第5回ランチタイムセミナーを開催しました。



 11/27(火),理学研究科の高橋嘉夫教授(地球惑星システム学専攻)による,第5回ランチタイムセミナー「エアロゾル中の元素の化学種解明とその環境科学的意味」を開催し、約30名の学生・教職員が参加しました。

 セミナーは,まず環境地球化学についての説明から始まり,地球史上最も大きな表層環境の変化(二酸化炭素の減少と酸素の増加)の説明などもありました。そして,地球の歴史46億年を1年に換算した場合,大晦日の23時59分59秒の最後の1秒間で人間が地球を作り変えてしまい,現在,次の1秒が来るのかどうかという状況であるという説明もありました。

 そして,研究に携わる者の態度として,「我々がやっているサイエンスは,我々がやらなくても近いうちに誰かがやる。とすれば,『1.我々自身が楽しんでやっているサイエンス』か『2.何かの役に立つサイエンス』のいずれかでなければ,やる意味はない。」との先生の持論の説明もありました。

 また最後に,生まれ変わったら就きたい職業という新聞のランキング記事の紹介があり,そのトップは大学教授だったということの紹介もありました。

 セミナーはここまでの話で盛り上がり,本題のエアロゾルにまでは及びませんでしたが,わかりやすい高橋先生の説明に質疑応答も活発に行われ,セミナー終了後も,女子学生3人を相手に解説が行われていました。


高橋先生 セミナーの様子 セミナー終了後の特別解説


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