第22回サイエンスカフェを開催しました。



 6月15日(土)中国新聞ホールで,第22回サイエンスカフェ「科学と芸術のカエル三昧-新種発見,そして遺伝子音楽-」を開催し,125名の方の参加がありました。(初めて参加された方も半数以上いらっしゃいました。)

 今回のサイエンスカフェは「視点を変える」ということで,『新種のカエル発見』『遺伝子が奏でる音楽』『生きたカエルと写真の展示』の3部で構成されていました。

 まず,広島大学大学院理学研究科附属両生類研究施設の三浦郁夫准教授による新種のカエル「サドガエル」について,プロジェクターの映像を見ながらのお話がありました。三浦先生とカエルの出会いから,新種発見までについて,カエルの形,遺伝子の違いの話等を交えながらの分かり易い説明でした。ツチガエルとサドガエルの実際の鳴き声も聞き,その違いを実感しました。

 休憩後、広島大学大学院教育学研究科の徳永准教授と学生たちによる,遺伝子のDNA配列を基に作曲された音楽のピアノ,バイオリン,サックス,トランペットによる生演奏がありました。

「オオサンショウウオの指をつくる遺伝子」,「ヒトの指をつくる遺伝子」,「オオサンショウウオのミトコンドリアDNA」の3曲が演奏され,それぞれ雰囲気の違うメロディーで,会場も美しい音色にうっとりと聴き惚れました。最後は徳永先生が「愛」をテーマに選んだ3曲の演奏がありました。

また,ホールのロビーには写真家 檜垣俊忠さんのカエルの写真と,三浦先生が飼育している十種類以上の実物のカエルが展示され,カエル好きの皆さんは大はしゃぎでした。

文字通り「カエル三昧」のサイエンスカフェとなりました。


司会の寺本さん サドガエルについて説明する三浦先生 カエルの展示&質問タイム
檜垣さんの写真 遺伝子音楽の生演奏 カエル


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