広島大学は４月２８日，医学部広仁会館（広島市）において，広島地区緊急被ばく医療ネットワーク（代表幹事：神谷研二原爆放射線医科学研究所長）主催による「広島地区の緊急被ばく医療シンポジウム」を開催しました。

これは，放射線による被ばく医療の質の向上を目的に開催したもので，次のとおり各氏から講演が行われました。



　鈴木　元　放射線影響研究所臨床研究部長

　「東海村臨界被曝事故の教訓と核テロ」

　原田康夫　広島市病院事業管理者

　「広島における緊急被ばく医療の意義」

　弓削孟文　医学部附属病院長

　「新大学附属病院の新機能と緊急被ばく医療」

　神谷研二　原爆放射線医科学研究所長

　「緊急被ばく医療への国，広島大学の取り組み」

　谷川攻一　医学部附属病院救急部長

　「広島地区の救急災害医療」



講演の後，大濱紘三大学院医歯薬学総合研究科長から，広島地区のみならず“世界の緊急被ばく医療”の拠点確立を目指すことの意義が述べられ，大学をはじめ，広島県，広島市等の医療関係者，研究者，学生など約１００人が熱心に聴講しました。



【お問い合せ先】

　原爆放射線医科学研究所庶務係

　電話(082)257-5802