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広島大学一般選抜(前期日程)試験の理科の出題について



 平成19年2月25日(日)に実施した、広島大学一般選抜(前期日程)試験の理科の試験科目に

おいて、下記の事態が生じましたのでお知らせいたします。



                             記


  1. 生物(理科1科目及び2科目受験者用)の試験問題において、複数の正答が出ることが、
    2月25日の試験終了後、学外者から指摘された。


  2. 指摘された試験問題は次のとおり。
  3. 〔III〕問3

    (前文省略)①〜⑥のそれぞれの下線部分について、正しい場合は解答欄に○を記入し、誤りであ

    る場合は正しい語句を答えよ。



     胸腺は①リンパ節に似た構造をした免疫機能に重要な器官であり、そこでは②体液性免疫に関与

    する③B細胞の増殖・分化が行われる。免疫機能などの生体防御反応においては、血液成分の

    ④白血球による食作用や⑤赤血球中の⑥抗体による抗原抗体反応なども重要である。

       


    〔指摘の内容〕

     ②の「体液性免疫」という用語について、「正しい」と解答しても、誤りであり正しい用語は

    「細胞性免疫」だと解答しても、ともに正解になる。


  4. 直ちに関係者を中心に指摘の妥当性について協議した結果、次のような措置をとることとした。


    正解が一通りで無いことが判明したことから、このことを考慮した公平な採点を行う。




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試験問題の出題への今後の対応

 この度は、試験問題の点検が不十分であったため、受験生にご迷惑をお掛けしましたことを、

お詫び申し上げます。今後は、以下のように対応し、再発防止に努めます。



(1)試験問題の作成において、解答者の視点に立った点検を強化します。



(2)あらためて教職員に対して個別学力検査の円滑な実施の確立に努めるよう注意喚起を

  行うなど、公正な試験実施が図られるよう徹底します。





                     広島大学理事・副学長(教育・研究担当)谷 口 雅 樹


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