平成27年5月

■ 30日、広島大の学生有志約30人がネパール大地震の被災者を支援する募金活動を東広島キャンパスで開始した。同大のケシャブ・ラル・マハラジャン教授(ネパール出身)の研究室が呼びかけた(中国、5.1)

■ 4月、東広島市は学生アパートを一般向けなど別用途に切り替えられるよう条件を緩和した。広島大移転時に建てられた学生アパートは現在空室が増えており、用途変更を求めて、広島大や個人の大家などが要望書を提出していた(中国、5.1)

■ 【緑地帯】広島大の北川建次名誉教授が、明治以降の広島の発展について述べた。明治以降の広島は山陽本線が広島まで開通し、日清戦争により宇品港が開港して大陸向け一大兵たん基地となり栄えたが、原爆の投下により恐ろしい惨状となった(中国、5.1)

■ 広島大病院に入院する小児がんや難病の患者家族が安価で宿泊できる「ファミリーハウス」が完成し、11日から利用が始ま る。本施設は、 長期入院が必要な子供を世話するために病院に通う家族のための施設であり、患者家族同士らが交流できる場となることも期待されている(朝日、5.2、毎 日、5.8)

■ 広島大は、前身の広島文理科大留学中に被爆した3人の元南方特別留学生に名誉博士号を授与した経緯を一冊の本にまとめた。3月に650部を作成し、公立図書館などに寄贈した(中国、5.2)

■ 核のない世界を願うメッセージ集「No Nukes ヒロシマ ナガサキ フクシマ」の刊行記念イベントが開かれ、広島、 長崎、福島大の学生と被爆者らが語り合った。広島大4年の福岡奈織さんは、未来に向けて、若者が何を引き継いでいくべきか考えたいと話した(毎日、 5.2、中国、5.11)

■ 【医とケア】ここ数年、ハイブリッド手術室の導入が広がっており、2013年には広島大病院にも完成した。心臓血管外科の末田泰二郎教授は、ハイブリッド手術室のおかげで大動脈瘤の患者さんの体への負担が減ったと話した(朝日、5.2)

■ 【緑地帯】広島大の北川建次名誉教授が、都市の形態について述べた。広島は基盤目型と呼ばれる形態で、日本の城下町には 基盤目型が多いという。城下町づくりには武士のほかに有力町人が関わることが多く、広島には現在も地名にその名残があり、歴史的に意味のある地名はできる だけ残したいと話した(中国、5.2)

■ 広島大の留学生たちが、東広島市福富町の上ノ原牧場カドーレにて、土のうを積み上げるドーム型ハウス造りに取り組んでいる。地域活性化のイベント拠点とするために、同大大学院総合科学研究科で学ぶマヤール・デュラモランデ・ギュルバンさんが企画した(中国、5.3)

■ 【病院の実力 呼吸器系の病気】2014年治療実績 広島大 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の入院患者数10人、間質性肺炎・肺線維症の入院患者数92人、在宅酸療法を採り入れた患者数58人(読売、5.3)

■ 4月18日、政治や世の中への関心を高める「シチズンシップ教育」の国際会議が開催された。広島大大学院教育学研究科な どのグループが主催し、約100人が参加した。広島大大学院の草原和博教授は、「誰かが決めた枠内での議論にならないように注意する必要があるが、自分の 意見を持てる市民を育てるために有効な手法」と話した(中国、5.4)

■ 【緑地帯】広島大の北川建次名誉教授が、明治初年と昭和10年の地図を比較して広島の市街化への移行について述べた。広島駅と宇品港を結ぶ東の方向へと中心街が移動し、西は衰退。この傾向を見ると都市の再活性化の難しさが分かると指摘した(中国、5.5)

■ 若手研究者の雇用問題について、広島大などのコンソーシアム(共同体研究)事例が注目されている。広島大の相田美砂子副学 長は近隣の企業や大学と提携し、若手研究員が企業と大学と双方と雇用契約するクロスアポイントメント(混合給与)制度などについて話した(日刊工業、 5.5)

■ 4月4日、「小児がん医療の姿~いま、そして、これから~」が開催され、全国7ブロックにある計15の拠点病院の生かし 方について検討された。中四国ブロックの拠点病院である広島大病院は、地理的な交通の不便さはあるがテレビ会議などを活用して近畿ブロックなどの病院と連 携していることを報告した(毎日、5.5)

■ 【想】広島大大学院生物圏科学研究科の長沼毅准教授が、ヒトは、他の動物よりも体に比べて「大きな脳」を持っており、その 脳が体が小さいと感じて一人歩きをし、体が疲れたときでも脳が休むことを邪魔し睡眠不足や過労を引き起こすと話した。また、他人へのライバル心や自分探し も脳がつくった幻想であり、ヒトはその脳のせいで苦しんでいると話した(中国、5.5)

■ 5日までに、日本臓器移植ネットワークは40代の男性が臓器移植法に基づき脳死と判定されたと発表した。肝臓は広島大病院で60代女性に移植された(中国、5.6)

■ 14日と28日、がんおくすり相談が広島大病院がん医療相談室にて開催される。同病院の薬剤師が、がん患者の薬剤の個別相談に応じる(中国、5.6)

■ ◇ハンドボール 中四国学生選手権春季リーグ第4日【男子】1部 広島大26-23松山大【女子】1部 広島大24-20広経大(中国、5.6)

■ 2015ひろしまフラワーフェスティバル実行委員会は、パレード部門とステージ部門のきんさいYOSAKOIの受賞者を発表した。広島大リズミックダンスクラブがステージ部門の大賞を受賞した(中国、5.6)

■ 【緑地帯】広島大の北川建次名誉教授が、広島の未来に向けたまちづくりについて構想を述べた。中国山地という特色を生かし、地形による自然災害を十分検討した上での都市開発を進める必要性があると話した(中国、5.6)

■ 広島大など全国の国立大18校が、教職大学院の2016年度の新設を文部科学省に申請している(読売、5.8)

■ 【緑地帯】広島大の北川建次名誉教授は、被爆都市として広島は、平和を希求する都市の姿を世界に発信していく義務がある と述べた。自身も10歳で被爆した北川氏は、見掛けはきらびやかに復興した広島の街も、まだまだ深い傷をおっており、精神的な部分は何も変わっておらずそ のアンバランスな姿も伝えなければならないと話した(中国、5.8)

■ 9日、タイへ留学経験のある広島大の学生たちが企画した体験交流会「初夏旅!」が東広島市内の牧場などで行われた。日本人と留学生合わせて26人が参加した(中国、5.10)

■ 9日、すい臓がんの最新の診断や治療法を紹介する「パープルリボンセミナー2015」が開催された。広島大の村上義昭准教授は、治療法の改良に不可欠な臨床試験への理解を訴えた(中国、5.10)

■ 11日、広島県内の医療、介護関連の機器メーカーや関係団体、県など計20団体でつくる産官学組織「ひろしまヘルスケア推進ネットワーク」が発足した。新機器の開発に向けて臨床試験などで協力する。広島大や広島大発ベンチャーのツーセルも参加する(中国、5.12)

■ 広島大の学生たちが、2013年に東広島キャンパスで実施したトンボの生息調査の結果をまとめた。37種を確認し、うち8種は絶滅などの恐れがある希少種だった。結果は本調査拠点となった同大総合博物館ホームページで公開している(中国、5.12)

■ 11日、文部科学省は法科大学院の今春の入試結果をが明らかにし、受験者数が初めて1万人を割ったと発表した。2015年度入試の結果▽広島大 競争倍率1.88 定員充足率36(中国、5.12、読売、5.14)

■ 【戦後70年 想う】「日本のネットの父」と呼ばれる慶應義塾大環境情報学部長の村井純教授は、母方の祖父で広島文理大(現広島大)の長田新教授が出版した、被爆した子 どもたちの作文を集めた『原爆の子』を、多言語翻訳してネットで伝えようと考えたものの、個人情報や当時の子どものつらい思いや痛みを流通させることを考 え直し、思いとどまったという(読売、5.12)

■ 東広島市志和町の古民家で広島大の学生が共同生活を送っている。借主は、同大大学院国際協力研究科博士課程後期3年の高 橋大海さんで、現在休学してさいたま市で仕事をしているため、志和の家は、高橋さんを慕う同大4年の男子学生3人が主に暮らしており、地域住民との交流を 楽しんでいる(中国、5.13)

■ 広島六大学野球春季リーグ第6週は、修道大と広島大の1回戦、2回戦が行われ、どちらも修道大が勝利した。第7週、広島大は広工大と対戦する(毎日、5.13)

■ 【ザ・コラム】GHQの「押しつけ」といわれる日本国憲法の草案に「生存権」は含まれておらず、盛り込んだのは広島大初 代学長となる森戸辰夫氏だった。その後、森戸氏は焼け跡に立つ広島大のために海外の大学から書籍の他に、植物の寄贈も受けた。生存権25条なしの暮らしは 考えられなかったと話す広島大に勤める嘉陽礼文さんは、広島大に植物を寄贈した大学に返礼の意味を込めて自身が採取した被爆瓦を送付し、森戸氏の思いを受 け継いでいる(朝日、5.14)

■ 17日、広島土砂災害復興支援チャリティジョイントコンサートが広島大サタケメモリアルホールにて開催される。出演はピアニストの萩原麻未さん、広島大元学長の原田康夫さん(中国、5.14)

■ 【神経内科をご存知ですか?】神経内科は、脳・神経・筋肉・感覚など患者さんをトータルで診て最適な診断を行う。広島大大学院医歯薬保健学研究科脳神経内科学の松本昌泰教授が紹介された(読売、5.15)

■ 【想】広島大学長室の観山正見特任教授が、ここ数億年で生命が大繁殖したことにより、もとは無かった酸素やメタンができ、 地球の空気(大気)を変えたと述べた。このことから、遠くの惑星の空気を調べ、地球と同じように生命の存在がその空気を変えている惑星を見つけることで、 間接的に生命の存在が確認できるのではと話した(中国、5.15)

■ ネパールで4月に起きた大地震を受け、広島市内のNPO法人や広島大のネパール人留学生有志が結成した支援団体「広島・ネ パール アースクェイク・リリーフチーム」が被災地に鹿児島大医学部研究員で脳神経外科医のマノズ・ボハラさんを派遣し、その報告会を行った。次の派遣要員とし て、広島大大学院医歯薬保健学研究科で脳神経外科学を学ぶマニス・コーラクシャパティさんがネパールに一時帰国する(読売、5.16、中国、5.18)

■ 【どうなる空き家~動き出す特措法(2)】広島大大学院の由井義通教授(都市地理学)が、空き家対策特別措置法(特措法)について述べた。特措法は、「売れる空き家」を前提にした法律で、都市部と中山間地域とでは事情が異なってくるだろうと話した(中国、5.16)

■ 広島県内10大学、短大が「公開授業」行っている。広島大霞キャンパスでの「病理学」の講義には同大付属高の2年生2人が参加している(中国、5.17)

■ 生命の設計図である遺伝子を簡単に改変できる新技術が急速に広がっており、第3世代のゲノム編集技術に、期待と懸念が高 まっている。広島大の山本卓教授は、マウスのDNAに長い人口遺伝子を組み込むことに成功。山本教授はゲノム編集に関する交流組織を立ち上げ、技術利用な どを支援している(日経、5.17)

■ 16日、広島県内の教諭たちが新聞を使った教育について考えるNIE学習会が開催された。学習会に先立ち、県NIE推進協 議会は臨時総会を開き、発足当時から20年余り会長を務めた広島大大学院の小原友行教授の後任に、同大大学院の朝倉淳教授を選出したと発表した(中国、読 売、5.17)

■ 17日、昨年8月の広島土砂災害からの復興などを支援するチャリティーコンサートが広島大サタケメモリアルホールで開催された。同大元学長でテノール歌手の原田康夫さんが企画し、安佐南区出身のピアニスト萩原麻未さんと共演した(中国、5.18)

■ 17日、国連加盟国の人材育成を担う国連訓練調査研究所本部長のサリー・フェガンワイルズさんが女性の社会進出をテーマに講演した。広島大の吉田修教授は、講演を聴いて男女が長所を生かして働く大切さを考えさせられたと話した(中国、5.18)

■ 16日、広島県NIE推進協議会発足当初から20年余り会長を務めた広島大大学院の小原友行教授(社会科教育)が退任した。協議会の歩みを振り返り、NIEに関わるきっかけやその成果などについて話した(中国、5.18)

■ 【キャンパスリポーター発】留学経験のある日本人学生の有志による学生団体の東広島わくわく魅力発見隊が、国際交流ツアーを開き、留学生14人を含む27人が参加した。安芸津町で、地元日本酒やカキなどを味わった(広島大3年・寺坂絵里)(中国、5.18)

■ 【オピニオン】広島大地域経済システム研究センターの伊藤敏安教授が、地方創生と介護産業について述べた。地方圏はどこ も貯蓄はあるのに、うまく使われていない状態にある。黒字を県内で循環させ投資を誘発させるには、高齢者介護にもっと力を入れ、地方の産業として育成する 必要があると話した(中国、5.19)

■ 広島県やマツダ、広島大など6者は自動車産業の発展のため、「ひろしま自動車産学官連携推進会議(仮称)」を設置すると発表した(日経、中国、5.20)

■ 広島大自然科学研究支援開発センターの斉藤健一教授(物理化学)の研究グループが、砂や石などを原料とするシリコンの微粒 子を利用して、従来の発光ダイオード(LED)より約350倍明るく光る青白系のLEDを作ることに成功した。厚さも従来より薄く、照明だけでなく、フレ キシブルディスプレーにも応用が期待される(中国、5.21、読売、5.27)

■ 20日、広島大発のバイオベンチャーのツーセルは、大阪大付属病院と共同で実施する膝関節症の再生医療開発プロジェクトが経済産業省の事業に採択されたと発表した(日経、5.21)

■ 【メタボ検診ワースト返上!キャンペーン】広島県は、メタボリック症候群検診の平均受診率が5年連続で全国最下位だった。広島大病院内分泌・糖尿病内科の米田真康講師は、メタボ検診を受けることで自分の体の状態を早く知ることができると話した(中国、5.21)

■ 15日、中国新聞の報道の在り方について社外の有識者と考える「読者と報道委員会」の第40回会合が広島市の中国新聞ビルで行われた。広島大地域経済システム研究センター長の伊藤敏安教授ら3委員が編集局幹部や担当記者と意見を交わした(中国、5.21)

■ アミューズメント施設などを経営するプローバグループは、広島大、県立広島大と共同で、娯楽機器を楽しむことが高齢者の認 知症予防につながるかを探る共同研究に乗り出す。広島大大学院医歯薬保健学研究院の宮口英樹教授(作業療法学)は、利用者同士の交流も介護予防につながる と考える(日経、5.23、中国、5.26)

■ 【ちゅうごくライフ 医とケア】広島大病院小児科の小林正夫教授が、小児がん拠点病院の役割や課題について説明した。広島大病院は、すべての小児がんを治療でき、中四国地区の 病院とのネットワークを通じて患者に最も適切な病院を紹介できる強みを持っているという(中国、5.23)

■ 23日、広島大の短期交換留学生ら36人が呉市の安芸灘諸島を訪れ、温泉めぐりなど日本の歴史や文化にふれ、地域の人々と交流した(中国、5.24)

■ 23日、東広島市立美術館で現代日本版画展の開幕を記念して、版画画家2人によるトークイベントが行われた。広島大2年土居美月さんは、技法などが興味深かったと話した(中国、5.24)

■ 【学生リポーターが聞く】BMWなど海外高級メーカーの自動車などを販売するバルコムの山坂哲郎社長(広島大卒)に、広 島大3年の坂本実優さんらが仕事や若者への思いについて話を聞いた。山坂氏は若者は勉強に限らずさまざまなことに積極的に挑戦し、これをやり切ったと思う ものを作ってほしいと話した(中国、5.24)

■ 【想】第12代広島大学長に就任した越智光夫氏は、就任して真面目や地味な印象を持たれがちな広島大の潜在力の高さに驚 いたという。スーパーグローバル大学タイプA校に選ばれたり、大学別の科研費、英文論文数の実績が高かったりと、「本当はすごい広島大学」であることを今 後はアクティブに情報発信したいと話した(中国、5.24)

■ 漫画「はだしのゲン」をアラビア語に翻訳したエジプト・カイロ大のマーヒル・エルシリビーニー教授が、現地の日本人学校で講演した。エルシビリーニー教授は、広島大大学院に留学経験があり、6月から同大大学院文学研究科に特任教授として就任する(中国、5.24)

■ 23日、2020年に開かれる東京パラリンピックの種目「ゴールボール」の体験会が広島市で開かれ、近隣の小学生、広島大の学生など100人以上が参加した(産経、5.24)

■ 6月24日、広島大は感性イノベーション拠点公開シンポジウムを開催する(日刊工業、5.25)

■ 【私の学び】ヒロシマを語り継ぐ教師の会事務局長の梶矢文昭さん(広島大卒)は、小学校1年生のときに被爆し、その後小 学校の教員となった。生き延びてそのありさまを伝えるのが被爆者の役目と考える梶矢さんは、01年に語り継ぐ教師の会の発起人会を開き、学校をまわった り、5~9月に毎月定例会を開いている(中国、5.25)

■ 【大学力2015】27日紙面で、広島大他、各大学の取組みについて紹介される(朝日、5.25、5.26)

■ 【識者評論】4週間に渡り行われた核拡散防止条約(NPT)再検討会議は、最終文書を採択できずに終了した。元外交官で現在広島大学長特命補佐の大島賢三氏が、今回の会議の決裂の背景、課題などについて話した(中国、5.26)

■ 広島六大学野球春季リーグが終了し、近大工が3季ぶりに優勝した。広島大は6勝6敗で4位。【ベストナイン】▽外野手 渡辺紳二(広島大)▽指名打者 小林祥之(広島大)(中国、5.26、毎日、5.27)

■ 広島大の青野春水名誉教授(日本近世史)が、古文書を解読し、江戸時代に福山市鞆街に港湾施設が整備された背景には、鞆と福山城下の問屋同士の対立があったという見解をまとめた(中国、5.26)

■ 4月19日、広島城をかく会がに開催され、各賞が決定した。【銀賞】▽小2 丈束賢生(広大付)▽小3灰田美央菜(広大付東雲)(中国、5.26)

■ 【大学力2015】2014年度、文部科学省の「スーパーグローバル大学創成支援(トップ型)」に採択され、10年度世界トップ100の総合研究大学を目指す広島大の大学改革のその構想や取り組みについて紹介された(朝日、5.27)

■ 27日、広島大の生物生産学部は地方創生をテーマに、地域と大学の連携を考えるワークショップを同大で開催した。県議8人や同大の学生など約40人が参加した(中国、5.28)

■ 28日、広島平和記念資料館は、同館初代館長を務めた長岡省吾さんが集め続けた被爆瓦・手書きの爆心地推定の図などの資 料1万1893点を、遺族から寄託されたと発表した。長岡さんは、広島文理科大(現広島大)で地質学を教えていた1945年8月6日、山口県内におり、翌 日教え子を探しに市内に入り、その日から資料を収集したり、惨状を記録し続けたという(読売、産経、毎日、5.29)

■ 21日、口永良部島で爆発的噴火が起きた時、魚の生態調査のために島に滞在していた広島大大学院生の坂上嶺さんが、噴火 当時や避難の様子について語った。坂上さんは、噴火したとき雷が連続して鳴るような音に驚き、屋外は黒い煙に包まれていたという。住民とともに避難し、午 後3時頃から島外に避難し、屋久島に移ったという(中国、朝日、5.30)

■ 【知の拠点セミナー「被爆70年を経て解明されてきた、生涯にわたる発がんのメカニズム」】広島大原爆放射線医科学研究所の稲葉俊哉所長が、日米共同研究機関である「放射線影響研究所」の行っている被爆者の健康調査について述べた(読売、5.31)

■ 2013年、江田島市は、沖美町にある広島大付属小がかつて遠泳などの校外活動の拠点としていた旧臨海教育場を取得。そ の土地を同小の同窓会組織「とよあし会」に無償で貸し、建物を譲与すると決めた。とよあし会は、同小児童が集団生活を学ぶ場としての利用を考えており、再 整備のための寄付を募っている(中国、5.31)

■ 30日、広島大教育学部音楽文化教育学講座の学生が東広島市の賀茂鶴酒造でマリンバやコンガなどを用いて打楽器の演奏会「KURAssic」を開催した(中国、5.31)

■ 30日、福山市のホロコースト記念館で活動する学生ボランティアグループ「スモールハンズ」が米国の研修旅行の成果を同館で発表した。広島大付属福山高2年吉田さやかさんは、平和への思いを大切に多くの人に事実を伝えたいと語った(中国、5.31)


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