平成28年11月

■18日、広島バイオテクノロジー推進協議会は医療分野での成果を紹介するフォーラムを行う。広島大大学院の杉山政則教授が乳酸菌などが生み出す抗生物質について、広島大病院の栗原英見主席副病院長が歯周病の原因菌が糖尿病のリスクを高めることについて話す(中国、11.1)

■1日、広島市は地元の産学官のトップが長期的なまちづくりについて考える「広島の拠点性強化に向けた懇話会」の初会合を開いた。松井市長や広島大の越智学長ら7人が出席し、市が来年2月に改定を目指す地方版総合戦略と広島広域都市圏発展ビジョンについて意見交換を行った(中国、11.2)

■理化学研究所多細胞システム形成研究センターは、京都大や広島大原爆放射線医科学研究所の川上秀史教授との共同研究で、運動障害などが起こる難病「脊髄小脳変性症」の患者の細胞から作製したiPS細胞を使い同変性症を再現することに成功した(中国、日刊工業11.2)

■【専門医が診る】広島大病院消化器・代謝内科の伊藤公訓医師が、胃食道逆流症が発症する要因や日常生活で気を付ける点について解説した(中国、11.2)

■第65回読売教育賞の最優秀賞8件が発表された。算数・数学教育部門では、広島大付属中・高校の橋本三嗣教諭による「生徒の活動を重視した数学Ⅰ『データの分析』の授業実施」が選ばれた。コンピュータを使いデータを収集・分析して統計的な考え方を身に着けさせる授業を展開する(読売、11.2、11.4、11.26)

■2日、広島大大学院教育学研究科は優れた教育実践者をたたえる「ペスタロッチー教育賞」の本年度の受賞者に広島女学院大の湊晶子学長を選んだと発表した。12月22日に表彰式が行われる(中国、11.3、産経、11.9)

■12月11日、市民公開講座「不整脈と脳梗塞の関係を知り、私と家族の未来を守る」が開催される。広島大病院循環器内科の中野由紀子講師、同院脳神経内科の青木志郎助教らが講演や質疑応答を行う(中国、11.3)

■【秋の叙勲】◇瑞宝中綬章◇甲斐祥郎(広島大名誉教授)、河部本悟(広島大名誉教授)、橋本秀夫(広島大名誉教授)(朝日、11.3)

■第73回中国文化賞の受賞者7人が決まった。前広島大学長で肝臓がん外科治療などをリードしてきた浅原利正氏らが選ばれた(中国、11.3)

■中井正文(なかい・まさふみ=広島大名誉教授、ドイツ文学)10月27日、死去。103歳。小説「寒菊抄」で第20回直木賞候補となった(朝日、毎日、読売、11.3)

■石橋昇(いしばし・のぼる=広島大名誉教授、植物学)10月30日、死去。69歳(中国、読売、11.3)

■国立大学法人理学部長会議は、基礎科学の惨状と未来への投資を訴える声明を発表した。広島大の楯真一理学部長は、厳しい研究環境について訴えた(日刊工業、11.3)

■3日、広島市中区で「憲法のつどい・ひろしま」が行われた。広島大の横藤田誠教授(憲法学)が、個人の幸せをうたっている憲法13条の価値について講演を行った(中国、11.4)

■東広島市のNPO「子育てネットゆめもくば」は、家庭の事情で自宅で勉強しにくい児童生徒のための無料学習スペース「もくば元気塾」を運営している。児童生徒の宿題などを指導している広島大教育学部3年の北山佳恵さんは、教員を目指す自分の勉強の場にもなっていると話した(中国、11.4)

■4日、広島大は女子中学生のスカート内を盗撮しようとして現行犯逮捕され、罰金刑が確定した同大大学院准教授を諭旨解雇した(中国、朝日、読売、11.5)

■10月21日、広島大の大学院生物圏科学研究科は業務用食品製造のあじかん包括的研究協力の覚書を交わした。地鶏や銘柄鶏、たまご製品などで研究協力を行い、新商品の開発などを目指す(プレスネット、11.5)

■2015年に定められた被曝線量の診断参考レベルの設定に携わった広島大大学院医歯薬保健学研究院の粟井和夫教授(放射線診療学)は、日本は先進国の中でも医療被曝の線量が高いため、放射線による検査や治療の必要性を見極めなければいけないと話した(中国、11.5)

■5日、広島大と広島大校友会は東広島キャンパスにおいて広島大ホームカミングデーを開催した。会場では、広島東洋カープの優勝パレードのパブリックビューイングや各学部の公開討論会などが行われ、卒業生や地域住民らが在学生などと交流を深めた(中国、11.6)

■ホームカミングデーが行われた5日、広島大大学院国際協力研究科では、世界の伝統料理や民族衣装を紹介するイベントが行われた(中国、11.6)

■5日、福山市鞆町の歴史的な街並みについて学ぶ講演会が鞆公民館で行われた。広島大大学院の三浦正幸教授が講師を務めた(中国、11.6)

■13日、広島大サタケメモリアルホールにおいて、広島大統合移転20周年記念のオペラ「リゴレット」が上演される(中国、11.6)

■【病院の実力】乳がんの治療実績が紹介された。広島大病院は、全手術280件、同時再建手術28件、再発リスク検査は可能、遺伝性乳がん・卵巣がんの遺伝子検査も可能である(読売、11.6)

■【最新 ひろしま教育レポート】2004年に広島県立初の併設型中高一貫教育校として開校した広島県立広島中学校・広島高等学校は13年目を迎え、優秀な進学実績を上げている。また福山市立福山中学校・高等学校も地元トップの広島大付属福山中学校と互して存在感を高めている(朝日、11.7)

■広島大は研究に使うDNAの合成製品を学内の規則に反してプリペイド方式で購入し、必要な検査を受けてなかった2010年~2014年度の366件4030万円分の発注が不適正と指摘された。広島大監査室が調査したところ、架空や水増しなどの不正は見つからなかった(読売、11.8)

■9日、広島大、広島県、国際協力機構は、フィリピン・ミンダナオ島に設置予定の自治政府を担う人材の育成に取り組んできた事業の終了報告会を開催した。この事業を担当した広島大大学院社会科学研究科の吉田修教授は、工夫した点として大学教員が理論を教え県職員が実践について解説したことだと話した(読売、中国、11.10)

■16日、広島大は同大ライブラリーホールにおいて「遺伝子工学の創出から革新的ゲノム編集へ」をテーマにシンポジウムを開催する。同大の山本卓教授らが「ゲノム編集」の原理や可能性、最新の成果などについて紹介する(中国、11.10、読売、11.15)

■3月、呉市の民家で乳児が放置され衰弱死した事件について呉市や広島県は再発防止のため、関係部署間での情報共有の徹底や連携強化などの対策を始めた。広島大大学院の七木田敦教授が委員長を務める県の有識者の検証委員会は、家庭の実態に応じた支援の検討、若い世代への育児に関する啓発などの提言を行う(中国、11.10)

■第16回みんなの新聞コンクールの新聞切り抜き作品部門で最優秀賞に広島大付属東雲中1年の生徒が選ばれ、AIやロボットをテーマとした作品が紹介された(中国、11.10)

■琉球大の大城肇学長(広島大大学院経済学研究科修了)が、亜熱帯気候や島しょ地域という特徴的な立地を生かし国際貢献と地域経済振興を目指す琉球大の第3期中期目標・計画の考えについて話した(日刊工業、11.10)

■10日、第73回中国文化賞の贈呈式が行われた。前広島大学長の浅原利正さんら受賞者が出席した(中国11.11)

■10日に行われた第73回中国文化賞の贈呈式後、受賞者4人が受賞の喜びや今後の抱負について語った。肝臓がんの外科治療などをリードした前広島大学長の浅原利正さんは、今後住みよい地域づくりとともに医療の再構築に取り組みたいと話した(中国11.11)

■広島大大学院のウェルナー・シュタインハウス特任准教授たちが、日本の考古学の研究成果を近年の学説や最新データを盛り込みまとめた「日本の考古学」(小学館、2005年)の英語版を刊行した(中国、11.11)

■10日、旧陸軍が竹原市大久野島に設置した毒ガス工場の元従業員らや周辺9市町でつくる協議会は、施設の遺構や健康被害の記録の保存を求める要望書を国に提出した。1961年に広島大などがつくった研究会がボランティアで診断を続けており、研究会事務局の広島大の服部登准教授は、これほどまとまった毒ガス被害の記録は世界的にも珍しいため国などと相談して保存を図りたいと話した(読売、11.11)

■広島大は一般入試学生募集要項の冊子配布を今年度から廃止する。広島大は15年度入試から国立大として初めてインターネット出願を導入し、郵送出願と併用してきたが、17年度入試からインターネット出願に一本化する(日経、11.11、11.16)

■3日発表された秋の叙勲のうち、東広島市からは11人が選ばれた。◇瑞宝中綬章◇甲斐祥郎(広島大名誉教授)(プレスネット、11.12)

■◇東広島市ソフトボール協会2016年度リーグ戦◇【公式リーグA】第5節 広島大学学生9-1S・S・C(プレスネット、11.12)

■11月18日、25日、12月2日・9日、広島大マスターズ市民講座「くらしをサイエンスする」を東広島市文化センターにおいて開催する(プレスネット、11.12)

■10月27日、広島大附属幼稚園と同大大学院教育学研究科附属幼年教育研究施設は、平成28年度幼児教育研究会を開催した。同幼稚園は、自然とのつながりなどの体験を大切に幼児教育を行っている(プレスネット、11.12)

■10月25日、ソプラノ歌手で広島大客員教授の中丸三千繪さんの公開授業が同大東広島キャンパスの演奏室で行われ、教育学研究科の学生3人がベルディの「椿姫」などを歌い、指導を受けた(プレスネット、11.12)

■蔵本敦(くらもと・あつし=広島大名誉教授、内科学)25日、死去。84歳。1989年から95年の退官まで広島大原爆放射能医学研究所所長を務めた(プレスネット、11.12)

■東広島にある3つの大学と企業がコラボした商品が紹介された。広島大と企業がコラボした商品は、にしき堂との「八朔銘菓せとこまち」、野村乳業との「飲む、植物乳酸菌」、中国醸造との「ギャバリッチ ギャバたっぷりおいしい梅酒」が紹介された(プレスネット、11.12)

■広島市立基町高等学校は、広島大と連携した模擬授業や修学旅行での進路別研修、東大・京大オープンキャンパス研修などにより生徒の進路へのモチベーションを高めている(プレスネット、11.12)

■東広島市立御薗宇小学校は英語教育に力を入れており、同小の教員だけでなく外国人のALTや広島大の留学生なども講師を務め児童と話したり歌を歌ったり楽しく学んでいる(プレスネット、11.12)

■12日、原発の高レベル放射性廃棄物の地層処分をテーマにした意見交換会が広島市で開催された。意見交換会に参加した広島大法学部2年の宇田津浩平さんは、将来にわたって続く問題なため若い世代がもっと関心をもつ必要があると話した(中国、11.13)

■21日、大学の約束トップメッセージフォーラム2016が日経ホールにおいて開催される。広島大の宮谷真人理事・副学長がセッション3「グローバルトップを目指す大学の挑戦(仮題)」に登壇する(日経、11.13)

■東京大や広島大の国際研究チームは、構造が複雑で調べるのが難しいとされてきたアフリカツメガエルのゲノムを解読したと、英科学誌ネイチャーに発表した(中国セレクト、11.13)

■広島大原爆放射線医科学研究所の佐藤健一准教授(統計学)らが、8月6日の平和宣言文からすべての単語を抽出し使われ方の変化を調べた。12月22日まで、広島大医学資料館において言葉の使われ方を伝える映像作品を展示している(中国、11.15)

■13日、広島大の統合移転20周年を記念するオペラ公演「リゴレット」が同大サタケメモリアルホールで行われた。原田康夫元学長やイタリアで活躍する村田孝高さん、藤谷佳奈枝さんが主要キャストを務め、同大で声楽を学ぶ学生らも加わった(中国、11.15)

■広島大の学生ボランティア団体「OPERATIONつながり」は2014年の広島土砂災害発生直後かた土砂の撤去などの作業に参加し、現在も被災地支援を続けている。発生直後の様子を知らない大学1~2年のメンバーも増え、被災地を歩くイベントを企画したり今後の活動が先細らないよう力を入れている(中国、11.16)

■15日、米国と韓国、ラトビアの医師たち4人が、広島県や広島市でつくる放射線被曝者医療国際協力推進協議会(HICARE)の研究の一環で広島大病院高度救急救命センターを訪れ、原子力発電所の事故などの放射線災害の対応について学んだ(中国、11.16)

■広島県内の児童、生徒が科学研究の成果を競う第60回県科学賞の審査会が行われた。広島大大学院教育学研究科の古賀信吉教授、竹下俊治教授ら審査員を務めた。19日午前に表彰式が行われ、午後からは60周年記念行事として広島大の長沼毅教授による講演会や、特選受賞者による発表が行われる(読売、11.16)

■来年4月、広島大は大学院社会科学研究科に修士の学位が取れる二つの新たなプログラムを設ける。東千田キャンパスで主に開講し、広島市内で務める人が通いやすく利便性が高い立地を生かして、大学院への社会人受け入れ機能を強化する(中国、11.17)

■今秋、庄原市教委は佐田谷・佐田峠墳墓群の最終調査に取り組んだ。広島大大学院の野島永教授(考古学)は、出雲や吉備の特徴を合わせ持つ大規模な墳墓であることから、山陰と山陽の中継点で、物流を差配できた人物が手厚く葬られたのではないかとみている(中国、11.17)

■広島県と東広島市は、理化学研究所(理研)の一部が来年9月に東広島市へ移転する初期投資費に1億9000万円をあて、研究機器の購入や入居施設の改修などを行う。ゲノム編集の分野で国内トップレベルの技術を持つ広島大の山本卓教授らのチームと理研の連携により、最先端研究の進展や地域産業への貢献が期待される(読売、中国、11.17、朝日、11.18)

■広島大東広島キャンパスにおいて、学内の落ち葉を集めて堆肥に変え、学内の花壇などに活用するモデル事業が展開されている。18日、教職員と学生8人が昨年の落ち葉の堆肥を花壇へ運び、今年集めた落ち葉を堆肥場に入れ踏み固める作業を行った(中国、11.19)

■3日、広島大体育会バレーボール部が主催する第21回もみじ杯バレーボール大会が開催され、小学生男女計23チームが参加した(プレスネット、11.19)

■◇広島六大学野球◇1回戦=広島大12-1広工大、2回戦=広島大9-2広工大(プレスネット、11.19)

■11月5日~2017年1月28日、広島大総合博物館において、第9回ふむふむギャラリー「アンモナイトワールド太古の世界をのぞいてみよう」が開催される。初公開の化石や触れてもよい化石など約40点を紹介する(プレスネット、11.19)

■26日、東広島芸術文化ホールくらら小ホールにおいて、広島大マスターズ創立10周年記念シンポジウム「学園都市・東広島の近未来を語ろう」が行われる(プレスネット、11.19、朝日、11.25)

■19日、第60回県科学賞の表彰式が行われた。県科学省委員長を務める広島大の古賀信吉教授は、他の人が気づかないことに疑問を持ち、人とは違う方法で疑問を追求していたと評した。また60回目を記念し、広島大の長沼毅教授が「私が科学者になった理由-深海生物から宇宙生命を考える楽しさ-」と題して講演を行った(読売、11.20)

■19日、広島平和記念資料館の資料調査研究会による研究発表会が行われた。広島大の靜間清特任教授は、「黒い雨」を浴びた衣服のガンマ線量を測定し、降雨域の推測について報告した(読売、11.20)

■19日、第69回全日本合唱コンクール全国大会大学職場一般部門の大学ユース合唱の部と室内合唱の部が行われた。大学ユース合唱の部において、広島大3年の小坂光さんが代表を務める「ひかりカレッジクワイア」が銅賞を受賞した(朝日、11.20)

■2001年から本格化した「ドクターヘリ」について中国地方では、5県が包括的な協定を結んでいる。拠点病院の1つである広島大病院でドクターヘリを担当する大谷直嗣助教は、ドクターヘリ同士の連携にとどまらず、救急や災害医療に関わる様々な機関と連携体制をつくることが大切だと話した(毎日、11.21)

■21日、富士山で起きた滑落事故による男性2人の死亡が確認された。2人は日本山岳会広島支部に所属する広工大1年の男子学生と、広島大山岳部出身で登山歴40年以上の会社員の男性だった。学生の登山技術向上の取り組みの一環として男子学生3人と60代の男性3人が18日夜に広島を出発していた(中国、毎日、11.22)

■◇エスキーテニス◇中国地区第141回エスキーテニス大会【男子】◆団体▽1部(3)広島大A▽3部(1)広島大B、【女子】団体▽1部(2)広島大A、◆個人ダブルス▽1部(2)三角真子・高木瑞穂(広島大)▽3部(3)森重知里・水野志歩(広島大)▽級位(2)挟間文香(広島大)(読売、11.23)

■◇バスケットボール◇バスケット全日本大学選手権▽男子一回戦 新潟経営大68-44広島大、▽女子一回戦 中京大66-62広島大(朝日、11.23)

■広島大病院の消化器・代謝内科の伊達公訓医師が胃食道逆流性に関して、服薬後ののどの痛みやピロリ菌の除去などに関する読者の質問に答えた(中国、11.23)

■広島大大学院教育学研究科博士課程前期2年の伊達文香さんは、衣服のできる工程を通して社会の成り立ちを児童生徒に考えさせる「服育」に取り組んでいる。サークル活動で訪問したインドで学んだ人身売買の実態や安価な服をつくるため労働者が低賃金で働かされる実態を伝えている(中国、11.23)

■鈴峯女子短大の新田由美子准教授(広島大大学院博士課程修了)が、森林や田畑を食い荒らすシカやイノシシなどの獣害対策としてオオカミを復活させる運動について話した(中国、11.23)

■広島大両生類研究センターとスイスの大学などで作る国際研究チームは、ニホンアマガエルが日本の東西で別々の種である可能性があることを発表した。広島大の三浦郁夫准教授は、別種に分類できる可能性があり、繁殖期の鳴き声や交雑できるかどうか調べていきたいと話した(中国、11.24、朝日、11.25、日経、11.28、読売、11.29)

■Ligaric(リーガレック)と広島大は共同で、直径1マイクロメートル以下の超微細気泡を活用した汚泥減容化技術を開発した。今後、親会社の西日本高速道路が運営するパーキングエリアなど休憩施設の浄化槽に導入される(日刊工業、11.24)

■「難民」をテーマに広島市立大と広島大がそれぞれ催しを開く。広島市立大は27日に国連難民高等弁務官のフィリッポ・グランディ氏の講演会を行い、広島大は12月9日に同大大学院総合科学研究科の材木和雄教授、コロンビア大人権学研究所のデイビッド・フィリップス氏、新潟県立大の猪口孝学長が講演とパネルディスカッションを行う(朝日、11.25)

■東広島に住む広島大の元教職員でつくる「広島大マスターズ」が設立10周年を迎える。培った知識を地域の生涯学習に生かす目的で東広島市教育委員会と協力し、市民講座や学校での出前授業などを行っている。26日に記念のシンポジウムを行い、同大の名誉教授などが東広島の文化などについて話す(朝日、11.25)

■26日、広島大東千田キャンパス未来創生センターにおいて、シンポジウム「『ヒロシマ・モナムール』―トポスとしてのヒロシマ」が行われる(朝日、11.25)

■中国四国管区行政評価局は、広島大など中国地方の国立大・高専計11校を対象に、障害のある学生への支援に関する調査を始めた。各校の課題を洗い出し、学習環境の改善に向けて提言を行う(中国、11.25)

■29日、バレーボールの第69回男子、第63回女子全日本大学選手権が行われる。広島大は男女ともに出場する(朝日、11.25)

■東京大、お茶の水女子大、広島大、台湾の共同研究グループは、半金属ビスマスがトポロジカル物質であることを発見した。代表的な半金属材料のビスマスはさまざまなトポロジカル物質の合成に欠かせない原料だが、純粋なビスマス結晶自体がトポロジカル物質かどうかは長年の謎だった(日刊工業、11.25)

■24日、広島原爆養護ホーム「舟入むつみ園」でウィーン国立音楽大大学院や広島大の学生らによる慰問コンサートが行われた。広島大研究員の嘉陽礼文さんが尺八を演奏したり、広島大生のバイオリンに合わせ「ふるさと」を被爆者と一緒に歌った(毎日、11.25)

■東北大と広島大の研究チームは、22日に起きた福島県沖の地震は、旧磐城沖ガス田付近の海底活断層が動いて発生した可能性が高いとする分析結果を発表した(毎日、11.25)

■25日、福山市でイノシシに襲われ2人がけがをする被害が起こった。イノシシの市街地への出没は2015年度が37件で、2010年度の2.6倍にのぼる。広島大大学院の谷田創教授は、山をおりても脅威となる人がいないと学習しており、わなや策などの対策では限界があると話した(中国、11.26)

■高円宮杯第68回全日本中学英語弁論大会の決勝大会で広島県代表の広島大付属中2年の生徒が日本コカ・コーラ賞を受賞した(読売、11.26)

■25日、広島市の松井市長は放射線影響研究所の移転先として市と市医師会が所有する市総合健康センターを検討していることを明らかにした。1993年に広島大工学部跡地に新築移転する計画がまとまっていたが、米国が財政難を理由に難色を示し凍結されていた(読売、11.26)

■12月4日、広島大サタケメモリアルホールにて、同大大学院教育学研究科音楽文化教育学講座の第42回定期演奏会が行われる(プレスネット、11.26)

■12月4日、東広島市民文化センターアザレアホールにて、第54回広島大学邦楽部定期演奏会が行われる(プレスネット、11.26)

■26日、親子でお金の役割を学ぶ「お金学習カフェ」が広島市で行われ、銀行業務や買い物の模擬体験、おこづかい帳の付け方講座などが行われた。広島大付属東雲小3年の児童は、お年玉をもらったらお小遣い帳を付けると話した(中国、11.27)

■26日、東広島市西条地区を流れる半尾川の活用を考える市民グループ「半尾川再生まちづくり倶楽部」が川沿いにヒガンバナとスイセンの球根計220個を植えた。代表世話人の広島大の中坪孝之教授は、市民の協力を得て目に見える活動を広げたいと話した(中国、11.27)

■26日、日本NIE学会が松山市で開催された。広島大大学院の小原友行教授(社会科教育学)は、物事の背景を踏まえ自分なりの意見を持ちよりよい社会への参加を考えることこそNIEの醍醐味だと話した(中国、11.27)

■【学生リポーターが聞く】リーガロイヤルホテル広島の高舛啓次社長は、何事も中途半端に終わらせないやり切る力とその信念をもっているか、人間力の土台となることをしっかり身につけようと学生たちにメッセージを送った(取材:広島大2年、福原潤ほか)(中国、11.27)

■今月、東広島市の写真家の加藤恒光さんがネパールを訪れ、昨年4月に大地震があった被災地などを巡った。ヒマラヤ山脈のマナスルを望むゴルカでは、同地区出身の広島大大学院生のマスキ・ビザンさんとともに小学校を訪問し、テント生活を送る子どもたちに日本の絵本を贈った(中国セレクト、11.27)

■26日、原爆犠牲者を追悼する慰霊コンサートが原爆ドームの対岸などで行われた。広島大の嘉陽礼文研究員が企画し、広島大やウィーン国立音楽大の学生らが演奏を行った(産経、11.27)

■第74回福山音楽コンクールが開催され、将来音楽家を目指す児童生徒らが日頃の練習の成果を発表した。産経新聞社賞に広島大付属福山高校1年の生徒が選ばれた(産経、11.28)

■文部科学省から各国立大に支出される「運営費交付金」の減額により、北海道大や広島大など7大学では、運営費交付金をベースとした「個人研究費」が1人あたり100万円を超えた時代もあったが、現在では10万円~50万円となっており、日本の大学の研究環境の悪化が危ぶまれている(毎日、11.28)

■12月9日、広島大の学士会館において「移民・難民~国際社会は人権の危機にいかに立ち向かうのか」という国際シンポジウムが行われる。国境を越えた人の移動や難民問題について考える(中国、11.28)

■27日、広島大において国際開発学会の全国大会が行われ、海外で学ぶ学生の安全確保や大学のリスク管理について教員ら30人が意見交換を行った(中国、11.28)

■27日、広島市こども文化科学館において、すばる望遠鏡の役割について学ぶ講座が行われた。広島大大学院の岡部信広教授は「すばる」望遠鏡を活用して、「暗黒物質」の研究が加速したことについて報告した(中国、読売、11.28)

■12月3日まで、日本国際飢餓対策機構広島事務所において、インドの伝統的な手縫いの刺繍生地を使った服の展示販売を行っている。広島大大学院生の伊達文香さんが低賃金で手縫いする現地の女性の支援を目指して企画した(中国、11.28)

■広島大大学院工学研究科の日比野忠史准教授(海洋工学)の研究室が、福山港で異臭などが問題となっていたヘドロの問題の解決に向けて、微生物が有機物を分解する仕組みを利用した「ヘドロ燃料電池」の実証実験を進めている(中国、11.29)

■28日、広島大は広島平和文化センターと包括的連携協定を12月12日に結ぶと発表した。越智学長は平和を希求する教養人の輩出を目指し、幅広い連携を展開したいと話した(中国、朝日、読売、日経、11.29)

■政府が主導する大型の産学共同研究プロジェクト「OPERA」では、東北大・名古屋大・広島大・山形大の4大学を核に、東京エレクトロンやマツダなど50社以上の企業が参画し、ゲノム編集や柔らかい有機材料を用いたロボティクスなどの新産業創出を目指す(日刊工業、11.29)

■29日、素粒子「ニュートリノ」に質量があることを発見し2015年にノーベル物理学賞を受賞した東京大宇宙線研究所の梶田隆章所長が、広島大で講演を行った(中国、読売、11.30)

■12月3日、広島大で宮島細工の伝統工芸士から彫刻を教わるワークショップが行われる(中国、11.30)


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