広島大学は、12月17日、東広島キャンパスにおいて、平成25年度「大学の世界展開力強化事業（AIMSプログラム）」に採択された、広島大学のプログラム（AIMS-HUプログラム）の学生セミナーおよび「国際課題研究」科目の研究発表会を開催し、プログラムの受入・派遣学生など約70人が参加しました。

午前中の学生セミナーでは、秋期受入留学生による司会・進行のもと、40人超の学生が、テーマ「What are your solutions to produce sustainable food for the future?” （あなたの考える、未来へつなぐあるべき姿の食糧生産は？）」について英語で討議を行いました。

参加者は、討議を通して、(1)自分のアイディアを発表する機会を持ち、(2)グループ間のディベートを体験し、(3)参加者全員で論理的に思考した結論を導き出すプロセスを経験しました。今回、学内の別プログラム（STARTプログラム）を通じてタイに派遣される予定の学生も、事前学習の一環としてセミナーに参加しました。

午前の学生セミナー終了後、昼食時に受入学生との学生交流会を行い、和やかなひと時を過ごしながら、さらに交流を深めました。

午後の「国際課題研究」科目の各研究発表会では、受入留学生14人が質疑応答も含め、各15分間の発表を行いました。学生が専門分野に関係したテーマを選択し、教員指導の下で研究をすすめ、今回の発表に臨みました。発表者は、指導教員やクラスメートを前に緊張した面持ちながらも、堂々と成果発表を行い、一学期間の研究を締めくくりました。

一日を通して、学生同士が活発な意見交換や交流を行い、コミュニケーション能力向上や国際理解を深める機会となりました。参加者からは「非常に良かった。留学生は積極的かつ英語が上手なので、自分もさらにレベルアップしてよりよいものにしたい」「国によって違う文化に基づく政策があるなど、興味深い内容を多く知ることができてよかった」などのコメントが寄せられました。次回のセミナーは来年7月下旬に開催する予定です。