令和3年11月

■10月31日に行われた衆院選挙で比例中国ブロックにおいて日下正喜さん(広島大卒)ら11人が当選した(中国、11.1、11.2)

■広島大医学部4年の竹田幸一さんが第66期中国本因坊の座についた。広島勢としては17期ぶりとなるタイトルを獲得し、今後は全日本学生大会での優勝を目指す(中国、11.2)

■2日、広島大は来年3月末で任期満了となる経済学部の鈴木喜久学部長の再任を決めた。任期は4月1日から2年間(中国、11.3)

■3日付で秋の叙勲が発表され、県内では各分野から99人が受賞した。瑞宝中綬章を受賞した広島大の有本章名誉教授はこれからも日本の高等教育が良くなるような発信をすると受賞コメントをした(中国、11.3)

■【秋の叙勲受章者】▽瑞宝中綬章▽有本章広島大名誉教授、髙橋超同大名誉教授、田中春彦同大名誉教授、▽瑞宝双光章▽小川勝成元同大病院診療支援部主任部門長(中国、朝日、読売、日経、産経、11.3)

■中国新聞主催の第78回中国文化賞の受賞者が決まった。広島大の野上智行監事など中国地方ゆかりの5人が受賞した(中国、11.3)

■【オピニオン】広島大博物館の清水則雄准教授は、特別天然記念物のオオサンショウウオが生息する東広島市豊栄町一帯を「地域まるごと博物館」と見立てて、調査や保全を急いでいる(中国、11.3)

■広島大病院乳腺外科の恵美純子医師が、若い世代向けの乳がんについて解説した冊子を監修した。全国の医療機関などで無料で配布される(中国、11.3)

■広島大東広島キャンパスに通う学生の間で、市周辺部の田舎に移り住む動きが少しずつ広がっている。コロナ禍を背景に中山間地域の空き家やシェアハウスに転居しスローライフを満喫している(中国、11.4)

■マツダ財団は、科学技術の振興と青少年の健全育成に関する研究を支援する本年度の助成先を、広島大を含む36件に決定した(プレスネット、11.4)

■23日、広島市内の医師が最新医療に関するセミナーを行い、動画投稿サイト「YouTube」で配信もされる。広島大病院感染症科の大毛宏喜教授が「新型コロナウイルスが変えた新たな日常」と題して話し、同大大学院循環器内科学の中野由紀子教授は心房細動の早期発見や治療をテーマに話す(中国、11.4、読売、11.18)

■11月12日~12月9日、ひふオンライン講演会がYouTube動画で視聴できる。広島大学病院皮膚科の高萩俊輔先生が「もっと良くなるじんま疹」と題して、同病院の菅崇暢先生が「皮膚がんの知っておきたいポイント」 と題して講演する(中国、11.5)

■【首相の動静】 1時40分、越智光夫広島大学長(中国、朝日、読売、11.5)

■14日、今夏の東京五輪・パラリンピックにスポーツ医科学がどのように貢献したかを振り返る講演会が広島大病院スポーツ医科学センターの企画で行われる。基調講演では東京五輪・パラで選手団を支えた同センターの理学療法士たち4人が活動を報告する(中国、11.5)

■タリバン政権が実権を握ったアフガニスタンにいる山口大の元留学生を救う支援を行っている山口市の市民団体は、山口大に対して他大学と連携して支援するよう要望書を提出した。中国地方の他大学では、広島大や島根大が支援を行う意向を示している(中国、11.6)

■6日、広島大ホームカミングデーが東広島キャンパスで開催された。卒業生や教職員、在学生と交流を深めた(中国、11.7)

■7日、男子第72回・女子第33回全国高校駅伝競走大会県予選が行われ、男女とも世羅が優勝した。広島大附属福山は男子が9位、女子は19位だった(毎日、11.8)

■8日、広島大防災・減災研究センターは災害時の土砂の動きを再現する国内最大級の実験用水路を公開した。海堀正博センター長は「土砂の流れを変えるための道路上の細工など、被害を減らすための研究ができる」と話した(中国、11.9)

■第71回全国小・中学校作文コンクールの審査が行われ、入賞作品25点が決まった。最優秀賞・小学校低学年の部に広島大附属小3年の生徒の作品が選ばれた(読売、11.10)

■県内の小中高校生らが科学研究の成果を競う第65回県科学賞の特選12点などの入賞作品が決まった。♦高校生の部♦読売新聞社賞、県教育委員会賞を広島大附属高3年のグループ、♦小学生の部♦県教育委員会賞、同大附属小3年の生徒、♦学校賞♦知事賞、広島大附属高校(読売、11.10)

■【UP DATE知の現場】広島大脳・こころ・感性科学研究センターは全国でも珍しい「感性」の脳科学を研究テーマとしている研究施設である。2018年のセンター設立当時は「わくわく感」の研究だったが、新型コロナウイルス感染拡大で、不安や憂鬱などをいかに防ぐかというメンタルヘルスの研究も行っている(日経、11.10)

■8日、大学生が住民と一緒にまちづくりに取り組む東広島市の「学生協働戦隊」の中間報告会が行われた。支援隊は広島大の学生など10人が登録し、有償で活動している(中国、11.10)

■18日、広島大病院患者サロンが同大病院臨床管理棟において行われる。がん専門薬剤師が「がん治療中のお薬との付き合い方」と題して話す。オンラインでも視聴可能(中国、11.10)

■投票日に選挙に行けない有権者が期日前投票を行う際、理由を記す「宣誓」を行わなければならないが、有権者には宣誓を行う意義が分かりにくい。広島大の新井誠教授は「1票は重い、という理念が前提にある。理由を不要にすると原理原則の枠組みが外れてしまう。一方で有権者が戸惑うことがある現状は見直されるべきだ」と話した(中国、11.10)

■10月下旬、広島大東広島キャンパスに新たな国際交流拠点「広島大学フェニックス国際センター ミライクリエ」が開館した。1~2階はカフェや多目的スペースを設け一般市民や学生が自由に利用でき、3~7階は国内外の研究者や留学生の居室として使用される(プレスネット、11.11)

■【市長往来】東広島市、午後1時、広島大病院の木内良明病院長、同大大学院医系科学研究科の工藤美樹教授、岡田賢教授など(中国、11.12)

■第71回全国小・中学校作文コンクールの県審査で小学校低学年の部で最優秀賞を受賞した広島大附属3年の生徒の作品が紹介された(読売、11.12)

■広島県の新設法人数の伸び率は高水準で特に東広島市の新設が多くなっている。要因の一つとして広島大が支援機関などを設けて積極的に起業を促している(日経、11.13)

■12日、広島大は同大附属小学校の教諭が児童447人の名前と成績などを記録した個人所有のUSBメモリー1本を9月下旬に校内で紛失したと発表した(中国、読売、11.13、毎日、11.14)

■13日、広島大体育会の学生が小学生にスポーツの魅力を伝えるイベントを開催した。サッカー部や硬式野球部など8団体の約100人が講師を務め、東広島市内の小学1~4年生約280人が参加した(中国、11.14)

■13日、広島大リトアニアセンターと小丸交通財団主催の第4回リトアニア共和国日本語作文スピーチコンテストが開催された。初級の部で優勝したビリニュス大1年のオウグステ・ラカウスカイテさんは「いつか日本に住んでみたい」と話した(中国、11.14)

■13日、12月5日に山口市で行われる第65回中国四国学生駅伝の主催者会議が行われ、広島大をはじめとする16大学21チームのエントリーが確定した(中国、11.14)

■広島大は県内外の企業や自治体、大学をつなぎ、技術や人材を迅速にマッチングする「ひろしま好きじゃけんコンソーシアム」を設立した(読売、11.17)

■ホンダの三部敏宏社長が母校の広島大で講演した。学生たち約360人に「社会が変革に向かっている今、ぜひ新しいことに挑戦してほしい」とエールを送った(中国、11.17、日刊工業、11.18)

■【病院の実力】2020年度の前立腺がんの治療実績が公表された。広島大病院は、手術件数が76件、放射線治療・外照射が9件、放射線治療・永久挿入密封小線源が0件だった(読売、11.17、11.21)

■12月21日まで、広島大総合博物館において、戦時中広島大工学部の前身・広島高等工業学校の卒業生が陸軍に入営する際に恩師らが寄せ書きをして送った日の丸などを展示している(読売、11.18)

■中国新聞主催第21回みんなの新聞コンクールの受賞者が発表された。ジュニア新聞部門、新聞切り抜き作品部門の最優秀賞、佳作などで広島大附属小、同大三原附属小、同大三原附属中の生徒らの作品が選ばれた(中国、11.18)

■17日、広島大防災・減災研究センターは防災教育や新型コロナウイルス禍の中での避難などを考えるシンポジウムを開催した(中国、11.18)

■広島大の浮穴和義教授、同大大学院生の成松勇樹さんらは、8週間で肥満が誘導されるモデルマウスの作成に成功した。肥満発症のメカニズム解明など肥満研究の加速化が期待される(日刊工業、11.18)

■【キャンリポ発サークルFILE】広島大など県内7大学27人は呉市大崎下島にあるSTYLE農園などでレモン栽培のボランティア活動に従事している(中国セレクト、11.18)

■政府は成長戦略の柱の一つに「科学技術立国の実現」を掲げ、10兆円規模の大学ファンドの運用を開始する。科学技術政策に詳しい広島大の小林信一特任教授は「枯れ木に水をやるようなもの。状況によってはいつ停止されるか分からないため若手の安定的なポストの設置などにつなげられるか疑問」と指摘した(毎日、11.18)

■10月29日~11月2日、広島三越のイベント会場において、広島大と東広島ブランド地鶏開発振興協議会が共同で開発・研究した東広島のブランド地鶏「東広島こい地鶏」を使った料理がで販売された(プレスネット、11.18)

■17日、広島大は国際的に活躍する指揮者の西本智実さんが同大特命教授に就いたと発表した。同大の山脇成人特任教授と共同研究し、音が人間の心に作用するメカニズムを研究する(中国、11.18、日経、11.19、日刊工業、11.25)

■【キャンパスリポーター発】 広島大は広島東南ロータリークラブからの寄付を受けて、女子学生へ生理用品を配布した(記事:大学院1年、頼金育美)(中国セレクト、11.19)

■広島大は工学部と中央図書館の3施設について、ネーミングライツの契約を結んだと発表した。命名権を印刷機メーカーの富士機械工業と車載用空調機器メーカーの日本クライメイトシステムズに販売した。期間は2024年の9月末まで(毎日、11.19)

■19日、政府は新型コロナウイルス感染症の感染防止の行動制限を緩和した。広島大大学院の坂口剛教授(ウイルス学)は、経済を戻していくために必要な制度と受け止める一方、感染状況を見極め運用停止など的確に判断していく必要性を話した(中国、11.20)

■20日に始まった第74回全日本合唱コンクール全国大会の大学職場一般部門で、広島大や安田女子大の学生を中心に結成されたグループ「酢だこ」が大学ユースの部で銅賞を受賞した(朝日、11.21)

■【病院の実力】 前立腺がんにおける医療機関別2020年治療実績が公開された。 広島大病院の治療実績は手術が76件、放射線治療で外照射が9件だった(読売、11.21)

■中高年の男性がかかりやすい前立腺がんについて、広島大病院泌尿器科の日向信之科長ががんの特徴や治療法について話した(読売、11.21)

■第60回記念伊勢神宮奉納書道展の入賞者が決まった。広島大附属東雲中1年の生徒が伊勢神宮崇敬会賞を受賞した(毎日、11.21)

■被爆樹木の種や苗を世界に送っている広島市の市民団体「グリーン・レガシー・ヒロシマ・イニシアティブ(GLH)」の活動が10周年を迎えた。GLHは平和首長会議、県、広島大などと「被爆樹木ワーキンググループ」を作って連携している。同大は被爆75年の節目を機に昨年からGLHが保存する種を育てた苗木を東広島キャンパスに植樹する取り組みをしている(中国、11.22)

■21日、市民フォーラム「てんかんを考える」が広島県医師会館で行われた。広島大病院てんかんセンターの石川暢恒副センター長は「小児期に発生したてんかんは適切な治療により7、8割は治る」と話し、飯田幸治センター長は重症の場合脳内の発作を引き起こす部分を切除する治療法を紹介した(中国、11.22)

■◇バレーボール◇中国大学リーグ秋季大会2部【女子】①広島大、◇アーチェリー◇県高校新人大会【18メートル18メートル、個人男子】②同大附属生徒、③同大附属生徒(中国、11.23)

■28日、広島県内の外国人の就職をサポートする一般社団法人グローカル人材ネットワークが、外国人の起業案を紹介するイベントを広島市内で開く。広島大大学院の博士課程で学ぶ学生2人を含む6人が起業案を発表する(中国、11.23)

■広島市内の基幹病院の医師5人が最新医療を紹介するセミナーが広島県医師会館で行われ、約50人が来場した。広島大病院の大毛宏喜教授は紫外線を照射するウイルス対策の研究を取り上げた(中国、11.25)

■24日、第65回広島県科学賞の表彰式が県立教育センターで行われ、広島大附属高科学研究班を含む受賞者たちに表彰状などが贈られた(読売、11.25)

■20日、「ひがしひろしま 学生×地域塾」の塾生で広島大教育学部4年の長屋拓暁さんが東広島芸術文化ホールくららにおいて、親子向けのミニイベントを開催した。新型コロナウイルス感染症の影響で外出自粛が続いた親子のために何かしたいという思いから、まちづくりグループのサポートを受けながら開催にこぎ着けた(読売、11.25)

■広島大の菅野啓司准教授と杉山政則共同研究講座教授らの研究グループは、イチジクの葉から取得した植物由来の乳酸菌が作る中性や酸性の細胞外多糖体が潰瘍性大腸炎の症状を改善することを発見した。他の炎症性疾患への効果も期待されることから治験を通じて錠剤の開発を製薬企業と進める(日刊工業、11.26)

■第74回広島県児童生徒書道展の入賞作品が決まった。◇学校賞◇小学校優勝、広島大附属三原、◇特別賞◇庄原市長賞、同大附属三原小生徒、◇広島テレビ賞、同大附属三原小生徒、◇奨励賞、同大附属小生徒(読売、11.26)

■25日、広島市は「広島の拠点性強化に向けた懇話会」の会合を市役所で開いた。座長の松井一実市長や広島大の越智光夫学長など8人が非公開で約1時間半議論した(中国、11.26)

■【月間大学】今、学生寮は新型コロナウイルス感染対策と寮内交流の両立を模索している。 広島大生や近大生などが入寮しているドーミー東広島では感染対策を施しながらも1年生限定で4月に交流会を行った(読売、11.28)

■本年度、平和記念公園で外国人観光客たちを英語で案内するユースピースボランティアが活動を始めた。初めて外国人観光客を案内した広島大3年の中村悠人さんは「広島に来た理由などを直接聞けて、ガイドの意義を実感できた」と話した(中国、11.29)

■29日、新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大をうけて政府は外国人の新規入国を制限する決定を出した。これを受け広島大では国費留学生約60人の入国が困難になった。同大の金子慎治理事・副学長は「学生には気の毒だが、感染拡大を抑えるため仕方ない」と話した(中国、11.30)

■29日、広島大附属東雲中学は、生徒423人分の個人情報などが入った教諭のノートパソコン1台が校内で盗難被害に遭ったと発表した(読売、中国、朝日、11.30)

■29日、学校法人修道学園は修道大の次期学長に商学部教授で副学長の矢野泉氏(広島大准教授を経て現職)を選んだと発表した。任期は来年4月1日から(読売、中国、11.30)

■◇アメリカンフットボール◇中四国学生秋季リーグ①広島大(読売、11.30)

■【日経実力病院調査】 乳がん治療の実力病院が発表された。広島大病院は生存係数が102.0で、1期患者の生存率は97.3%、2期は91.2%で、3期は80.6%だった(日経、11.30)


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