1/8(火),理学研究科の山本陽介教授(化学専攻)による,第7回ランチタイムセミナー「エキゾチックな分子の合成 ~興味本位の基礎研究+ほんの少しの応用指向研究~ 」を開催し、約25名の学生・教職員が参加しました。
冒頭は山本先生の自己紹介があり、高校まで三重県で過ごし、特に中学校の途中までは田舎で育ったことなど、親近感を感じるセミナーの始まりでした。
続いて普段の研究風景が写真などで紹介され、研究のほとんどが「化合物を作る(合成する)」こととのことでした。
そしていよいよ、「研究は人と違うことをやりたい」「誰にも作れないものを作るのが目的」という山本先生の研究内容に入りました。
5本の結合をもつ炭素化合物の合成の話など、実験は常に失敗の連続で、300回、時には1000回以上の失敗にもめげずに新たな合成ルートを考えて実験を成功させた学生のエピソードなどの話もありました。
山本先生の「学生の熱意と積極性が招いた成功」とか「持つべきものは共同研究相手」という言葉からは、人を大切にする先生の人柄を感じることができたセミナーでした。
山本 陽介先生 | 研究装置の紹介 | セミナーの様子 |