第21回サイエンスカフェを開催しました。



 3月2日(土)広島大学東広島キャンパス マーメイドカフェで,第21回サイエンスカフェ「地熱発電のしくみは?その可能性は?」を開催し,50名近い方の参加がありました。

 今回は,いま議論が活発になっているエネルギー問題との関連で,「地熱発電」について,広島大学大学院理学研究科,准教授の片山郁夫先生による話でした。太陽光発電や風力発電と並んで,再生が可能な次世代エネルギーとして期待のかかる地熱発電について,「どういうしくみで地球の熱を利用して発電するのか」,「地熱発電のメリット・デメリット」,「日本は世界第三位の地熱資源大国にも関わらずその利用が進まないのはなぜか」等について説明がありました。

 また今回は,「クリッカー」という「クイズ番組等で,聴衆が手元にある端末のボタンを押して回答すると,即座に集計されスクリーンなどに表示されるシステム」を導入しました。例えば,説明の合間に片山先生から「再生可能エネルギーのエースとして,次のうち「再生可能エネルギーのエースとして,次のうちどれが有力だと思いますか? ①太陽光発電,②風力発電,③地熱発電」という質問を投げかけ,それに参加者の皆さんが「クリッカー」によって回答しその結果を受けて話しを進めていくという手法を取り入れました。この「クリッカー」の導入によりこれまで以上に双方向のコミュニケーションが実現できました。

参加者の方からも盛んに質問が投げかけられ,話し手・参加者・スタッフの全員が次世代のエネルギーについて考えることができたサイエンスカフェでした。

片山 郁夫せ 会場の様子 クリッカー


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