第43回 医療と倫理を考える会・広島例会を下記のとおり開催いたします。ご多忙の折りとは存じますが、万障お繰り合わせの上、ご参加くださいますようご案内申し上げます。
記
【日 時】 平成20年6月19日(木)18:00〜20:00
【場 所】 広仁会館1階 中会議室
広島市南区霞1−2−3 広島大学霞キャンパス内
【テーマ】 生命の誕生と倫理
【話題提供】広島大学病院産婦人科 助教・遺伝子診療部兼任
兵頭 麻希 先生
【要 旨】
生命の誕生とは、出会い、科学と神秘、人類の進化というロマンに溢れたHuman Reproductionの顛末である。古代から現在までこの人類の継承のプロセスは変わりなく、その生命の尊さは普遍的であるが、時空を超えた絶対的な倫理というものはない。以前から避妊や中絶など、生命誕生の阻止に関する倫理的問題は存在したが、最近では生殖補助医療の発展によりHuman Reproductionの人為的コントロールが可能となり、新たな倫理的問題が浮上してきた。非配偶者間の卵子・精子の提供、着床前診断、胎児減数手術、代理懐胎、男女産み分けの問題である。また、超少子化社会を支えている高度周産期医療の中では出生前診断が進歩し、そこでも生命の誕生に関わるさまざまな倫理的問題が提起されている。このような生命倫理をこの時代を過ごす者皆で考えながら、現在の医療技術を人の幸福のために最大限に用いることが望まれる。
【参加費】 一般:500円(資料代)
学生:無料
【主 催】 医療と倫理を考える会・広島
【後 援】 広島県/広島市(申請中)
【当番世話人】石川 澄(広島大学病院 医療情報部)
【申込み】電話・FAX・Eメールにてお申し込み下さい。
医療と倫理を考える会・広島 事務局 (広島大学病院 医療情報部)
電話:(082) 257−5082 (直通)
FAX:(082) 257−5084
E-mail: humind3@hiroshima−u.ac.jp