6/11(火),理学研究科数理分子生命理学専攻の,山本 卓教授による,第9回ランチタイムセミナー「遺伝子疾患の治療や品種改良に利用可能な人工酵素の開発」を開催し,約30名の学生・教職員が参加しました。
まず,「遺伝とは?」「遺伝子とは?」「DNAとは?」という基本的なお話をアニメーションを使って面白く分かり易く解説をしていただきました。
そして,今回の主役である人工ヌクレアーゼについて,詳しくお話をしていただきました。
人工ヌクレアーゼとは,人工のDNA切断酵素のことで,DNAの中の標的にした部分を直接切断し,改変することができるというもので,遺伝子疾患の治療や作物の品種改良など,今後幅広い用途があることが期待されているとのことでした。
お話の中では,成長抑制ホルモンを分泌する遺伝子を切断したことによって,筋肉ムキムキとなったブタの写真を見せていただいたり,とても興味深いセミナーでした。
セミナー後も,教員・学生から活発な質疑応答があり,大変盛り上がったセミナーとなりました。
山本教授(数理分子生命理学専攻) | 画像を使って説明 | 会場の様子 |