平成28年8月

■10月23日に東広島キャンパスで開催されるフェニックスリレーマラソンの参加チームを募集している。広島大体育会の実行委員は毎週会議を開催し、同イベントの認知度アップと準備に力を入れている(中国、8.1)

■【キャンパスリポーター発】広島大東広島キャンパスの大学会館において、イスラム教の断食月明けのお祝いをする時期に合わせて「ハラルフード広島風お好み焼き試食会」を開催した(記事:広島大大学院修士1年服部拓磨)(中国、8.1)

■12日、広島大は国際司法裁判所の判事の小和田恒氏に対して、名誉博士号を授与した(プレスネット、8.1)

■【日本酒のいま】独立行政法人酒類総合研究所では、研究員以外にも広島大から学生を受け入れている。広島大大学院博士課程2年の飯島遼平さんは、酒かすに記憶力維持が期待できる成分が含まれていることを突き止め、同大大学院博士課程2年の宇原諒さんは、日本酒を貯蔵する際に発生する劣化臭「老香」について研究している(中国、8.2)

 ■1日、広島県で開催中の「第40回全国高等学校総合文化祭2016ひろしま総文」の自然科学部門では、生徒たちが広島大の農場や民間企業などを訪れる「巡検」が行われた(読売、8.2)

■16日、広島大の学生団体「OPERATIONつながり」は、東広島市の高校1年生2人とともに、東北大震災の被災地の現状や魅力を伝えるスタディーツアーに出発する。3泊4日で宮城県石巻市などを訪問する(中国、8.4)

■3日、広島市は被爆建物の旧広島大理学部1号館の保存・活用について話し合う第2回有識者懇談会を開いた(中国、毎日、8.4)

■3日、山口県の村岡嗣政知事は、上関原発の公有水面埋め立て許可の延長を巡り、中国電力の延長申請に許可を出した。広島大大学院の横山信二教授は、東日本大震災後の原発を取り巻く社会情勢や新しい安全基準に照らし、許可は問題があると話した(中国、8.4)

■【ヒロシマ 被爆遺構】現在87件が被爆建物として登録されている。旧広島大理学部1号館もその1つで、最大規模の被爆建物だが震度6以上の地震で倒壊する危険性が高いという診断結果が出ており、保存方法を巡り議論が続いている。元広島大教授の石丸紀興さんは、被爆建物は価値を超えたもので解体後悔やんでも元に戻すことはできないため、保存について議論すべきだと話した(毎日、8.4)

■4日、広島大は大学院社会科学研究科の教員のパソコン1台がマルウェアに感染し、卒業生や元教員など計437人分の個人情報が漏えいした可能性があると発表した(中国、読売、毎日、8.5、産経、8.6)

■広島大出身の藤井裕子さんは、オリンピック開催地であるブラジルの柔道代表チームを指導している(中国、8.5)

■24日~29日まで、東広島芸術文化ホールくらら1階市民ギャラリーにおいて、次世代に継ぐ「ヒロシマ」展が開催され、原爆の写真パネルや被爆資料が展示される。28日は同1階小ホールにおいて自主映画「運命の背中」の上映会と、監督・脚本を務めたNHK広島放送局の出山知樹アナウンサーと広島大原爆放射線医科学研究所の久保田明子助教のトークショーが行われる(朝日、8.5)

■7月19日、フィリピン南部のミンダナオ島とその周辺地域から研修に訪れた11人の男女が、広島大で紛争からの復興について意見を交わした。この研修は、同地域に発足予定の自治政府を担う人材育成を目的に行われている(読売、8.5)

■14日、被爆作家3人の原爆文学資料についてユネスコの世界記憶遺産への登録を目指す市民団体「広島文学資料保全の会」などが、8・14ヒロシマを語る市民朗読会」を開催する。朗読会では、保全の会の顧問を務める広島大名誉教授の水島裕雅さんが原爆文学を世界記憶遺産に登録することの意義について講演する(朝日、8.5)

■広島大、比治山大など県内5大学の臨床心理士養成大学院が、熊本地震によるストレスや悩みを抱えた広島県出身の学生を対象にカウンセラーが無料で相談にのる「帰省中のこころのサポート事業」を始めた(中国、8.6)

■5日、ユネスコが提唱する「持続可能な開発のための教育」(ESD)についての研修会が広島大東千田キャンパスで行われた(中国、8.6)

■6日、広島大原爆死没者追悼式、広島高等師範学校附属中原爆死没者・戦没者慰霊追悼の集い、広島女子っ高等師範学校付属山中高等女学校・県立第二高等女学校合同原爆慰霊祭が行われ、遺族や関係者らが参列し、犠牲者の冥福を祈った(中国、8.7)

■広島大の越智光夫学長と宇宙飛行士の山﨑直子さんが対談が行った(日経、8.7、中国、8.11)

■【病院の実力】肺がんについて、各病院の治療実績などを示した。◆広島大学病院▽手術患者数150人▽区域切除数63人▽放射線療法の定位照射13人▽手術せずに薬物療法単独43人。広島大病院呼吸器外科の岡田守人教授が、手術で完治する患者が増え術後の患者の生活のために肺機能の温存が大事、手術の際には区域切除が可能かどうか医師に相談してほしいと話した(読売、8.7)

■三次市の道の駅「ゆめランド布野」の「まるごと布野のアイス屋さん」が、広島大の学生と共同で地酒の酒かすを使ったアイスを開発し、人気を集めている(中国、8.8)

■7日、1954年に太平洋ビキニ環礁であった米国の水爆実験を調査している市民団体「ビキニ被災検証会」の研究会が行われた。広島大名誉教授の大瀧慈さんは、航路が判明した漁船の位置から被ばく線量を調べ広島に投下された原爆と比較し、爆心地からの距離を推計した(毎日、8.8)

■三次市の道の駅「ゆめランド布野」の「まるごと布野のアイス屋さん」で人気を博している酒かすアイスが、広島大東広島キャンパスの生協でも販売される。同商品は広島大の学生も開発に関わった(読売、8.9、プレスネット、8.13)

■広島大病院皮膚科の田中暁生医師が、アトピー性皮膚炎の最近の治療や傾向について語った(中国、8.10)

■【想】東日本大震災や熊本地震により、個々の学問での対応には限界があり、総合科学的に考える重要性を指摘された。広島大学大学院総合科学研究科の岩永誠研究科長は、来年度東千田キャンパスで開設する「グローバル社会におけるリスクの総合科学」について、安全で安心な社会づくりを考える場としたいと話した(中国セレクト、8.11)

■6日、広島は71回目の原爆忌を迎え、平和について考える取り組みが各地で行われた。広島大付属三原中では、7月に2年生が同大大学院生の指導の元、オバマ大統領訪問を報じた新聞を読み比べ、平和を実現するためにはどうすればよいか、自分の意見をまとめた(読売、8.12)

■12日、PHP研究所から新書「広島大学は世界のトップ100に入れるのか」が出版された。著者はコラムニストの山下柚実氏(中国、8.13、日経、8.17)

■◇ソフトボール◇中国選手権東広島市地区予選 東広島教9-8広島大職(中国、8.13)

■岩国市錦町の民家に、日中戦争(1937~45年)時に旧広瀬村役場が各集落の区長に宛てた行政文書が70通以上保管されてあることが分かった。広島大文書館の小池聖一館長は、旧広瀬村という地域の歴史を知る上で重要な資料になると話した(中国、8.13)

■【農山村 若さで挑む】今年4月、奥田元宋・小由女美術館(三次市)の学芸員になった吉川昌宏さん(広島大教育学部卒)は、楽しい展示を企画し古里に貢献したいと話した(中国、8.15)

■東広島市福富町の道の駅「湖畔の里福富」において、携帯電話を持って屋外の大型遊具を巡り鬼を探すゲーム「おにみっけ」が人気を呼んでいる。同ゲームは、広島大生たち10人が結成した学生グループ「HSC」とウェブデザイナーたちが作成した(中国、8.17)

■16日~18日まで、広島市や呉市などの児童23人が江田島市の国立江田島青少年交流の家が企画した2泊3日のプログラムに参加し、瀬戸内海の海の生き物に親しむ。17日には、広島大生物生産学部の付属練習船で能美島周辺を回り海水の塩分濃度の調査を体験する(中国、8.17)

■23日、江田島市能美町の市町村環境改善センターで、同市出身で広島大大学院の武島幸男教授(病理学)が、「病理学とは?がんとその予防について」をテーマに講演会を行う(中国、8.17)

■21日、広島市東区の広島県医師会館で、「妊娠を考える女性と家族のためのセミナー」が開催される。広島大病院産婦人科の兵頭麻希医師ら、女性医療者たちが初めて企画した(中国、8.17、8.19)

■【運動はクスリ】広島大名誉教授の渡部和彦さんが、高齢者に大切な間接の柔らかさを保つために有効な足首のストレッチを紹介した(中国、8.17)

■広島大の男子硬式ソフトボール部が、西日本大学選手権で初優勝した(中国、8.18)

■企業と大学の包括協定が中国地方で相次いでいる。広島大は2009年ににしき堂と共同でハッサクのジャムを使用する「せとこまち」を開発するなど、企業との提携を進めている。現在、24社と提携しており今年は新たに5社と締結した。企業と提携することで、中四国地方をリードする大学として研究成果が社会に役立っていることを示そうとしている(中国、8.19)

■18日、広島県は呉市で乳児が放置されて衰弱死した事件の再発防止策を考える検証委員会の第3回会合を県庁で開催した。委員長を務める広島大大学院の七木田敦教授は、虐待防止に実効性のある報告書をまとめたいと話した(中国、8.19)

■19日、民間の企業グループによる広島大本部跡地の再開発事業の完了が、半年ずれ込み2020年7月になることがわかった(中国、8.20)

■【キャンパスリポーター発】広島大東広島キャンパスで、フィンランド映画「365日のシンプルライフ」の鑑賞会が行われ、フィンランドへの理解を深めた(記事:学部2年福原潤)(中国、8.22)

■22日、広島県警は広島大病院は、同病院が所有する小型無人機ドローンを活用して、災害時に被災者の発見や救出に役立てるため協定を結んだ(中国、読売、日経、8.23)

■22日、広島大、岡山大、山口大の3大学の応援団が、広島大東広島キャンパスで合同演舞会を開いた。3大学の応援団はこの時期に持ち回りでこの会を開催している(中国、8.23)

■次世代のクリーンエネルギーとして期待される水素を製造する研究が活発化している。広島大先進機能物質研究センターの小島由継教授は、昭和電工、豊田自動織機、太陽日酸、産業技術総合研究所と共同でアンモニアを分解し、燃料電池車に使う高純度の水素を取り出す実験に世界で初めて成功した(中国、8.24、8.28、読売、8.26)

■マツダや広島大を中心に設立された「ひろしま自動車産学官連携推進会議」が設立1周年を迎えた。6社で結成された同組織は、28社・団体までに拡大した(日刊工業、8.24)

■11月、広島大総合博物館は開館10周年を迎える。学術標本資料公開だけでなく、東広島キャンパスの自然や、点在する先史時代以降の遺跡も展示物と位置づけ、地域の身近な学習の場となっている(読売、8.24)

■2010年頃から、広島大病院乳腺外科は県立広島病院生殖医療科と連携し、がん治療と生殖医療を両立させる体制づくりに取り組んでいる。がん治療で抗がん剤投与に臨む前に、受精卵や卵子を凍結保存しておけば、がん完治後に出産の可能性が残る(中国、8.24)

■広島諸事・地域再生研究所の石丸紀興代表(元広島大教授)は、理系の工学部に主に在籍しながら広島の戦後復興史の研究に取り組んできた。今後は、復興史を追った経験を生かしてヒロシマのまちづくりにいかしていきたいと話した(中国、8.24)

■広島大は、中国新聞リーダーズ倶楽部(教育情報の発信・交流、地元経済の活性化を目指す団体)に協賛している(中国、8.25)

■25日、北方領土の返還を訴える広島県民大会が県民文化センターで開催された。今夏現地調査に参加した広島大法学部2年の福原潤さんは、ロシア政府によって公共施設の整備が進んでいる現状を報告した(中国、8.26)

■4月に発足した日本ゲノム編集学会の会長を務める広島大大学院理化学研究科の山本卓教授は、19日に日本学術会議が開催した学術講演会において「ゲノム編集は日常的に使える技術になりつつあり、ゲノム編集を使わないと生命科学の研究分野では戦えない」と強調した(日刊工業、8.26)

■市民公開講座「進歩する肺がん治療」が開催された。広島大病院呼吸器内科の服部登准教授が開会のあいさつし、同病院呼吸内科・講師の宮田義浩准教授と藤高一慶講師が肺がんの治療について基調講演を行い、加えて呼吸器外科内科病棟・看護師長の山崎香織氏、岡田守人教授らがパネルディスカッションを行った(中国、8.26)

■9月30日まで、広島大総合博物館において夏の特別展示「キャンパス内の甲虫とトンボ」が開催されている(産経、8.26)

■広島大の学生団体「OPERATION(オペレーション)つながり」が、2014年8月の広島土砂災害の被災地である大林地区の盆踊りに参加した。同地区の土砂撤去を手伝ったことが縁となり、被災者との交流イベントを定期的に開催している(中国、8.27)

■広島大大学院講師の北台如法さんが、養命酒製造のスマートフォン充電器プレゼントキャンペーンのPR動画に起用された。外国人男性の充電器のデザインや機能について話す場面を広島弁で吹き替えた(中国、8.27)

■広島市教育委員会が、質の高い幼児教育の在り方を探る文科省のモデル事業に選ばれた。専門家らの意見を聞くために市が設置した懇談会の初会合が26日に開かれ、座長についた広島大大学院の朝倉淳教授は、子どもたち一人一人の育ちにつながる場にしたいと抱負を語った(中国、8.27)

■27日、第57回全日本吹奏楽コンクール中国大会が開催された。◇大学の部【金賞】広島大吹奏楽団(中国、8.28)

■広島地区ベストセラーズ(週間ランキング)9位「広島大学は世界トップ100に入れるのか」(中国、8.28)

■広島大付属小3年の山本夏央さんが、日米通算200勝したカープの黒田博樹投手を描き、夏休みメダルデザインコンテストに入賞した(中国、8.28)

■【学生リポーターが聞く】広島大大学院修士1年の服部拓磨さんらが、JTB中国四国の大和田博之社長にインタビューを行った。大和田社長は、学生に向けて読書や旅行によって感性を磨き固定概念にとらわれず自由な発想力で道を切り開いていってほしいとアドバイスした(中国、8.28)

■27日、第33回中国ユース音楽コンクール・ピアノ部門の本選が始まった。【小学5・6年生部門】最優秀賞▽森川心菜(広島大付小)(中国、8.28)

■28日、第33回中国ユース音楽コンクール・ピアノ部門の本選の最終日が行われた。【中学生】優秀賞▽倉田弥緒(広島大付属三原)、奨励賞▽竹原冴子(広島大付属福山)(中国、8.29)

■◇アメリカンフットボール◇中四国学生秋季リーグ第1節査収日 広島大(勝ち点2)31-7山口大(勝ち点0)(中国、8.29)

■27日、千田通り商店街は恒例の地域交流フェスタを開催し、広島大を通じて学生への参加を初めて呼びかけ、3人の学生が参加し地域の人々と交流した(中国、8.29)

■広大医学部医学科6年の見越正礼さんが2年目に入った病院での実習について話した。将来は診てもらいたくなるような医者を目指し、何でも見る総合診療医のスタンスで臨んでいる(中国、8.29)

■9月1日から、広島大など中国地方の5大学は、障害のある学生への支援を連携して始める(中国、8.30)

■9月12~18日、原爆ドームの破片を収集する広島大の学生グループ「広島大学原爆瓦発送之会」は、同館を設計した建築家ヤン・レツルの母国チェコを訪ね、子孫の方と面会し破片数個を寄贈する(中国、毎日、8.30)

■29日、徳島県警板野署は県迷惑行為防止条例違反(卑わいな言動)の疑いで、広島大大学院理学研究科准教授を現行犯逮捕した(中国、毎日、読売、8.30、朝日、8.31)

■広島大病院皮膚科の田中暁生医師が、アトピー性皮膚炎の治療法やスキンケアの注意点について読者の質問に答えた(中国、8.31)

■湯崎知事は、今年5月にオバマ大統領が広島を訪問したことを踏まえ今後も平和行政の取組を加速させていく考えを示した。核兵器廃絶への思いは、父で広島大教授だった故湯崎実さんの影響があるという(読売、8.31)


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