画案を採用する方針を固めた民間企業グループは2018年までの施設完成を目指していることがわかった。計画案ではエリアのシンボルとなる高層分譲マンションは18年、学生向け賃貸住宅や就職支援窓口、ベンチャー支援オフィス、病院などその他施設は16年の整備を予定している(中国、12.5)

■ 【風のほほえみ】広島大の町田宗鳳教授が、東日本大震災の被災地で出会ったエピソードから生きていることの尊さについて語っている(読売、12.5)

■ 【学園都市の研究室 第4部 3】広島大大学院生物圏科学研究科の谷田創教授が行っているイノシシの農作物被害に関する研究が紹介されている。谷田教授は15年に渡りイノシシの生態を調査し、地域ぐるみでの対策を提案している。一方で谷田教授は、動物を教育に取り入れる研究も手がけており、人と動物の共生の道を模索している(中国、12.5)

■ 広島県内の産学官機関が連携して設立した「広島県インターンシップ促進協議会」に広島大も参加。企業と学生をマッチングし、県内の就職に結びつける(日刊工業、12.5)

■ 広島大大学院社会科学研究科の森辺成一教授が特定秘密保護法案について意見を述べている(中国、12.6)

■ 7月の参院選の1票の格差をめぐり、広島高裁が広島・山口選挙区も選挙を「違憲状態」とした判決を下したことを受けて、広島大大学院の新井誠教授が見解を述べている(中国、12.6)

■ 【学園都市の研究室 第4部 4】広島大大学院生物圏科学研究科の海野徹准教授が行っているチヌの生態に関する研究が紹介されている。海野准教授はチヌのDNAから親子関係を鑑定し、80年代以降続いた放流の効果を調べた。放流は2009年にストップしたが、今後は個体数維持の観点から調査を続けていく。そのほかにも、チヌの行動を調べて貝やノリの食害防止につなげていくという(中国、12.6)

■ 広島市で8日、広島大学体育会合気道部四十周年記念演武大会が開催される(読売、12.6)

■ 広島大病院は、海外渡航前のワクチン接種や帰国後の体調不良などに対応する「渡航外来」を中国地方で初めて開設し、診療を始めた(読売、12.6、朝日、12.14)

■ 広島市で7日、田村和之・広島大名誉教授が講師を務める講演会「大詰めにきた原爆症認定問題を考える」が行われる(中国・夕、12.6)

■ 広島高裁は5日、今年7月の参院選広島選挙区などについて「違憲状態」とする判決を出した。11月28日の「違憲・無効」からは後退した内容となったが、選挙制度見直しに関して様々意見が出ている。広島大3年の鬼村はるかさんは「1票の格差があるのは認められない。ただ、選挙自体を無効にするのではなく、今の国会議員でもっと格差を縮める努力をしてほしい」と話す(毎日、12.6)

■ 【学園都市の研究室 第4部 5】少量のアルコールは体に良いという説を動物実験で証明した、広島大大学院生物圏科学研究科の加藤範久教授の研究が紹介されている。1981年に英国の研究者が、アルコールを少量飲む人は大量に飲む人や全く飲まない人に比べ、死亡率が低いという報告をしているが、これまで動物実験による立証はなかった(中国、12.7)

■ 広島大本部跡地の再開発について、広島大と市が採用した企業グループの事業計画案の発表が延期された問題で、市は9日にあらためて計画を発表することを決めた(中国、読売、産経、12.7)

■ 東広島市の靴下メーカー「コーポレーションパールスター」は、「転倒防止マーク」を作成し、転ばない環境づくりを呼びかけている。デザインを担当した広島大大学院の江崎哲教授は「より強いインパクトで転倒を止めるという意味を示すため、禁止マークのデザインにした」と話している(朝日、12.7)

■ 【地域密着ラジオ!FMちゅーピー(第2木曜日午後3時30分~3時40分)】◆働き学ぶ~東千田の社会人向け大学院~◆で、公益財団法人鉄道総合技術研究センターレールアドバイザーの中尾正俊氏が広島大大学院での研究内容などを語る(中国・夕、12.7)

■ 国の原爆症認定制度について考える講演会が7日、広島市で行われ、田村和之・広島大名誉教授が有識者の検討会が4日にまとめた最終報告を解説した(中国、12.8)

■ 広島市と広島市は9日、広島大本部跡地の再開発事業で採用した事業計画案「広島ナレッジシェアパーク」を発表した。企業グループは市、広島大と協定を締結し、土地を所有する国立大学財務・経営センターと売買契約を結ぶ予定(中国・夕、12.9 中国、毎日、産経、日経、読売、朝日、12.10)

■ 広島大大学院法務研究科長 大久保隆志教授=新任。任期は2014年4月1日から2年間(読売、中国、12.10)

■ 11月27日に亡くなった教育者の曻地三郎さんの評伝が掲載されている。曻地さんは広島大の前身にあたる広島高等師範学校出身で、1954年に特別支援学校の先駆けとなる施設「しいのみ学園」を創設し、障害児教育に力を注いだ(中国、12.10)

■ 【今を読む】政府の教育再生実行会議の有識者メンバーで、広島大の特別顧問を務めている大竹美喜氏が、教育について自らの理念を語っている(中国、12.10)

■ 広島修道大や広島大などの学生は、台風30号の被害を受けたフィリピンの被災地を支援するグループを結成した。大学や街頭で寄付金を集め、フィリピン大使館を通じて現地に送るほか、広島フィリピン友好協会の支援活動も手伝う予定だという(中国、12.10)

■ 広島大サタケメモリアルホールで14日、広島大合唱団第56回定演が行われる(中国・夕、12.10)

■ 広島大病院「スポーツ医科学センター」のセンター長を務める越智光夫教授が、運動のしすぎが原因の故障であるスポーツ障害の症状や予防法について解説している(中国、12.10)

■ 【火論】広島大卒で毎日新聞社専門編集員の玉木研二さんが、大正時代におきた「川井訓導事件」と道徳教科化を取り上げ、あるべき道徳教育の姿について意見を述べている(毎日、12.10)

■ 広島市は10日、市議会都市機能向上対策特別委員会で、広島大本部跡地を整備する事業計画案の選考理由などを説明した(読売、中国、12.11)

■ 京都大学大学院の真下知士特定准教授の研究グループは広島大の山本卓教授、松浦伸也教授らと共同で、高活性型の人工組み換えヌクレアーゼ「TALEN」を開発し、ゲノム編集でカエルやラットの遺伝子改変に成功した。iPS細胞の効率的な遺伝子改変などへの応用が期待されるという。成果は英科学誌サイエンティフィック・リポーツ電子版に掲載された(日刊工業、12.11)

■ ◆2013年度広島市選手権水泳競技大会 【男子】・一般 ◇自由形 ▽50メートル 1位 東條文和(広島大)◇背泳ぎ ▽50メートル 1位 野口健人(広島大)◇平泳ぎ ▽100メートル 1位 森正樹(広島大) ◇バタフライ ▽100メートル 平野耕一(広島大) ◇個人メドレー ▽200メートル 1位 東條文和(広島大)【女子】・一般 ◇平泳ぎ ▽50メートル 1位 尾崎葵(広島大) ▽100メートル 1位 竹中萌(広島大) ◆広島ワイズライオンズクラブ杯広島市中学バスケットボール交歓大会兼第31回全関西広島市予選大会 【男子】5~8位決定トーナメント▽1回戦 広島大付59-50口田 ▽5位決定戦 広島大付30-72古田 ◆広島市中学新人大会 陸上 【男子】◇2部 ▽走り高跳び 1位 藤森直希(読売、12.11)

■ 中国中学柔道選手権大会で優勝した東広島市立高屋中3年の大垣亮太さんが紹介されている。大垣さんは中学の柔道部を引退した現在は広島大などで実践稽古に取り組んでいる(読売、12.11)

■ 第30回「織田作之助賞」に、広島大出身の小山田浩子さんの小説「工場」が選ばれた(中国、毎日、朝日、産経、12.11)

■ 東広島市で15日まで、広大マスターズ市民講座「東広島を楽しくスケッチしよう」成果発表展が行われている(中国・夕、12.11)

■ 広島大の前身にあたる広島高等師範学校出身で、11月27日に亡くなった教育者・曻地三郎さんのお別れ会が、曻地が創設した知的障害児通園施設「しいのみ学園」で行われる(毎日、12.11)

■ 小倉貞秀氏(おぐら・さだひで=広島大名誉教授)11日死去、91歳(朝日、読売、毎日、12.12)

■ 菅野義信氏(かんの・よしのぶ=広島大名誉教授)10日死去、83歳(朝日、読売、毎日、12.12)

■ 【この1年 建築】広島大の前身にあたる旧制広島高校出身で建築家の丹下健三氏の生誕100年にあたって、瀬戸内地方で開催された展示、シンポジウムについて触れられている(毎日、12.12)

■ 広島大東広島キャンパスで18日、講演会「オーストラリアにおける吃音臨床の実際」が開催される(読売、12.13)

■ 府中南公民館で15日、「2013府中音楽フェスティバル~平和を願うフォーク&ポップス音楽祭」が開催される。スペシャルゲストとして、広島大情報メディア教育センターの中村純教授、広島大パンフルート同好会大人組が出演する(中国・夕、12.13)

■ 14日、呉市の川尻公民館で「『音楽の玉手箱』ロビーコンサート~広島大ジャズ研究会メンバーによるクインテット」が開催される(中国・夕、12.13)

■ 【でるた】広島大大学院社会科学研究科の戸田常一教授が、中国地方の中小都市が活力を維持していける地域づくりについて意見を述べている(中国・夕、12.13)

■ 広島大大学院医歯薬保健学研究院の今泉和則教授と斎藤敦助教らのグループは、膝関節などの軟骨細胞が特定のタンパク質の働きによって増殖するメカニズムを 突き止めた。今後は、成熟した生体の軟骨細胞に効果があるのかどうか課題であり、軟骨のすり減る変形性膝関節症の治療への応用が期待される(中国、 12.13 日刊工業、12.16)

■ 被爆建物「旧広島陸軍被覆支廠」の保存、活用を訴える懇談会設立を目指すメンバーが15日、広島大大学院の杉本俊多教授らを迎えて講演会を行う(読売、12.14)

■ 「原爆被害者相談員の会」は7日、田村和之・広島大名誉教授を講師に招き、原爆症認定制度の見直しについて講演会を開いた(毎日、12.14)

■ 優れた教育実践者をたたえる第22回ペスタロッチー教育賞の表彰式が13日、広島大の東広島キャンパスで行われた。受賞したNPO法人東京シューレの奥地圭子理事長の記念講演もあった(中国、12.14)

■ 【この人】広島大大学院教育学研究科が創設したペスタロッチー教育賞を受賞したNPO法人東京シューレの奥地圭子理事長が紹介されている(中国、12.14)

■ 中教審が13日、文部科学相に教育委員会制度改革案を答申した。その中の首長に教育行政の最終権限を移す案について、広島大大学院の河野和清教授などが意見を述べている(中国、12.14)

■ 第57回県科学賞で特選となった、広島大付属高3年の熊谷彩花さん、五島雛子さん、都留裕梨さん、藤井ほのかさん、松江菜々美さんによる「こすれてできる毛玉の研究」、佐々木美緒さん、田辺早貫子さん、浜岡萌音さん、若松海燕さんによる「指紋の役割~ページが突然めくれなくなるにはなぜか~」が紹介されている(読売、12.14)

■ 広島大出身で脚本家の遊川和彦氏が脚本・監督を務めたテレビドラマ「遊川和彦への挑戦状『30分だけの愛』」が紹介されている(中国、12.15)

■ 広島大大学院理学研究科が開催しているサイエンスカフェが「星と元素と宮沢賢治」をテーマに14日、東広島市のカモキホールで開かれた(中国、12.15)

■ 山内雅弥・広島大病院特命広報調査担当役が、教育学者の大田堯氏の著書「大田堯自選集成1」を紹介している(中国、12.15)

■ 政府の大学入試制度の改革案について、中国新聞社は中国地方の国立大5校に対してアンケートを行った。この中で、広島大の浅原利正学長は、人物評価の重視点について「海外留学の経験や部活の実績など」と回答し、面接重視が与える学力への影響については「面接重視と学力重視が対立的にとらえられることを懸念」と答えた。新制度について、広島大入試センター長の杉原敏彦教授は「センター試験の1点刻みに左右される、ゆがんだ進路指導が減るのではないか」と話している(中国、12.16)

■ 広島市で21日、歎異抄講話が開かれる。講師は松田正典・広島大名誉教授が務める(中国、12.16)

■ 県バスケットボール交流大会秋季リーグ 【女子】広島大86-65広島文化学園大(中国、12.16)

■ 東日本大震災で被災した宮城県名取市の堤防の再建に、広島大大学院工学研究院の日比野忠史准教授らが考案した海底泥を活用する技術が採用された。津波で打ち上げられた泥の処理はまだ終わっておらず、日比野准教授は「泥の有効利用につながる研究を引き続き進めたい」と話す(中国、12.16)

■ 15日、広島市にある被爆建物である旧陸軍被服支廠の保全を考える講演会が行われた。広島大大学院工学研究院長の杉本俊多教授は「街の歴史、進化を目に見える形で残すことが、平和都市をデザインする上で重要だ」と話した(中国、12.16)

■ 【私の師】広島大文学部出身で溪水社社長の木村逸司氏が、恩師である松元寛・広島大名誉教授、野地潤家・広島大名誉教授との思い出について語っている(中国、12.16)

■ 【火論】広島大卒で毎日新聞社専門編集員の玉木研二さんが、大学入試の改革について論じている(毎日、12.17)

■ 【広島:京都文化フォーラム「流れる歴史 水の恵み」詳報】賀茂泉酒造蔵主である前垣寿男氏が、西条の山と水の環境保全の取り組みについて語り、その活動には広島大の学生も参加しており、卒業後全国で西条の活動を広めてくれる可能性に期待していると語っている(中国、12.17)

■ 広島県教委は、併設型の中高一貫を県内に新たに1校設ける方針を固めた。新設は、坂越正樹・広島大副学長が会長を務める協議会が3月に提言したもので、2014年度から設置場所などを検討し、24年春までの開校を目指す(中国、12.17)

■ 【この1年 文芸】文芸評論家と毎日新聞記者の5人が「2013年の5作」を挙げている。そのうち2人が広島大出身の小山田浩子氏の「工場」を挙げた(毎日、12.17)

■ 【こんにちは広島】被爆建物である旧陸軍被服支廠の保全を訴える「旧被服支廠の保全を願う懇談会」発足の準備に携る都市計画プランナーの山下和也氏が紹介されている。山下氏は大学時代、広島市の復興と街づくりを研究する石丸紀興・元広島大教授の下で学び、市の調査を手伝ったの機に被爆建物に関心を持ったという(毎日、12.17)

■ 厚生労働省は16日、原爆症の認定制度に関して、がん以外の4疾病についての認定基準を緩和する案を外部の有識者でつくる同省の被爆者医療分科会に示し、了承された。厚生労働省が示した案について、田村和之・広島大名誉教授が意見を述べている(毎日、12.17)

■ 広島市は16日、広島大本部跡地にある被爆建物、旧理学部1号館の劣化状況や耐震強度の調査を開始した。市は来年3月までに調査結果をまとめ、保存・活用法を考える方針(中国、毎日、12.17 読売12.20)

■ 【回顧2013 1】広島電鉄で1月に行われた、広島大出身の椋田昌夫氏が社長に昇格した人事をめぐる余波を振り返っている(中国、12.17)

■ 中国総合通信局は16日、ITを活かした観光振興を進める協議会を設立した。広島市で行われた初会合で、広島大情報メディア教育研究センターの相原玲二センター長を会長に選んだ。相原会長は「国内外から訪れる人が便利になるようにしたい」と話す(中国、12.17)

■ 【広島大人事】(16日)広島大大学院文学研究科長 勝部真人教授=再任。任期は2014年4月から2年間(中国、12.17)

■ 広島市は16日、原爆資料館本館の耐震補強工事に向けて、コンクリートの柱の強度を調べる作業を始めた。原爆資料館は、広島大の前身にあたる旧制広島高校出身で建築家の丹下健三氏が設計したもので、06年に国の重要文化財に指定されている(中国、12.17)

■ 広島大の学生ボランティア団体「OPERATIONつながり」は、24日~28日に広島市の県民文化センターで、東日本大震災の被災地での支援活動を写真などで報告し、また震災で出たがれきを材料に、被災地の子どもたちが作った「笑顔のオブジェ」を紹介する展示会を開く(中国、12.18)

■ 広島大原爆放射線医科学研究所の松浦伸也教授らのグループは、小児がんなどを招く遺伝性の難病が、DNAの遺伝子以外の部分の異常だけでも発症することを証明した。研究成果は17日付で、米科学アカデミー紀要「PNAS」電子版に発表された(中国、12.18)

■ 【叙位勲章】従四位 広島大名誉教授 片山義弘氏(産経、12.18、中国、12.19)

■ 広島市は、広島大、広島市立大の学生と市内企業数社を対象に「有給長期インターンシップ」のモデル事業を検討している。学生は指定企業でアルバイトをしながら企業側から与えられる課題に対応していく(産経、12.18)

■ 【でるた】井上研二・広島大名誉教授が北方領土と日露関係について語っている(中国・夕、12.18)

■ 【第59回青少年読書感想文全国コンクール】◇入選◇ ◆小学校◆[2年]栗田由梨(広島大付) 内田華菜乃(広島大付) [3年]行武奈帆(広島大付) 山藤綺珠(広島大付) 村田義樹(広島大付) 北川漱二(広島大付) [4年]荒谷日向子(広島大付) [6年]鬼頭里歩(広島大付) ◆中学校◆齊藤優奈(広島大付1) 柴崎由紀乃(広島大付1) 谷本嘉恵(広島大付2) 伊藤菜々子(広島大付3) 竹本美乃里(広島大付三原3) ◆高校◆金俊浩(広島大付2)(毎日、12.18)

■ 【論】戦時中と戦後に広島大の前身である広島高等師範学校付属中などに存在していた「科学学級」OBの戦後が語られている(中国、12.19)

■ 広島市の広島文化学園HBGホールで21日、広島大吹奏楽団定演が行われる(中国、12.19)

■ 広島大本部跡地の再開発計画について今月、学生・留学生向けの賃貸住宅や高層マンション、病院やスポーツクラブなどを整備する計画案が発表された。跡地中央にある被爆建物の旧理学部1号館は、市が今後活用できるかどうか調査に乗り出している(朝日、12.19)

■ 広島市で1月12日、「最先端技術で見る くらしの中のサイエンス展」が開催される。広島大大学院生物圏科学研究科の上野聡教授による講演「チョコレートの科学~放射光で探るおいしさの秘密」のほか、科学者との交流会や高校の科学クラブの研究紹介などが行われる(読売、12.20)

■ 国土交通省広島国道事務所などは原爆ドームや宮島など周辺の国道標識の英語表記を改める取り組みを始めた。広島大の留学生5人の意見を参考に、ひとまず来春までに58枚を取り換える計画(読売、12.20)

■ 「水中ホッケーアジア国際親善試合」に日本代表として出場した広島大の学生ら5人が19日、蔵田義雄・東広島市長を訪ね、結果を報告した。広島大大学院生の高坂将人さんは「2年後にある次の大会は優勝を目指す」と語った(中国、12.20)

■ 日本文学振興会は、第150回芥川・直木賞の候補作を発表した。芥川賞候補に、広島大文学部卒業生の小山田浩子さんの「穴」がノミネートされた。選考会は来年1月16日に開かれる(毎日、12.20)

■ 広島大文学部卒業生の小山田浩子さんの小説「工場」に決定した第30回織田作之助賞の選考経過がまとめられている(毎日、12.20)

■ 広島大医学部の応仁会館で1月13日、広島大病院市民公開講座「手術ロボット操作体験」が開催される。同大大学院の松原昭郎教授が、手術を支援するロボット「ダビンチ」について講演する他、ダビンチや、練習に使うシミュレータの操作を体験できる(朝日、12.21)

■ 広島大は20日、同大大学工学研究院の教員が、出張先のベトナムで個人情報を保存したパソコンを盗まれたと発表した。情報の不正使用や流出は確認されていないという。大学は20日までに、関係者全員におわびと状況説明の文書を郵送し、浅原利正学長は「個人情報の持ち出しについてさらなる防止策を取ります」とコメントを出した(毎日、中国、朝日、読売、12.21)

■ 日本臓器移植ネットワークは20日、倉敷市で入院していた女性患者が脳死と判断されたと発表した。広島大病院では21日、膵臓と片方の腎臓の移植が行われる予定(中国、12.21)

■ 【ぴぃぷる】来年1月、第55回南極地域観測隊員として南極に赴く広島大大学院生物圏科学研究科の三瓶真・特任講師が紹介されている(読売、12.21)

■ 【広島大人事】(20日)広島大大学院国際協力研究科長 藤原章正教授=再任。任期は来年4月1日から2年間(中国、12.21)

■ 【それから 広島2013】今年2月、県は、マダニが媒介する感染症「重症熱性血小板減少症候群」で成人男性が死亡していたと発表した。広島大病院の大毛宏喜教授によると、ワクチンや抗ウイルス薬などはなく、発症後は対処療法が中心。また、患者に中高年が多い理由や重症になった人と回復した人を分けた要因についてもよくわかっていないという(朝日、12.22)

■ 22日、第37回県アンサンブルコンテストの2日目の演奏が行われた。広島大は来年2月に開かれる中国大会に出場する(朝日、12.23)

■ 全国の中学生が科学の知識や応用力を競う「第1回科学の甲子園ジュニア全国大会」の最終競技が22日、行われた。広島県代表として出場した広島大付属中は3位だった(読売、12.23)

■ 国立大学と私立大学129校の2012年度決算が発表された。広島大の当期総利益は国立大のなかで17位だった(日経、12.23)

■ 2015年に卒業予定の大学生などを対象にした合同就職説明会「マイナビ就職EXPO広島」が23日、広島サンプラザホールで開催された。参加した広島大総合科学部の学生は「留学から帰ってきたばかりで他の学生より遅れ気味。不安で仕方ないが自分の就きたい観光業界をはじめ、多くの企業について学びたい」と話した(毎日、12.24)

■ 広島大は27日、台湾の中壢市に海外拠点「広島大台湾研究センター」を開設する。国立中央大の一室を借り、共同研究や学生の交流を促進する。同日には浅原利正学長たちが参加し、開所式が行われるほか、台湾の学生向けに留学説明会も開催される。浅原学長は「優秀な留学生は日本人学生にも良い影響を与える。大学間競争の中でも大切な役割を果たす」と期待を示した(中国、12.25)

■ 長田新・広島大名誉教授が、広島の原爆で被曝した子どもたちの手記を集め、1951年に出版した「原爆の子」の執筆者のうち37人が戦後体験を綴った「『原爆の子』その後」について紹介されている(読売、12.25)

■ 【第57回日本学生科学賞】◇入選 旭化成賞◇ [高校] 広島大付属高(読売、12.25)

■ ◆男子第58回・女子第41回中国一般ハンドボール選手権大会 【男子】▽1回戦 岩国ク28-15広島大 【女子】▽準々決勝 広島大20-12SKク ▽準決勝 HC岡山34-13広島大(読売、12.25)

■ 【中国地方2013回顧 美術】中国地方ゆかりの作家の活動や企画展などが紹介されている。今年死去した洋画家の林林男・広島大名誉教授についても触れられている(中国、12.26)

■ 1月19日、メンタルサポーター養成講座公開講座「愛?という名の支配~交際中の若い世代の男女間暴力(デートDV)もDVです!」が開催される。講師は広島大ハラスメント相談室の北仲千里准教授が務める(中国、12.26、中国・夕、12.28)

■ 【叙位勲章】従四位瑞宝小綬章 広島大名誉教授 森野繁夫氏(中国、12.26)

■ 広島工業大は25日、生命学部の学部長に同学部の土屋義信教授を選んだ。土屋氏は広島大大学院工学研究科博士課程修了。2012年から現職に就いている(中国、12.26)

■ 【広島大人事】(25日)広島大大学院生物圏科学研究科長 植松一真教授=新任。任期は来年4月1日から2年間(中国、12.26)

■ 第92回全国高校サッカー選手権大会に出場する松山商が紹介されている。松山商は広島大出身の大竹博久監督が4月に就任し、実に50年ぶりの出場を決めた(読売、12.26)

■ 【中国地方2013回顧 文芸】中国地方ゆかりの文学者の活躍などが紹介されている。広島大文学部卒業生の小山田浩子さんは「工場」で織田作之助賞を受賞。「穴」も第150回芥川賞候補にノミネートされた(中国、12.27)

■ 2013年に出版された人文・ノンフィクション分野の優れた書籍を選ぶ第4回「いける本大賞」を広島大総合科学部卒業生の堀川恵子さんの著作「永山則夫 封印された鑑定記録」など3作が受賞した(中国、12.27)

■ 広島大で27日、西日本大学5学連女子選抜対校戦最終日が行われる(中国、12.27)

■ 中峯照悦氏(なかみね・てるよし=広島大名誉教授)17日死去。84歳(朝日、読売、12.27)

■ 広島市と広島大は、広島大本部跡地の再開発事業「知の拠点づくり」に関する事業計画をまとめた。学生・留学生向け住宅や高層分譲マンション、病院など7棟で構成され、2018年に完成する見通し(日刊工業、12.27)

■ 「ひろしまベンチャー助成金」の大賞に選ばれた建診技術研究所の大久保孝昭社長のコメントが掲載されている。同社は広島大発ベンチャーで、構造物の検査・診断システムを販売している(中国、12.28)

■ 【この一年の主な動き 下】◆11月 広島大出身の深山英樹氏が広島商工会議所会頭に再任される(中国、12.28)

■ 広島大と広島市は27日、広島大本部跡地の再開発事業「広島ナレッジシェアパーク」を進める企業グループと事業推進協定を結んだ(中国、12.28)

■ 【2013年広島県内重大ニュース】◆12月 広島大本部跡地の再開発事業に当たる企業グル―プの事業計画発表(中国、12.29)

■ 東広島市八本松町の小倉神社にある明治・大正期に奉納された絵画や、神社の名前を書いた「社号額」を洋画家の難波平人・広島大名誉教授たちが修復した。難波名誉教授は「どこまで修復すべきか悩んだが、できる範囲のことをさせてもらった」と話す(中国、12.29)

■ 広島市内の大規模未利用地活用をめぐる動きがまとめられている。広島大本部跡地について、市と広島大は12月、公募で選んだ再開発計画「広島ナレッジシェアパーク」を発表した(中国、12.29)

■ 【ヒロシマの記録2013】▽1月21日 広島大原爆放射線医科学研究所(原医研)の新所長に稲葉俊哉教授が決定。 ▽6月2日 広島大原医研の大滝慈教授は、原子爆弾後障害研究会で、広島大で被爆時10~44歳の人は「残留放射性の影響により、がんで死亡するリスクが高まったとみられる」と報告。 ▽7月29日 広島大原医研がケロイドを負った被爆者21人の詳細な検診結果票を資料室で見つけたと発表。 ▽8月1日 広島大本部跡地にある被爆建物の旧理学部1号館を市議会建設委員会が視察。 ▽9月10日 広島大原医研の稲葉所長と本田浩章教授たちのグループが、被爆者や放射線治療後の患者にみられる白血病、骨髄異形成症候群の原因遺伝子の一つを発見。 ▽10月11日 広島原爆で入市被曝をもたらした残留放射線の主要な発生源は土中などのマンガンであったことが、広島大原医研の研究で判明。 ▽11月6日 広島、長崎の被爆者は被爆線量が多いほど、緑内障の発生リスクが高いことが、広島、長崎両大と放射線影響研究所の研究で判明。 ▽12月16日 広島市が広島大本部跡地にある旧理学部1号館で劣化状況や耐震強度を調査(中国、12.31)


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