ウイルス制御プロジェクト研究センター

センター基本データ

  • 整理番号:20-08
  • 設置期間:2008年04月01日~2020年03月31日
  • センター長(所属/職名/氏名):大学院生物圏科学研究科 / 教授 / 島本 整
  • 連絡先(TEL/FAX/E-mail)
     

プロジェクト概要

目的

ウイルスによる疾病は,一般的に抗生物質の効果がなく,治療が困難である。ワクチンによる予防が一般的であるが,ワクチンが開発されていないウイルス病も多い。これまでの研究で,冬季の食中毒・感染性胃腸炎の主要な原因となっているノロウイルスに対して抑制効果を示す物質の探索を行ったところ,柿渋が極めて強い抗ノロウイルス効果を保有していることを明らかにした。
本研究センターでは,柿渋の他のウイルスに対する抑制効果とそのメカニズムを明らかにするとともに,新たな抗ウイルス作用を示す天然物の探索,活性物質の単離・同定,作用メカニズムの解明などを行うことを目的とする。
 

背景

ウイルス疾患は,ヒトのみならず魚の養殖や植物栽培にとっても大きな問題である。多くのウイルス疾患の予防と治療に用いることができる安全で安価な物質が得られれば,社会的な効果は計り知れない。また,新たな抗ウイルス作用機構の解明など新たな学問分野の展開が期待できる。
 

研究計画

[平成20年度]
すでにノロウイルスに対する抗ウイルス効果が明らかになっている柿渋の他のウイルスに対する効果を調べる。また,柿渋中の有効成分の単離・同定を行う。

[平成21年度]
柿渋の抗ウイルス作用のメカニズムを解明する。微生物や植物(藻類を含む)などの天然成分から抗ウイルス作用を示す物質を探索し,有効成分の単離・同定を行う。

[平成22年度]
新たな抗ウイルス作用物質の作用メカニズムを解明する。また,安価な化学合成法の検討を行う。


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