平成28年4月

■広島大人事発表(中国、4.1)

■1日、広島大と同大発のベンチャー企業である植物乳酸菌研究所は、同大大学院医歯薬保健学研究所に共同研究講座を設ける(中国、4.1)

■3月28日、広島大東千田キャンパスにおいて「未来創生センター」の完成記念式典が開催された(読売、4.1)

■広島大は2015年度、海外の大学や政府機関などとの国際交流協定を一部部局間も合わせて57件締結した。10年度以降で最多となった(中国4.2)

■1日、広島大は「ダイバーシティ研究センター」を新設した。女性研究者や障害のある学生の個性を生かす組織運営ができる人材の育成などに取り組む(朝日、4.2)

■3月29日付けの社会面に掲載された「都心回帰学びの拠点 東千田未来創生センター 広島大が竣工式」を読んだ読者から、東千田に元気な空間が生まれることで広島市全体の再活性化につながってほしいという意見が寄せられた(中国、4.2)

■東広島市と市社会福祉協議会、市内にある広島大など3大学は、大規模災害が起きた際の協力協定を結んだ。広島大の越智光夫学長は「地域の要望にできる限りこたえたい」と述べた(中国、4.2)

■3月31日、4月1日の2日間、マツダの美祢自動車試験場で「全日本学生フォーミュラ大会」に出場する学生向けの運転技術講習が行われた。広島大など西日本の11大学から21人が参加した(中国、4.2)

■広島大の越智光夫学長と、サンフレッチェ広島の森保一監督の対談が、掲載された(中国、4.3)

■【病院の実力 眼科】硝子体手術の件数 730、白内障の水晶体再建術の件数 1397、緑内障の手術件数 503、網膜剥離への強膜内陥手術の件数 44、小児分野の専門外来を設置している。広島大病院眼科の木内良明教授が、同病院での眼科治療について話した(読売、4.3)

■3日、広島大の入学式が行われた。今年度の入学者は留学生も含め3894人だった(中国、4.3、朝日、4.4)

■【ヒロシマの声 外相会合を前に(3)】広島大のマーヒル・エルシリビーニー特任教授は、「はだしのゲン」のアラビア語翻訳を行い、戦争や核兵器の恐怖をアラブの人に伝えようとしている。主要国のリーダーは広島に来て核兵器の恐ろしさに触れるべきだと話した(中国、4.3)

■4日、本年度より広島大に新設された教職大学院のオリエンテーションが行われた(中国、4.5)

■3月、東広島市教委は同市豊栄町の椋梨川で2014年6月から見守ってきたオオサンショウウオを緊急保護し、専門家のいる安佐動物公園に預けた。同個体は量るごとに体重が減少しており、広島大総合博物館の清水則雄助教は「上流から土砂が流れ込んだため、深刻な餌不足に陥ったのでは」と指摘した(中国、4.6)

■広島大腸肛門クリニックの中島真太郎院長(広島大医学部卒)が、痔の種類や予防、改善方法について話した(中国、4.6)

■広島大大学院生物圏科学研究科修士課程1年の長谷川拓也さんが東広島市安芸津町のシロウオの生態を調べた論文が、同市の地域課題研究懸賞論文の最優秀賞に選ばれた(中国、4.7)

■7日、主要7か国外相会合を前に「広島平和音楽サミット」が行われた。ミラノスカラ座研究所所長を務めるジェームズ・ボーンさんのピアノを伴奏に、元広島大学長の原田康夫さんらが、平和の願いが込められた歌曲を披露した(読売、4.8)

■広島大総合博物館の清水則雄助教や市環境対策課の指導を受け、オオサンショウウオの観察・保全活動に取り組んでいる東広島市立豊栄小が、環境省が表彰している「こどもホタレンジャー」において、最優秀にあたる環境大臣賞を受賞した(読売、4.8)

■今月、国内で初めて人や動植物の遺伝子を自在に切り貼りできる新技術「ゲノム編集」の専門学会が設立される。会長に、広島大の山本卓教授(ゲノム生物学)が就任する(読売、4.8)

■今春、広島大を卒業した福岡奈織さんは、広島市で開かれる主要7か国外相会合を前に、核保有国の立場や意見が変わるかどうかは分からないが、個人の考え方や感じ方は変わるはずだと話した(日経、4.9)

■広島大病院の睡眠障害外来は、なかなか寝付けない、何度も目が覚める、日中眠気に襲われるといった症状を治療している。また、広島大の林光緒教授(睡眠学)は、実験により15分の昼寝をした後は昼寝前より作業効率が上がることを確かめた(朝日、4.9)

■9日、広島大は東広島キャンパスにおいて新入生や自動車通学者向けの交通安全講習会を開いた(中国、4.10)

■理化学研究所統合生命医科学研究センターの中川英刀チームリーダーらが、日本人300例の肝臓がんの全遺伝子を解読し、新規のがん関連遺伝子を10個以上発見した。国立がん研究センターや広島大などの国内6か所の医療機関がサンプルを提供した(日刊工業、4.12)

■福山市議選当選者が発表された。▽大田祐介(48)会社社長(広島大院卒、)▽小林茂裕(60)市水泳連盟会長(広島大卒)他(中国、4.12)

■11日、広島で被爆した元南方特別留学生で、ブルネイ元首相のペンギラン・ユソフ氏が亡くなった。94歳であった。原爆投下当時、広島大の前身、広島文理科大に在学していた南方特別留学生9人の内、最後の存命者だった。広島大は、日本とブルネイ間の友好や平和活動に尽力した功績から、平成25年に名誉博士号を授与した(中国、4.13、読売、産経、4.14)

■全国の大学のトップによる入学式の式辞が紹介された。広島大の越智光夫学長は日本語の後に英語であいさつをし「広島大の未来を一緒に切り開いていきましょう」と呼びかけた(日経、4.13)

■広島大病院は、腎臓がんの腹腔鏡手術に、最新の手術支援ロボット「ダビンチ」を利用している(朝日、4.13)

■【柔道】◆広島地区柔道連盟3月度月次試合 【男子】◇初、二段、C▽(1)杉山瑛希(広島大)、【女子】◇初、二段▽(3)川久保七彩(広島大)(読売、4.13)

■広島県の地域力創造課の山田和孝参事(広島大経済学部卒)が、移住希望者と受け入れ側の自治体や民間企業とのネットワーク作りを強化した移住促進プロジェクトについて話した(日経、4.13)

■13日、広島大は学生が自主的に学び情報を発信する拠点として、大学院工学研究科C棟1階に「おもしろラボ」をオープンした(中国、4.14)

■13日、広島大病院が進めている膝軟骨の再生医療について取材している中東の衛星テレビ局アルジャジーラが同病院を訪れ、患者たちにインタビューを行った(中国4.14)

■13日、栃木県済生会宇都宮病院に脳血管障害で入院していた40代の男性が脳死し、肝臓は広島大病院で40代の女性に移植された(中国、4.14)

■日本鉄鋼協会計測・制御・システム工学部会の玉置久部会長らは、製鉄所の設備の保守義務を高度化するために、AI技術と高速カメラを組み合わせた実証機の開発に取り組む産学連携の研究会を立ち上げた。研究会には、広島大の他9大学や企業3社が参画する(日刊工業4.14)

■15日、世界的ジャズピアニスト小曽根真さんが広島大付属三原中で演奏し、音楽の魅力について語った(中国、4.16)

■福山市草戸町の住人たちが、芦田川の中州で見つかった中世の港町「草戸千軒町遺跡」(発掘調査に広島大も参加)ゆかりの寺社や伝説を発信するため、遺跡巡りや門前市などの事業を始める(中国、4.16)

■15日、政府の地震調査委員会が活断層として知られる日奈久断層帯の一部が活動したとの見解を示した。同日、広島大の中田高名誉教授(変動地形学)らが、熊本地震などの活断層による地震の断層が地表に現れていないかを調査したところ、地割れは見つかったものの地表に痕跡はなかった(朝日、4.16)

■29日、市民公開講座「がんの早期発見最前線inみはら」が三原市民福祉会館で開催される。広島大病院の栗井和夫教授が講演する(朝日、4.16、中国、4.18)

■【大学野球】広島六大学春季リーグ第3週第1日▽1回戦 広島大4-1近大工(中国、朝日、読売、4.17)

■16日、国連児童基金(ユニセフ)を支援する県ユニセフ協会の設立10周年の記念集会がに行われ、会長の越智光夫広島大学長があいさつをした(中国、4.17)

■広島大の中田高名誉教授(変動地形学)らのチームと東北大の遠田晋次教授(地震地質学)らのチームが、16日未明に熊本県内でM7.3の地震を起こしたとみられる断層が、震源に近い益城町内で地表に出現したことを確認した(中国、4.17)

■【キャンパスリポーター発】広島大大学院教育学研究科の徳永ゼミ生による研究演奏会が、広島市東区の東区民文化センターで行われた。(記事:広島大2年 福原潤)(中国、4.18)

■【大学野球】広島六大学春季リーグ第3週2日目▽広島大6-4近工大(中国、4.18)

■16日、関西医科大付属滝井病院にくも膜下出血で入院していた40代男性が脳死し、膵臓と片方の腎臓は広島大病院で30代女性に移植された(中国、4.18)

■18日、熊本県の震源域で活断層を調査した、広島大大学院文学研究科の後藤秀昭准教授(地理学)と同大教育学研究科の熊原康博准教授(自然地理学)が会見を行った。以前から知られていた布田川断層から分岐した別の活断層の存在を示す痕跡を発見したと報告した。この断層が最大で約1.2メートルの横ずれを起こしていた(中国、読売、4.19)

■18日、広島市が所有する広島大旧理学部1号館の保存・活用について市民アイデアの結果が分かった。何らかの保存を求める意見が74%を占め、活用策では「博物館」が目立った(中国、4.19、朝日、読売、毎日、4.22、産経、4.25)

■18日、広島大は大学院教育学研究科の科長に小山正孝氏を選んだ(中国、4.19)

■広島大病院小児科の梶梅あい子医師が、中学生になり問題行動を起こす人と付き合うようになった子どもへの対応策について話した(中国、4.19)

■19日、広島大の中田高名誉教授らが、熊本県でマグニチュード7.3の地震を引き起こした布田川断層帯が地表に出現したとみられるずれが阿蘇山カルデラ内にあるのを発見した(中国、4.20)

■元広島大特任助教でベトナム人であるカオ・ティ・トゥイ・リンさんが熊本市を旅行中地震の混乱に巻き込まれ、被災時の苦労を語った(中国、4.20)

■18日、広島大の大瀧慈名誉教授が広島大霞キャンパスにおいて、原爆投下で体外から放射線を浴び、直接被爆した被爆者の内部被ばくの健康被害について講演を行った(毎日、4.20)

■広島大大学院医歯薬保健学研究院の貞森拓磨助教(救急集中医学)たちは、熊本地震の被災地で小型無人機ドローンを活用して被災状況を確認している(中国、4.21)

■20日、熊本地震の避難所で往診に当たった広島大病院の災害派遣医療チーム(DMAT)が帰任した(中国、4.21)

■広島大大学院理学研究科の須田直樹教授(地震学)が、地震速報からのわずかな時間に頭を抱えてしゃがむなど身の安全を最優先に考え、行動してほしいと話した(中国、4.22)

■熊本地震の発生から1週間、広島大病院などの災害派遣医療チーム(DMAT)が継続的に被災地入りしている(中国、4.22)

■25日で1年が経つネパール大地震はいまだ復興が手つかずの状態にある。東広島市の写真家の加藤恒光さんと会社員の土田悦治さんは、ネパール出身の広島大大学院生のマスキ・ビザンさんを頼り、被災地へ継続的に物資を送っている(中国、4.22)

■21日、広島市の松井一実市長は記者会見で、広島市が広島大本部跡地に所有する被爆建物の旧理学部1号館について、市民の意見を受け保存に前向きな姿勢を表明した(中国、4.22)

■5月21日、広島大東広島キャンパスにて、「サイエンス・カフェー重力波ーその人類初検出の意味とは」が開催される(産経、4.22)

■カイロ大教授で広島大特任教授のマーヒル・エルシリビーニーさん、「はだしのゲン」をアラビア語に翻訳する作業を行っている。広島大での任期が終わる来月末までに翻訳を終える予定(毎日、4.22)

■熊本地震を受け、広島ではどんな地震が想定され、どう備えればよいのか、熊本地震の被災地を査した広島大の奥村晃史教授(地震地理学)が語った(読売、4.23)

■22日、「東広島オオサンショウウオの会」は広大生や地域住民も手伝って東広島市豊栄町の椋梨川で幼生を捕獲し下流に移した(中国、4.23)

■20日から大型連休まで、広島大キャンパス内で、熊本出身の広島大の学生約150人が熊本地震の被災地を支援する募金活動を行う(中国、4.23、4.26)

■23日、酒造りを支える地下水を守るために山を手入れする「山のグランドワーク」が行われ、地元の高校生や大学生、社会人たち約10人が参加した。広島大4年の国貞真矢さんは「森の見通しが良くなり、気分もすっきりした」と語った(中国、4.24)

■23日、福山港の開港50周年を記念した特別講習会が行われた。広島大大学院の戸田常一教授が「備後地域経済における福山港の役割」について講演した(中国、4.24)

■元広島女学院大教授の宇吹暁さんらにより、広島・長崎の被爆から70年の間に刊行された「原爆手記」が5895冊に上ることが分かった。宇吹さんは、広島大放射能医学研究所助教授だった1996年に、長崎を含め3542冊・37793編を数えた「原爆手記掲載書・誌一覧」をまとめた(中国、4.24)

■23日、第61回春季県高校軟式野球大会が開幕した▽広大附6-0広陵(毎日、4.24)

■岩国短大幼児教育科の朝倉なぎさ准教授(広島大卒)は、「ドラマ教育」を通して、将来教育の現場に立つ学生が子どもたちのいろんな表現を受け止められるよう感性を育てたいと話した(中国、4.24)

■24日、第61回春季県高校軟式野球大会1回戦が行われた▽広大福山19-0東城(朝日、4.25)

■広島大病院小児科の梶梅あい子医師が、子育てには子どもを認め肯定することが大切だと語った(中国、4.26)

■25日、世界遺産の島・宮島への「入島税」など法定外目的税の導入に向けた検討委員会が廿日市市役所で行われた。委員会の広島大大学院の川崎信文教授(行政学)は会合後「さらに課題を整理し、方向性をまとめたい」と話した(中国、4.26)

■25日、広島大発バイオベンチャーのツーセルは、軟骨の再生細胞医療について、中外製薬とライセンス契約を締結したと発表した(日経、4.26)

■26日、広島大は中国の程永華駐日大使に名誉博士号を授与した(中国、4.27)

■日本人と外国人の学生でつくる国際青年ボランティアグループ「はみんぐる~む」による外国語絵本の読み聞かせ活動が15周年を迎えた。ニュージーランドから広島大に留学しているタム・カ・ユアン・エイドリアンさんは、子どもたちに外国文化を伝えながら日本語も上達すると話した(中国、4.27)

■NPO法人ミニミニ外国in広島の代表を務める宮井ふみ子さん(広島大病院勤務)は、広島にいながら外国人の方と交流できる催しを市内で企画している(中国セレクト、4.27)

■建設中の新名神高速道路(神戸市北区)の橋桁が国道に落下した事故による撤去作業について、広島大の藤井堅教授(橋梁工学)は「どんな方法をとるにせよ、かなり大規模な工事になり、安全性を慎重に検討する必要がある」と話した(読売、4.28)

■5月5日、コミュニティ・アカデミー上幟第1回特別講演「健やかに老いるための知識」が行われる。講師は広島大名誉教授の原田康夫さんが務める(中国、4.28)

■5月8日、潰瘍性大腸炎・クローン病「広島炎症性腸疾患患者会発足記念講演」が行われる。講師は広島大病院IBDセンター長の田中信治教授と副センタ―長の大毛宏喜教授が務める(中国、4.28)

■5月1日付、広島市人事【課長級】西区厚生部医務監(広島大病院脳神経外科非常勤医師・研究員、平本恵子)(中国、4.28)

■第50回織田陸上 広島県内種目≪中学≫【男子】◆3000メートル1組 藤本晧士(広島大三原)(中国、4.28)

■28日、広島大は来春入学の入試から郵送での出願を廃止し、すべてインターネットで受け付けると発表した。ネット出願の完全移行は中国地方の国立大では初めて(中国、毎日、4.29)

■5月14日、広島大総合博物館フィールドナビ「ネイチャーゲームで遊ぼう!!春編」を、広島大東広島キャンパスにて開催する。広島大大学院総合科学研究科の浅野敏久教授と県シェアリングネイチャー協会がナビゲーターを務める(朝日、4.29)

■【春の叙勲受章者】▽瑞宝中綬章▽大槻和夫(80)広島大名誉教授、尾田年充(80)広島大名誉教授、▽瑞宝双光章▽藤村良夫(62)元広島大病院診療支援部主任部門長(毎日、日経、産経、4.29)

■29日、岸田文雄外相は北京到着後、市内の首都師範大学内にある広島大学北京研究センターを視察し、広島大に留学したことのある中国人学生らと懇談した(産経、4.30)


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