平成31年4月

■【異国でマナブ広島大発】広島大法学部4年の桜井光太郎さんが、中国・上海師範大学に留学している。放課後は比較的自由な時間が多いため、大学の行事などに積極的に参加している(中国、4.2)

■2日、広島大は今春新設した大学院統合生命科学研究科と大学院医系科学研究科の看板除幕式を開催した(中国、4.3)

■【叙位叙勲】▽従四位瑞宝中綬章、葉佐井博巳氏(87)広島大名誉教授、元広島国際大学長(中国、4.3)

■広島大は被爆建物「E.R.E宇品御幸ビル」の一部である鉄骨3本をケンブリッジ大へ送った。広島大研究員の嘉陽礼文さんが解体時に、原爆の熱線を浴びたと考えられる壁面から採取した(中国、4.3、産経、4.5、毎日、4.8)

■3日、広島大は2019年度入学式を東広島運動公園体育館で開催した。12学部11研究科1専攻科の計3,996人が入学した(中国、読売、4.4)

■3日、広島大は東広島キャンパスに整備された人工芝のサッカー場「東広島ドリームフィールド」の完成披露式を開催した。同大の授業や部活動のほか、県サッカー協会主催の大会など幅広く活用する(中国、4.4)

■新元号「令和」の考案者ではないかと注目されている国際日本文化研究センター名誉教授の中西進さん(広島高等師範学校附属中(現広島大附属中・高校)卒)は、中国新聞の取材に対し新元号考案について言及を避けたが、万葉集が脚光を浴びるようになってよかったと話した(中国、4.4)

■FM東広島において広島大OBの教職員らでつくる「広大マスターズ」を講師に迎えたラジオ講座「学びの時間」が放送されている。4月5日~26日は広島大名誉教授の藤井博信さんが講師を務め、「水素の贈り物-低炭素社会を目指して-」をテーマに話す(プレスネット、4.4)

■東広島市は、同市豊栄町を流れる椋梨川に生息する国の天然記念物・オオサンショウウオの保護と育成を目的に、地域住民や広島大学総合博物館、広島市安佐動物公園らと協力して、廃校小学校のプールを活用した一時保護施設「オオサンショウウオの宿」の整備を進めている(プレスネット、4.4)

■東広島市消防局と広島大防災・減災研究センターは、共同で昨年夏の西日本豪雨の発生時を再現し、身を守るための行動を仮想現実(VR)で疑似体験できるソフトを開発した(中国、4.4、読売、4.5、朝日、4.23)

■◇広島六大学野球◇広島国院大(2勝)9-0広島大(毎日、4.8)

■7日、サッカーの天皇杯全日本選手権県予選を兼ねた全広島選手権決勝大会が開幕し、1回戦4試合が行われた。▽SRC広島3-0広島大(中国、4.9)

■【異国でマナブ広島大発】広島大法学部4年の森麻耶さんは、英国マンチェスター大学に留学し、国際開発学やビジネスを中心に学んでいる(中国、4.9)

■13日、海田町中店の旧千葉家住宅において、歴史講演会「狩野派の歴史と広島の狩野派」が開催される。講師を広島大大学院の菅村亭教授が務める(中国セレクト、4.9)

■18日、広島大広仁会館において医療と倫理を考える会・広島例会「ゲノム時代の肺癌薬物療法の発展と臨床倫理」が開催される(中国、4.10)

■全国の高校生・高専生が科学技術の自由研究で成果を競う「第16回高校生科学技術チャレンジ」で、広島大附属高の3年生3人がJFEスチール賞を受賞した。3人は「マイクロバブル」について研究し、5月には、米国で開かれる世界最大級のコンテスト「インテル国際学生科学技術フェア」へ出場する(朝日、4.10)

■◇エスキーテニス◇日本学生連盟春季リーグ団体戦【女子】1位リーグ(1)広島大A(読売、4.10)

■【スポーツライター】広島六大学春季リーグが開幕した。昨季春季に優勝、秋も2位だった広島大は、広島国院大に2試合連続無得点で連敗している(毎日、4.10)

■東広島市と広島大が取り組む東広島ブランド地鶏の開発が本格化している。9日には、市内の料理店に市内外の飲食店関係者たちを招き、独自種の「広大赤鶏」を素材にした試食会を開いた(中国、4.10、プレスネット、4.18)

■10日、日本などの国際チームが世界6カ所で同時に記者会見を開き、地球から遠く離れた銀河の中心にある超巨大ブラックホールの輪郭の撮影に史上初めて成功したと発表した。広島大からは宇宙科学センター笹田真人特任助教(可視光天文学)が加わり、観測データの画像化のためのソフト開発やデータ解析に携わった(中国、4.11)

■英教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーショナルの企画による研究力を競う「世界大学ランキング」の「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成度を見る分野で山口大が中国地方の大学でトップとなった。広島大は14位だった(中国、4.11)

■【ヒロシマを生きて(43)】毎日新聞終身名誉職員の山野上純夫さんの広島高等師範学校附属中(現広島大附属中・高校)時代、隣の組の級長だった尾原悟さんは、どんな職業も選択できる実力をもっていたが、軍都として栄えた広島の街が1発の原爆で壊滅したことが旧約聖書にあるソドム、ゴムラの街の滅亡物語を見る思いがしたため、キリスト教の司祭の道を進んだ(毎日、4.12)

■【ずばり聞かせて】ブラックホールの輪郭撮影に成功した国際研究に加わった広島大宇宙科学センターの笹田真人特任助教(可視光天文学)が、自身が担った研究の役割や今後の展望について話した(中国、4.12)

■18日、広島大の極限宇宙研究拠点(CORE-U)は、国際研究チームが成功したブラックホールの輪郭撮影の成果について解説する講座を東広島キャンパスにおいて開催する。研究チームに参加した同大宇宙科学センターの笹田真人特任助教が撮影の意義などを説明する(中国、4.13)

■【まなび】広島大高大接続・入学センター長の杉原敏彦教授(教育社会学)が、大学入試について悩む高校生の質問に答えた(中国、4.14)

■西日本豪雨時の熊野町の対応を検証する有識者や住民による委員会は検証結果をまとめ、三村裕史町長に報告書を提出した。委員長で広島大防災・減災研究センター長の土田孝教授は、想定以上の災害でマニュアルに不十分な点があったため今後は町と住民が連携し、迅速に避難体制を整えられるよう検討してほしいと話した(読売、4.14)

■【潮流】3月から週1回、中国新聞呉・東広島版において新コーナー「異国でマナブ」の掲載が始まった。短期交換留学(HUSA)プログラムなどを利用して世界各国に留学している広島大の学生たちが現地での暮らしぶりをつづっている(中国、4.16)

■【異国でマナブ広島大発】広島大大学院先端物質科学研究科修士2年の白井颯哉さんは、スウェーデンのリンショーピン大に留学している。プレゼンテーションやグループワークの機会が多いため、授業後に仲間と集まって課題に取り組んでいる(中国、4.16)

■東広島市で地域づくりや学生支援をする合同会社「ひとむすび」代表の山田芳雄さん(広島大卒)は、在学中の2016年に「ひとむすび」を設立し、毎月市内の生産者が店を出すマルシェを開くなど、地域おこしや若者が活動する場づくりに取り組んできた(中国、4.16)

■広島大の小児歯科医の岩本優子さんは、カンボジアで歯科検診に取り組んでいる。カンボジアでは1970年代後半にポルポト政権が知識人を虐殺したため人材が不足し歯科医が足りない。今後カンボジア人が自分たちで歯の治療ができるよう現地の教員や学生を支援したいと話した(中国、4.16)

■◇広島六大学野球◇広経大(2勝)6-2広島大(毎日、4.16)

■17日、尾道の福屋ギャラリーにおいて、広島大東雲同窓会尾道支部第15回アート展が開催される(毎日、4.16)

■16日、広島大病院で胸部の腫瘍摘出手術を受けた女児(当時1歳)が大量出血で死亡したのは大動脈を損傷するなどの医療ミスが原因として、両親が病院を運営する広島大に計4,400万円の損害賠償を求めた裁判の判決がおり、広島地裁は請求を棄却した(中国、4.17)

■20日、広島市東区民文化センターにおいて、免疫システムの異常で発熱や関節痛などが続く「膠原病」の最新の治療方法などを学ぶフォーラムが開催される。広島大病院の杉山英二医師らが、最新の治療方法や地域の診療態勢の展望を話す(中国、4.17)

■◇テニス◇第63回広島市春季中学生選手権大会【女子】▽複(3)広島大附属中(読売、4.17)

■広島大水産実験所が、ワカメの種苗生産や養殖を手掛ける呉市の広漁協青年部を後押ししている。県内では珍しいフラスコ内で効率的に育てた種苗を提供、沖合の養殖場でも順調に育ち、今春、初出荷を果たした。同実験所の加藤亜記准教授(藻類学)は、培養はあくまで研究用だったが、養殖向けにも適用できると考えたと話した(中国、4.18)

■8月9日、中高生が脳科学の知識を競う「脳科学オリンピック」の国内地区予選が広島大医学部で行われる。主催する脳科学関連学会連合の代表を務める広島大の山脇成人特任教授(精神神経医科学)は、早いうちに世界的なレベルに触れ、関連分野の学部に進学するモチベーションを高めてほしいと話した(中国、4.18)

■【どうなる大学入試2020】中国地方の国公立大16大学のうち県立広島大を除く15大学の英語の民間試験の活用方針が出された。岡山県立大を除く14大学が活用するとし、広島大は成績が基準以上なら共通テストを満点とみなす(中国、4.19)

■18日、広島大東広島キャンパスにおいて、ブラックホールの撮影に史上初めて成功した国際研究チームの成果を解説する講座が行われた。日本チームの一員として加わった同大宇宙科学センターの笹田真人特任助教らが研究の意義について話した(中国、4.19)

■16日、東広島市選管は広島大東広島キャンパスに1日限定で市議選の期日前投票所を設け、75人が投票した(中国、4.19)

■19日、広島大は女子学生にセクハラ行為などをしたとして、大学院教育学研究科の40代の男性教授を20日から出勤停止5日間の懲戒処分とした(中国、4.20)

■7月、改正健康増進法により学校の敷地内が原則禁煙となることに合わせて、キャンパスを禁煙とする大学が増えている。広島大は2020年1月からの全面禁煙を決めている(朝日、4.21)

■被爆直後の1945年10月から12月にかけて、広島文理科大(現広島大)の研究者たちが広島市内で岩石や瓦を採集し、その場所や特徴を文字と絵で詳細に記したノートが広島大文書館で見つかった。当時学生だった同大名誉教授の故・秀敬さんが手書きしたもので、2007年に秀氏が死去した後、所在が分からなくなっていた(中国、4.22)

■県立広島病院の益田慎医師(元広島大医学部助手)が、子どもの耳掃除の頻度について、耳あかは外耳道の薄い皮膚を守り細菌感染を防ぐ役割をしているため不用意にとりすぎない方がよいと話した(読売、4.22)

■【異国でマナブ広島大発】広島大総合科学部4年の中村優希さんは、ドイツ・ハンブルク大に留学している。「外国人」(マイノリティ)になることとはどういうことかを体験したいと思い、留学した(中国、4.23)

■広島大付属幼稚園の森の中での保育を紹介する「身近な自然を活かした保育実践とカリキュラム 環境・人とつながって育つ子どもたち」(中央法規出版)が刊行された。同園元教諭の松本信吾さんが執筆した(中国、4.23)

■2019年8月以降、広島大は、東広島キャンパスの東図書館と、霞キャンパスの図書館を改修する。グループで討論ができる学習スペースを確保する他、外部利用者向けに大学の情報を発信する展示スペースを設ける(日経、4.24)

■【新役員】◇太陽生命保険◇執行役員、森恭弘氏(広島大経卒、福岡県出身、54歳)(日刊工業、4.24)

■新入生に刺激を受けてもらおうと経済やスポーツなど各界のリーダーを講師に招く連続講演の一環として、100円ショップ「ダイソー」を展開する大創産業を創業した矢野博丈会長が、広島大で新入生320人を前に講演した(読売、4.24、プレスネット、4.25)

■23日、広島県と広島大、広島銀行、ひろしま産業振興機構、ひろしまベンチャー育成基金は新たな産業や事業者の創出に向けた相互連携の協定を結んだ(中国、4.24、日経、日刊工業、4.25)

■【新時代の博士教育 卓越大学院プログラム(7)】広島大の「ゲノム編集先端人材育成プログラム」は、理学部や生物生産学部などの卒業者対象の「5年一貫ライフサイエンスコース」と、学部卒業後臨床研修を終えた医学生を対象とした「4年一貫メディカルコース」の2コースがある(日刊工業、4.25)

■【広島大学輝く学生にズームイン!!】学生サークルのまとめ役である広島大文化サークル団体連合議長・同大学生連合議長を務める広島大理学部3年の島田雄大さんは、広島大にたくさんあるサークルの魅力を学生や市民など多くの人に伝えていきたいと話した(プレスネット、4.25)

■【芸南賀茂平成回顧(上)】平成元年~10年(1989~98)の間、広島大が広島市中区から東広島市へ本部キャンパス移転を本格化させ、95年に統合移転が完了した。広島大近くに住む住人は、広大移転のおかげで町が明るくなったと当時を振り返った(中国、4.27)

■28日、広島六大学春季リーグ第3週第2日が広経大で3試合行われた。広島大が修道大を6-4で下し、1勝1敗とした(中国、4.29)

■◇サッカー◇中国大学リーグ、修道大2-1広島大、◇バレーボール◇中国大学リーグ【男子】広島大3-1島根大、福山平成大3-0広島大【女子】1部、広島大3-2環太平洋大◇ハンドボール◇中四国学生春季リーグ【男子】1部、広経大33-26広島大【女子】環太平洋短大19-18広島大(中国、4.29)

■中学や志望先の高校、病院側の協力が不可欠だが、高校受験を控え病院で入院を余儀なくされて中学生が病院内で受験を申請することができる。今年、広島大病院でも治療で入院していた生徒が病院内で広島県立高校を受験し、合格した(朝日、4.29)

■【異国でマナブ広島大発】広島大文学部4年の横山玲子さんは、米国ミネソタ大に留学している。「アメリカ留学」ときいて授業後芝生などでおしゃれに談笑する学生をイメージするかもしれないが、実際は勤勉な学生が多く、日々刺激を受ける毎日を送っていると話した(中国、4.30)

■29日、広島六大学春季リーグ第3週第3日が広経大で1試合行われた。広島大が修道大を6-2で下し、2勝1敗で勝ち点を挙げた(中国、4.30)


up