平成30年1月

■【中国新聞LEADERS倶楽部2018-新春トップインタビュー】広島大の越智学長が、4月に新たに設置する新学部・新学科の特徴などについて話した(中国、1.1)

■2020年4月をめどに、広島大は現在の11ある大学院を統合し4~5研究科へ絞り込む構想をまとめた。大学側は大学院の再編を通じて、進学を志す学生を増やしたい(中国、1.1)

■広島大の相田美砂子副学長は、研究で培ったコンピューターシミュレーションの技術を生かして、数字に裏打ちされた男女共同参画や、人材育成などの大学経営を行っている(ウェンディ広島、1.1)

■【地域と文芸】広島ゆかりの作家である湊かなえさんと小山田浩子さん(広島大卒)が地域に根差した創作への思いや今年の抱負について話した(中国、1.4)

■【病院の実力】2016年度の主な医療機関のがんの病院食の実績が公表された。 広島大病院は栄養管理士12人、がんの栄養指導が158件、管理栄養士の病棟活動率は15パーセント、嚥下訓練食は7種類だった(読売、1.7)

■7日、広島市の喫茶店「お茶の時間 雲間」において宇宙の起源について語り合うサイエンスカフェが行われた。広島大大学院先端物質科学研究科の高橋徹准教授(素粒子物理学)が講師を務めた(中国、1.8)

■8日、元安川において古式泳法による寒中水泳大会が行われた。神伝流広島遊泳同志会員や広島大水泳部の部員、ボーイスカウトの子供たちが参加した(中国、1.9)

■脱北者の現状調査を手がける民間研究機関「SAND研究所」が脱北者21人の健康状態の聞き取り調査を行った結果、北朝鮮の地下核実験場付近に住んでいた2人に原爆被爆者にみられるような染色体異常が生じていることが分かった。調査データを評価した広島大名誉教授の星正治さん(放射線生物・物理学)は、放射性物質を含んだガスや粉塵を浴びた可能性があると指摘した(毎日、1.9)

■8日、広島大女子サッカー部が広島大東広島キャンパスで中学生までを対象とした女子サッカー交流会を開催した。主将の同大教育学部3年の原田真里那さんは、魅力に触れて女子の競技人口が増えてほしいと話した(中国、1.10)

■17日、中区のコミュニティ・アカデミー上幟において講演会「フランス語最古の文献」が開催される。広島大名誉教授の原田昇さんが講師を務める(中国、1.11)

■12日、広島労働局は障害者雇用への理解を深めてもらうセミナーを開催する。広島大病院の精神保健福祉士が、身体障害者手帳を所持できるエイズウイルス感染者やその就労の現状について解説する(中国、1.11)

■東京外国語大の篠田英朗教授(広島大平和科学研究センター准教授などを経て現職)は、9条改正について、9条の解釈が憲法学者らによって複雑になっているため、改憲を通じて解釈が明確化するのは良いことだと話した(読売、1.11)

■各大学や研究機関で研究のマネジメントを手がける「リサーチ・アドミニストレータ―」(URA)の活躍が目立つ。広島大では、教員の教育研究活動情報を一元管理する全学システムの活用やデータ解析などをURAが手掛けている(日刊工業、1.11)

■昨年12月18日、広島大おもしろラボにおいて「ひがしひろしま学生団体アワード」が開催された。広島大と近大から地域活動を行っている5団体が参加し、市民や商工会議所青年部員ら参加者24人を前に活動内容を発表した(プレスネット、1.11)

■昨年12月25日、東広島市の介護付有料老人ホーム「コミューン柏葉」は広島大アメリカンフットボール部の部員4人を招待し、餅つき大会を開催した(プレスネット、1.11)

■10日、梶山弘志地方創生担当相が広島県内を訪問し、広島大などを視察した。広島大では大学院工学研究科においてマツダと開発を進めているスーパーコンピューターを用いた高効率エンジンの説明や、実験室を見学した(中国、読売、1.11)

■間田泰弘(まだ・やすひろ=広島大名誉教授、技術教育)日、死去。76歳(中国、読売、1.11)

■高性能なスーパーコンピューターに接続できる端末を備えた「ひろしまデジタルイノベーションセンター」が開設されて3カ月が経過した。設計技術者の育成では、広島大やソフトウェア開発会社が連携して講座を開催し、これまでに494人が受講した(中国、1.12)

■全国大学ビブリオバトル2017首都決戦が開催され、中国地区代表の広島大理学部1年の島田雄大さんが紹介した「18禁日記」(二宮敦人著、TOブックス)が最高賞の「グランドチャンプ本」に選ばれた(中国、1.12、読売、1.31)

■ここ数年、受験生の間では文系学部の人気が高まっており、理系学部の人気は相対的に下がっているが、広島大が春に情報科学部を発足させるなど、情報分野に注目する受験生が増えている(中国、朝日、1.14)

■13日、センター試験が始まった。中国地方の11会場で試験時間の繰り下げなどトラブルが起きた。約3,000人が受験に臨んだ広島大東広島キャンパスでは、外国語リスニングで一部ICプレーヤーの不具合が発生した(中国、読売、1.14)

■13日、ICANのノーベル平和賞授賞式に合わせ、ノルウェーのオスロを訪れた県被団協の佐久間邦彦理事長と広島大名誉教授の植木研介さんが、原爆資料館で報告会を行った(中国、1.14、毎日、1.15、朝日、1.17)

■14日、広島大病院スポーツ医科学センターでカープの新人選手の体力測定が行われた(中国、1.15)

■広島大は昨年度から卒業生のキャリア官僚を招いた特別セミナーや中央官庁の幹部を講師とする講義「現代霞が関論」を開講し、学生に対して国家公務員総合職の採用試験への関心を高めようとしている(中国、1.15)

■「2017キャンパスベンチャーグランプリ中国」の受賞者が決まった。広島大の来田直也さんの「リファラルリクルーティングアプリの開発」が奨励賞、同大大学院の北村拓也さんの「エージェントに教えることで学ぶパーソナライズな学習プラットフォーム」が優秀賞を受賞した(日刊工業、1.15、1.24)

■15日、広島大大学院総合科学研究科の浮穴和義教授(神経内分泌学)たちの研究グループは、ニワトリの視床下部に食欲を抑えるタンパク質の一種である「NPGM」があることを発見したとに発表した(中国、1.16)

■田中逸郎(たなか・としろう=広島大名誉教授、尾道大名誉教授、英語学)12日、死去。78歳(中国、1.16)

■原子力発電所での事故や核物質を使ったテロの発生に備え、放射線施設を持つ広島大など10大学が、放射性物質の飛散データをきめ細かく観測し、住民への説明も担う組織作りに乗り出した。数年以内の発足を目指す(読売、1.16)

■24日~27日まで、広島大教育学部の3年本田夢歩さんは、台湾・台北市で行われるフィギュアスケートの四大陸選手権に運営ボランティアとして参加する。19日から現地入りし、空港や宿泊施設、試合会場などで誘導作業を担当する(中国、1.17)

■17日、広島大は、インド工科大デリー校などインドの6大学・研究機関と連携する覚書を交わした。学生を相互に派遣し、インフラ整備や新エネルギーなどの分野で両国の交流を深める人材育成を担う(中国、1.18)

■​17日、日本臓器移植ネットワークは浜松医療センターに入院していた20代男性が脳死と判定されたと発表した。男性の肝臓は、広島大病院で40代男性に移植される(中国、1.18)

■17日、広島大と県、国際協力機構(JICA)は、地方行政などを学んでもらうため、フィリピン・ミンダナオ島に発足予定の自治政府の職員候補者6人を招き、廿日市市で2日間の研修を始めた(中国、1.18)

■語りや朗読活動を展開する「いちえプロジェクト」代表の竹本恵美子さん(広島大教育学部卒)は、昨年から開催している「語りの会」について、人生の自分の経験と照らし合わせながら想像力を働かせて楽しんでもらいたいと話した(ビジネス朝日、1.18)

■第70回鈴木三重吉賞詩の部で松尾静明選の優秀作品に選ばれた広島大付属三原小2年の生徒の作品「お母さん天気よほう」が紹介された(中国、1.19)

■第70回鈴木三重吉賞作文の部で林原玉枝選の優秀作品に選ばれた広島大付属三原小3年の生徒の作品「赤ちゃんとぼくのやくそく」が紹介された(中国、1.20)

■【よろず相談室】高齢の父に運転免許状を返納させたいという読者の相談に、広島大大学院医歯薬保健学研究科の山下英尚講師(老年精神医学)は、本人が決断していく過程が大切で、代わりの移動手段の検討など環境づくりが大切だと話した(中国、1.21)

■20日、広島市の安佐南区自主防災会の研修会が行われ、広島大の中田高名誉教授(自然地理学)が地震をテーマにした講演を行った(中国、1.21)

■岩国市立博物館「岩国徴古館」で、禁門の変に敗れた後、長州藩が高杉晋作の切腹や斬首を検討していたことが分かる文書が見つかった。広島大名誉教授の三宅紹宣さん(明治維新史)は、もし晋作が殺されていたら、明治維新の形は変わっていただろうと話した(中国、1.21)

■広島大の大塚攻教授(海洋生物学)らのチームは、二枚貝の一種のベッコウマメアゲマキは、魚などに見つかる危険な状況になるとウミウシやカニのような姿に擬態することができることを突き止めた(朝日、1.21)

■在外被爆者の遺族らが国に損害賠償を求めた集団訴訟で、和解に応じていた国が死後20年で賠償請求権は消滅しているとして争う姿勢を示している。広島大名誉教授の田村和之さんは、そもそも損害賠償を受ける道を奪っていたのは国であるため、この事実を裁判所がどう考慮するのか注目すると話した(朝日、1.21)

■【東広島の課題】広島大の移転を背景に人口が増え続ける東広島市は、再開発が進む中心部の西条地区で待機児童の問題が深刻化している(中国、1.22)

■22日、国公立大の2次試験の願書受付が始まった。センター試験の得点が基準に満たなければ2次試験の受験対象から外す二段階選抜は、中国地方では広島大、岡山大などの医学部医学科などで一定の志願倍率を超えた場合に行われる(中国、1.23)

■広島大は、治療内容の記録にあたる診療報酬明細書などのデータを人工知能に学習させ、脳卒中などの生活習慣病の罹患リスクを個別に予測し保健指導などにつなげるシステムの開発を始める(毎日、1.23)

■第63回青少年読書感想文全国コンクールで県審査特選に選ばれた広島大付属中3年の生徒の作文「探究心」が紹介された(毎日、1.24)

■【想】広島大名誉教授の狩野充德さん(中国古典学)は、月に1度中国古典の講座を行っており、最近は、画賛や碑文などの解説依頼も増え、読解している時が至福の時だと話した(中国セレクト、1.25)

■第51回新春毎日書き初め展の入賞作品などが決まった。毛筆の部で、広島大付属東雲小の2年生の生徒が優秀賞を受賞した(毎日、1.25)

■24日、広島大と早稲田大は大学間交流に関する包括協定を締結した。電力・エネルギー系分野で相互の単位互換や研究指導、共同研究などを促進する(中国、読売、産経、1.25)

■【広島大の若手研究者に聞く】広島大大学院生物圏科学研究科の岩本洋子助教が、自身の研究テーマである待機中に浮遊する微粒子(エアロゾル)の研究について話した(プレスネット、1.25)

■2016年6月に広島大付属三原中の男子生徒が、運動会の組体操に参加した日の2日後に脳出血で死亡したことについて、24日、遺族が広島大を相手取り損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が広島地裁福山支部で行われた。大学側は、事故はなかったとし、請求棄却を求めた(中国、朝日、1.25、毎日、1.26)

■2月1日から9日まで、インドの文化、産業や広島大でのインド研究を紹介する企画展「インドを知ろう」が同大学東広島キャンパス学士会館2階レセプションホールで開催される(朝日、1.26、読売、1.31)

■【ムービー空からわがまち(東千田公園)】広島大本部跡地の一部に整備された東千田公園は、遊具はないものの犬の散歩をする人、ベンチで読書をする人、キャッチボールをする人など幅広い世代が利用している(中国セレクト、1.27)

■【釣りのススメ】広島大大学院生物圏科学研究科の海野徹也准教授(水圏生産科学)が、冬から春にかけて投げ釣りで人気のマコガレイの「底引き網漁船が通過すると釣れなくなる」という話について、網を警戒して魚がいなくなるのではなく、餌がまかれ釣り餌に見向きもしなくなることが原因かもしれないと話した(中国セレクト、1.27)

■26日、文部科学省は国公立大2次試験の出願状況の中間集計をまとめた。広島大は昨年同期より101人増の1,205人だった(中国、毎日、産経、1.27)

■【キャンパスリポーター発】映画「この世界の片隅に」の原作者のこうの史代さんの講演会が広島市で行われた。こうのさんは広島大理学部出身で、主人公のすずなど登場人物の名前を元素記号から名づけたことなど、理系出身者らしい話題を披露し会場を沸かせた(記事:広島大学3年・福原潤)(中国、1.29)

■【緑地帯(1)】広島大大学院共同研究講座の杉山政則教授は、2015年にノーベル生理医学賞を受賞した北里大の大村智特別名誉教授の受賞コメントから、研究者としての意志の強さと民間企業と提携することで研究成果をスピーディーに実用化に結び付ける重要性を実感したと話した(中国、1.30)

■2月18日、起業に関心のある若者によるビジネスプランのコンテストが行われる。広島大、広島市立大、広島修道大に通う学生15人が企画・運営を行い、同世代の仲間を増やし、情報交換できるネットワークづくりを目指す(中国、1.30)

■2月8日、22日、広島大病院がん医療相談室にて「がんおくすり相談」が開催される(中国、1.31)

■【緑地帯(2)】広島大大学院共同研究講座の杉山政則教授は、微生物学と薬学の境界領域で研究を始めて40年以上となり、昨年末に放線菌研究の集大成として「感染症に挑む-創薬する微生物 放線菌」(共立出版)を出版した(中国、1.31)

■30日、2017年7月に広島市佐伯区の中学校で生徒が亡くなった問題で、「市いじめ防止対策推進協議会」の第5回会合が非公開で開催された。同協議会会長の広島大大学院教育学研究科の林孝教授らも取材に応じることはなかった(中国、1.31)

■30日、広島大東広島キャンパスの学生プラザに、2月4日に投開票が行われる東広島市長選の期日前投票所が設置される(中国、1.31)

■【東広島市の課題】東広島中心部の西条地区では待機児童の問題が深刻化しつつある。待機児童問題について詳しい広島大の七木田敦教授(幼児教育)は、小規模保育や家庭内保育など、人口の増減に対応可能な対策が必要だと話した(読売、1.31)

■2月1日より、広島県は2014年の広島土砂災害など過去の災害の記憶を伝えるため、啓発用写真パネルの貸し出しを開始する。30日、住民から提供された写真などを審査する運営会議が開催され、同会議委員長を務める広島大の海堀正博教授(砂防学)は、直接体験を聞くような経験が乏しくなる中、色んな人に活用してもらいたいと話した(読売、1.31)

■広島大医学部の竹林実客員教授・臨床教授(精神科)が、心理的うつと身体的うつの違いやそれぞれの治療法について話した(朝日、1.31)

■22日、広島大と株式会社中国産業は、包括的連携協力の協定を結んだ。地域が抱える少子高齢化に関する研究調査やインターンシップなどによる人材育成の推進などに連携して取り組む(プレスネット、1.31)

■20日、東広島市がまちづくりに取り組む学生を支援する「ひがしひろしま 学生×地域塾」の塾生15人が半年間の取り組みを披露する中間発表が行われた。「酒蔵通りで1日アートギャラリー」を企画した広島大の学生団体の石見綾子さんは、約100人の来場があり、地域の活性化につながったと話した(プレスネット、1.31)

■【広島大学マスターズ】広島大の渡部和彦名誉教授(運動・スポーツ生理学)が、子どもたちへのスポーツ指導には心身の成長に応じた配慮をし、動きなどの科学的合理性を体験的に学ばせることが重要だと話した(プレスネット、1.31)


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