栗田禎子氏講演会「日本の岐路と中東」を開催します



栗田禎子氏(千葉大学教授)を迎えて下記講演会を開催します。

どなたでも参加可能です。多くの方のご来場をお待ちしております(参加費無料・事前連絡不要です)。




日時:2014年7月14日(月)16時30~18時00分

場所:広島大学大学院総合科学研究科J306教室(J棟3階)

講師:栗田 禎子 氏(千葉大学文学部教授)

演題:日本の岐路と中東 ‐「秘密保護法」・「集団的自衛権」問題を中東研究者の立場から考える ‐

ポスターは
こちら(PDF:193KB)





講演会概要

昨年来、「特定秘密保護法」制定、「集団的自衛権」行使容認をめざす閣議決定など、戦後日本社会の土台となってきた民主主義や平和主義に明らかに背く動きが加速しています。これらはしばしば日本を取り巻く「安全保障環境の変化」、東アジアにおける緊張の高まりによって正当化されているのですが、詳しく検討すると、伏線となっているのはむしろ「中東」であることに気づかされます。「特定秘密保護法」・「集団的自衛権」問題に中東研究者の立場から検討を加え、その性格や問題点を考えます。また、2011年のいわゆる「アラブの春」以降の中東がどのような状況にあるかについても概観したいと思います。



講師紹介

栗田禎子(くりた・よしこ)千葉大学教授。1960年生。東京大学大学院博士課程修了。専門は中東現代史。主な著書・編著に『戦後世界史』(共著)、『中東』(編著)、『近代スーダンにおける体制変動と民族形成』(単著)(いずれも大月書店)、論文に「ウィリアム・モリスとスーダン戦争」など。「イラク特別措置法」成立に先立つ審議の際、参議院外交・防衛委員会に公述人として出席し、法案反対の立場から意見陳述を行なう。現在、日本中東学会会長、パグウォッシュ会議評議員。



共催:広島大学大学院総合科学研究科RM養成プログラム、総合科学研究科平和科学研究プロジェクト



実施責任者:稲垣知宏(広島大学大学院総合科学研究科准教授)

お問合せ先:広島大学大学院総合科学研究科RM事務室

電話:082-424-6518、eメール:sen「a」hiroshima-u.ac.jp

※「a」は半角@に変換してください


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