平成28年12月

■11月、広島大病院の脳神経外科医らが1996年設立しネパールの医療水準の向上を手助けしてきたNGO「アンナプルナ脳神経センター医療協力会」が、同国での脳神経専門医が増えてきたことを受け役割を終えたと判断し20年間の活動に終止符を打った(中国、12.1)

■文部科学省は、2016年度開始の「日本型教育の海外展開促進事業(EDU-Portニッポン)」の選定を発表した。広島大によるネパールでの子どもの日本型防災教育など5件を公認プログラムとして予算支援を行う(日刊工業、12.1)

■ゲノム編集技術の研究が各分野で広がりつつある中、欧米勢が先行している。広島大大学院理学研究科の山本卓教授が統括するプロジェクトは、日本独自のゲノム編集ツールの開発や既存の海外製ツールを併用した応用の道を切り開くなど、海外への高額な特許料支払いを回避しつつ産業応用の道を探る(日刊工業、12.1)

■11月29日、東広島署は、広島大事務職員を道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で現行犯逮捕した(中国、読売、12.1)

■日経BPコンサルティングは、「大学ブランド・イメージ調査」の中四国編を発表した。前年1位の広島大は2位だったが、「一流感がある」「成功している」などの項目で1位を獲得した(日経、12.1、産経、12.3)

■11月29日、素粒子「ニュートリノ」に質量があることを発見し2015年にノーベル物理学賞を受賞した東京大宇宙線研究所の梶田隆章所長が、広島大で講演を行った(朝日、12.1、プレスネット、12.10)

■12月中旬、広島大病院は手術支援ロボット「ダウィンチ」の2台目を設置する。複数台設置するのは中四国地方では初めてのこと(日経、12.1、朝日、12.17)

■広島大両生類研究センターとスイスの大学などで作る国際研究チームは、ニホンアマガエルが日本の東西で別々の種である可能性があることを発表した(科学、12.2)

■1日、東広島署は、広島大事務職員を道交法違反と自動車運転処罰法違反の疑いで再逮捕した(中国、朝日、読売、毎日、産経、12.2)

■11月26日、原爆犠牲者を追悼する慰霊コンサートが原爆ドームの対岸などで行われた。広島大の嘉陽礼文研究員が企画し、広島大やウィーン国立音楽大の学生らが演奏を行った(読売、12.2)

■【ひらく日本の大学】朝日新聞と河合塾が共同で、「少人数で指導を受けたい」「経済的負担は軽いほうがいい」という受験生のために、教員1人当たりの学生数(ST比)と初年度納入金について調査した。同コーナーの助言役を務める筑波大の金子元久特命教授(広島大助教授などを経て現職)は、これからの大学選びはどんな教育経験を積めるかが将来に響いてくるため、大学の質を見る一つの指標としてST比は意義深いと話した(朝日、12.2)

■今年9月、安田女子大・短大にラーニングコモンズがオープンした。学生がいろんな発想を生みやすくなるために工夫された空間となっている。同大の瀬山敏雄学長(広島大医学部付属病院などを経て現職)は、学生生活は楽しくなければならない、楽しいことは正しいことや嬉しいことなどすべてのことにつながると話した(中国セレクト、12.3)

■【病院の実力】肝臓がんの医療機関別2015年治療実績の調査結果を公表した。広島大病院は、全手術124人、腹腔鏡手術5人、ラジオ波治療30人、冠動脈塞栓療法398人だった(読売、12.4)

■【病院の実力 広島編】広島大病院では、肝臓がんの治療に手術やカテーテル治療、抗がん剤療法など、様々な治療法を効果的に組み合わせている。同病院消化器・代謝内科の相方浩診療准教授は、内科、外科、放射線科などの連携により集学的治療ができることが強みだと話した(読売、12.4)

■宮島において、大学と地域、大学同士の連携が進んでいる。今年10月に築100年以上の町家を借り芸術教育の拠点化を進める広島市立大は、広島大など県内8大学に共同利用を呼び掛けている(中国、12.4)

■タイ・バンコクから県立広島大庄原キャンパスに留学していた女子大学院生が庄原市で日本の冬を体験した。また、広島大の留学生と合流して同市の国営備北丘陵公園の冬の風物詩であるウィンターイルミネーションを楽しんだ(毎日、12.5)

■4日、東広島市でイベント開催や空き家・古民家再生などの地域活動に取り組む広島大、広島国際大、近畿大工学部の学生5グループ計8人が事例発表を行い、蔵田義雄市長と語りあう会が行われた(中国、12.5)

■4日、第60回中国四国学生駅伝が山口市で行われ、広経大が優勝した。広島大は3年連続の2位で、井野口慎之輔主将が3区の区間賞を獲得した(中国、12.5)

■【キャンパスリポーター発】広島大東広島キャンパスにおいて、卒業生を招いた就職ガイダンスが行われた。就活を控えた3年生約25人が参加し、活動の進め方や心構え、就職までの過ごし方などをを学んだ(記事:広島大大学院修士1年・服部拓磨)(中国、12.5)

■【生きて】元広島大教授の石丸紀興さんは、今でも「よくここまで広島は復興した」という感想を聞くが、復興の実態はどうだったのか現在の街を見ても復興の軌跡をくみ取ることは難しいため、証言や被爆建物の保存など記録の蓄積を共有していく必要があると話した(中国、12.6)

■広島大名誉教授の井上研二さんが、15日に行われる日露首脳会談について色丹と歯舞の2島返還への将来的な道筋をつけられるかどうかが一つの大きな焦点だと話した(中国、12.6)

■5日、広島市立大は来年3月で任期満了となる青木信之理事長兼学長(広島大大学院教育学研究科修了)を再任することを発表した(中国、12.6)

■5日、広島市は被爆建物の広島大旧理学部1号館の保存・活用について話し合う第4回懇談会を開いた。保存範囲について建物の全部または一部を保存する2案に絞り、今年度中に活用法をまとめる(中国、読売、毎日、12.6、朝日、12.14)

■10日、県ユネスコスクール連絡協議会などは広島大大学院教育学研究科において「持続可能な開発のための教育(ESD)」の研修会を行う(中国、12.7)

■15日、広島大病院臨床管理棟において広島大病院患者サロンが開催される。同両院の理学療法士が、がん患者のための運動方法などについて話す(中国、12.7)

■10月末、原爆の爆風で吹き飛ばされたドームの一部が元安川の川底で新たに見つかった。広島大関係者でつくる「広島大学原爆瓦発送之会」は来年にも引き揚げ詳細の調査を行う(産経、毎日、12.7)

■7日、原爆ドームは世界遺産登録から20周年を迎えた。広島市景観審議会会長を務める広島大名誉教授の杉本俊多さんが原爆ドームには戦争をしたらどうなるのか警鐘をならす使命があると話した(毎日、12.7)

■【専門医が診る】広島大病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科の井門謙太郎医師が、嚥下障害の症状のメカニズムや症状の確認方法、治療法などについて説明した(毎日、12.7)

■防衛省が大学のなどの研究に補助金を出す「安全保障技術研究推進制度」について、関西大や広島大などは教員の応募申請を認めない方針を決めた(中国、12.8、朝日、12.29)

■物質・材料研究機構機能性材料研究拠点の辻本吉廣主任研究員、広島大大学院理学研究科の石松直樹助教らの共同研究グループは、合成が困難なコバルト酸フッ化物を材料設計および高圧合成法によって作製することにより、圧力でコバルトの高スピン状態が低スピン状態へ転移するスピンクロスオーバー現象を観測した(科学、12.9)

■iPS細胞の研究の進展にゲノム編集技術が大きな役割を果たしている。広島大の嶋本顕准教授は皮膚が弱くなり痛みを感じる患者が多い早老症「ウェルナー症候群」の治療について、患者から作製したiPS細胞の遺伝子をゲノム編集で修復し移植する再生医療の実現に向けた構想を練っている(読売、12.9)

■8日、東広島オオサンショウウオの会は、2012年から豊栄町で続けてきた保護活動を振り返るワークショップを開いた。同会は広島大総合博物館と協力して椋梨川で個体を見分けるマイクロチップを使った生態調査をしてきた(中国12.9)

■【生きて】元広島大教授の石丸紀興さんは、東京大大学院在籍中に自身が建築や設計に向いているのか悩み、就職を希望した。全国の大学の教員採用予定を知り、広島大へ赴任した(中国、12.9)

■8日、広島大大学院生物圏科学研究科の矢中規之准教授は米テキサス大などとの共同研究により、体内の白色脂肪組織が炎症を起こすと発光するマウスの作成に成功したことを発表した。体外から観察することができるため、解剖などの動物実験を減らすことができる(中国、12.9、日刊工業、12.13、読売、12.14)

■9日、広島大の平和研究センターは東広島キャンパスにおいて移民と難民の問題をテーマに国際シンポジウムを開いた。教員や学生、留学生など約100人が参加した(中国、12.10)

■元安川で見つけた原爆瓦を海外に送る「広島大学原爆瓦発送之会」を設立し会長を務めている嘉陽礼文さんは、原爆瓦や遺品、被爆証言の聞き取りなどを通して原爆の恐ろしさや犠牲者の無念さを代弁することが自身の役割であると話した(中国、12.10)

■【生きて】元広島大教授の石丸紀興さんは、1966年に広島大工学部建築学科の助手に着任し、広島市の土地利用現況調査に携わり市役所の記録をもとに十何万棟もの建物の面積や構造、用途などを一つ一つ調べて分類を行った(中国、12.10)

■18日、2017年2月5日、3月12日、広島大学院生の伊達文香さんが起業したitobanashiは、道の駅湖畔の里福富において、「糸つむぎワークショップ」を開催する。ワークショップでは、糸紡ぎと機織りによるコースター作り、染色体験、ミニポーチ作りなどを予定している(プレスネット、12.10)

■14日、FM東広島「全力投球」に、広島大陸上部の横田知佳さんがゲスト出演する(プレスネット、12.10)

■11日、広島大東千田キャンパスにて、「自然の博物館」をつくる会公開講演会が行われる(プレスネット、12.10)

■17日、東広島芸術文化ホールくららにて、広島大交響楽団第65回定期演奏会が行われる(プレスネット、12.10)

■22日まで、広島大医学資料館にて「平和宣言のことばの歴史」展が開催される。1947年~2016年までの歴代広島市長の平和宣言の言葉を分析し、言葉の使われ方を映像作品で表現し展示している(プレスネット、12.10)

■10日、広島市西区民文化センターで小児がん(白血病)の講演会・交流会が行われる。広島大病院小児科の川口浩史医師が講演を行う(プレスネット、12.10)

■13日、広島大病院において神経・筋疾患のこどもを持つ家族のつどいが行われる(プレスネット、12.10)

■内部被曝について考えるワークショップが広島市で開催され、東京電力福島第1原発事故による福島の子どもの甲状腺がんの多発の有無を巡り専門家が議論を行った。同ワークショップは広島大の研究者らが主催し、市民らを含む約70人が参加した(中国、12.13)

■11日、第36回中四国剣道新人大会が行われた。広島大は男女団体ともに準優勝した(毎日、12.13)

■【生きて】元広島大教授の石丸紀興さんは、広島大工学部助手だった高度経済成長期、全国で起きた公害問題に都市計画の研究者として向き合い、学生らと海岸の状況などを調べ、地図に書き込む作業に取り組んだ(中国、12.13)

■フリーアナウンサーの久保田夏菜さん(広島大卒)は、カンボジアで地雷撤去を行う活動の支援を続けている(中国、12.13)

■12日、広島大と広島平和文化センターは包括的連携協定を結んだ。原爆被害に関する記憶の継承や平和に関するメッセージの発信など平和を実現するため、教育・研究・情報発信などを連携して進める(毎日、読売、中国、朝日、12.13、産経、12.14)

■長期入院中の子どもの学習を支えるため自治体が医療機関内に設けている「院内学級」のほとんどは義務教育の小中生向けである。広島大病院は、高校生向け支援の打開策として来春にもボランティアの大学生による学習サポートを始める(中国、12.14)

■大学発ベンチャー企業の設立数について日本経済新聞社が広島大など有力大学の学長を対象にアンケートを実施した。過去10年間でベンチャー企業が増えたと回答した大学は39.4%、増えていないと回答した大学が52.9%と二極化していることが分かった(日経、12.14)

■13日、ひろしまベンチャー育成基金は「第23回ひろしまベンチャー助成金」を広島県内の12の企業・個人に贈った。【学生枠】大賞:北村拓也(広島大大学院)、銀賞:久保厚喜(広島大大学院)(中国、12.14)

■現在、原爆資料館が立つ場所で行われた発掘調査では、遺品など様々な人々の営みが見つかっている。元広島大教授の石丸紀興さんは平和公園を訪れる多くの人は被爆前から公園だったと考えている人がいるため、発掘品には価値があり、当時の様子や原爆被害の大きさが実感できるような展示を提案すると話した(中国、12.15)

■国際ニュース通信社のロイターがまとめた「アジアで最もイノベーティブな大学ランキング」で広島大が26位に選ばれた。19日、同大東広島キャンパスにおいて記念の盾が贈呈される(日経、12.16)

■15日、広島大の越智光夫学長は福島県庁を訪れ内堀雅雄知事と懇談した。双葉郡への医師派遣を通じた継続的な支援を約束し、復興支援を一層進める考えを内堀知事に伝えた(福島民報、福島民友、12.16)

■15日、広島大は飲酒してひき逃げ事故を起こした男性事務職員を懲戒解雇処分にした(朝日、中国、読売、産経、毎日、12.16)

■細胞が受けた傷の修復や人の健康に関わりそうな研究に酵母の活用が進んでいる。広島大の水沼正樹准教授らのグループは、長寿の酵母101個を調べ、いずれも同じ遺伝子が働いていたことを突き止めた。この遺伝子が強く働くようにした実験を行った結果、酵母の寿命が通常の1.6倍近い20日まで伸びたとする論文を今年10月に発表した(読売、12.16)

■広島大文書館は、公文書室と個人文書を担当する大学史資料室の2室体制をとり文書によって管理体制を分け、記録の収集・保管にとどまわず内容を確認しどんな資料が何点あるのか目録作成を重視し、研究者のみならず市民のためにもなる開かれた文書館づくりをすすめている(中国、12.17)

■大阪大アーカイブズの菅真城教授(広島大大学院博士課程単位取得退学)は、組織があるところすべからくアーカイブズが必要だと話した。2012年に設置された同大アーカイブズは教職員、学生、市民が活用しやすい環境づくりをすすめている(中国、12.17)

■【生きて】元広島大教授の石丸紀興さんは、広島大工学部助手になった1966年に県職員から100メートル道路の計画線に関する体験談を聞き関心をもった。その後、1978年から関係者が健在なうちに話をきかなければと思い、戦後広島の復興関係者のインタビューを始めた(中国、12.17)

■政府は豊かな海づくり向けて地域の実情にあった栄養塩の排出管理のため、行政や住民などに意見を集約するよう促している。広島大の松田治名誉教授は、地域住民の海への意識が薄らいでいるため、政策が実を結ぶかどうかは住民が海と向き合い、関わることができるどうかかにかかっていると指摘した(中国、12.18)

■【キャンパスリポーター発】13日、広島大東広島キャンパスで越智学長と学生との意見交換会が行われた。「広島大学をより良い大学にするために」をテーマに27人の学生が地域活動の必修化などの提案や質問を行った。越智学長はときにうなずきながら熱心に学生の声に耳を傾けた(記事:広島大3年、綾部庸介)(中国、12.19)

■11月中旬に行われた「大学の約束~トップメッセージフォーラム2016」に、広島大から宮谷真人理事・副学が、セッション3のグローバルトップを目指す大学の挑戦に参加し、教員の所属を全学共通の学術院にかえ部局を超えた人材配置を可能にした広島大の取り組みについて説明した(日経、12.19)

■19日、広島大が26位だった国際ニュース通信社ロイターがまとめた「アジアで最もイノベーティブな大学ランキング」の表彰式が同大東広島キャンパスで行われ、越智光夫学学長が記念の盾を受け取った(中国、読売、12.20)

■広島大大学院の樋口聡教授はフィギュアスケートの魅力について、人間の持つ運動能力の巧みさが氷の上で花開く部分にあると話した(朝日、12.20)

■来年9月、東広島市において発足するる理化学研究所の研究拠点は、一つの細胞内にある分子の種類や量を分析する独自の技術や分析設備を中国地方5県に無料開放する方針であることが分かった。同拠点と広島大は「ゲノム編集」の分野において協力する(中国、12.20)

■「第10回句集を作ろう!コンテスト」の入賞者が決まった。広島大付属三原小は学校賞を受賞した(朝日、12.20)

■【生きて】元広島大教授の石丸紀興さんが広島大工学部助手だった頃、学生から原爆スラムともよばれた相生通りを実態調査したいと相談され、学生らとともにバラックの間取り、家族構成などを聞き取り調査してまわった。その後基町再開発で高層アパートに移り住んだ人たちの追跡調査も行い、一連の調査を生かすため1983年刊行の広島新史の都市文化編に基町のことを書いた(中国、12.20)

■19日、広島大大学院国際協力研究科は、「公教育と教師の未来を創る」をテーマにセミナーを開いた。学生や教職員合わせて約30人が参加した(中国、12.21)

■20日、広島大は原爆放射線医科学研究所の松浦伸也所長の再任を決めた(中国、読売、12.21)

■15日、東広島市選管と近畿大工学部、広島国際大は今後実施される選挙で各キャンパスに期日前投票所を設置する協定を締結した。今年の夏に行われた参院選では広島大など県内の大学などに期日前投票所が開設された(読売、12.21)

■22日、優れた教育実践者を顕彰する広島大大学院教育学研究科主催の第25回ペスタロッチー教育賞の表彰式が同大東広島キャンパスで開催され、広島女学院大渼晶子学長に贈られた(中国、12.23)

■23日、広島大は広島大病院の平川勝洋の再任を決めた(中国、12.23)

■23日、広島大環境サークル「えこ・ぺーじ」は、サンタクロース姿に扮してJR西条駅南一帯で清掃活動を行った(中国、12.24)

■竹原市にある広島大水産実験所の大塚攻教授たちが、カブトガニを紹介する冊子を発行した。市内の小中高校に贈り、保全活動への機運を高める(中国、12.24)

■広島大のペスタロッチー教育賞を受賞した広島女学院大の湊晶子学長は、「サロン・ド・ミナト」と称して学長室を開放し、いろいろな問題を抱えた学生一人一人に心を込めて時間をつくり、直に学生と向き合っている(中国、12.24)

■【生きて】元広島大教授の石丸紀興さんは、広島大工学部教授だったときに国立広島原爆死没者追悼平和祈念館の建設に伴う発掘調査に関わった(中国、12.24)

■23日、広島大と広島市安佐動物園は科学分野で活躍する人材育成のための特別セミナーを開催し、県内の高校生約40人が受講した。科学技術復興機構が実施する「グローバルサイエンスキャンパス」の一環として行われ、高校生らは雌雄の判別が難しいオオサンショウオの性別判定を超音波検査で行う様子などを見学した(朝日、12.25)

■広島大大学院総合科学研究科の並木敦子准教授は、地震の揺れが火山の噴火を誘発するメカニズムについて研究しており、容器に入った液体が地震などの揺れで波打つスロッシング現象に注目している(中国、12.25)

■釜飯の老舗として知られる酔心の原田秀二社長が、酔心の最高の使命はお客さまに喜んでいただくこと、これからもお客さまに寄り添い、「食べるなら酔心で」と言ってもらえるようなオンリーワンのお店を目指すと話した(記事:広島大大学院修士1年・服部拓磨ほか)(中国、12.25)

■広島大とマツダなどは、「ワクワク感」や期待感などの感性を簡便に可視化する技術を開発した。この手法を産学連携の「KANSEIコンソーシアム」で活用し、おいしさを感じさせる食品パッケージ、建材や服飾材料の高級感などの客観評価に応用する(日刊工業、12.27)

■26日、広島大大学院工学研究院は佐野庸治研究院長の後任に河原能久副研究院長を選んだ(中国、読売、12.27)

■23日~26日、第60回全日本大学囲碁選手権が行われ、早稲田大が2年ぶり14回目の優勝を果たした。地区予選を勝ち抜いた広島大を含む全国8チームが競った(読売、12.27)

■26日、文部科学省は法科大学院41校の補助金配分比率を公表した。広島大への配分率は80%だった(読売、12.27)

■【生きて】元広島大教授の石丸紀興さんは、2011年6月に広島諸事・地域再生研究所を設立し、まちづくりの提案や災害調査などを続けている(中国、12.27)

■広島大学病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科の井門謙太郎医師が嚥下障害の予防策や効果的な食べ物について話した(中国、12.28)

■27日、広島県は、広島大病院など広島市内の4基幹病院が連帯事業の一環として運営している広島がん高精度放射線治療センターが質の高い治療をする施設として東アジアで初の認定を受けたことを発表した。ドイツの治療機器メーカー「ブレインラボ」が設置した専門家グループが認定を行っており、これまでに8か国17施設が認定されている(中国、12.28)

■28日、パワハラを受けたとして広島大と教授を提訴している同大原爆放射線医科学研究所の准教授が、大学側から任期の更新せず来年3月で退職とする通知を受けたことが分かった(中国、12.29)

■ゲノム編集により改変した作物などの安全性、何をどこまで改変しても良いのかなど、利用と規制に関する議論が始まっている。日本では今年、日本ゲノム編集学会が設立された。第1会大会の大会長を務めた広島大の山本教授は、ゲノム編集は生命倫理など社会的な問題が多く絡むため、学会を企業や社会も巻き込んだ議論の場としたいと話した(日経、12.30)


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