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高性能センサーを搭載したガンマ線天文衛星がNASAから打ち上げられました!



 広島大学が中心となり、東京工業大学やJAXA宇宙科学研究本部などと共同開発した、新星爆発やガンマ線バーストなどの現象を捕らえる高性能ガンマ線セ ンサーが、ガンマ線天文衛星(GLAST:Gamma-ray Large Area Space Telescope)に搭載する望遠鏡に採用され、日本時間6月12日早朝(am1:05)に、NASAによってケープカナベラル空軍基地から高さ 560kmの円軌道に打ち上げられました。

 

 今回開発したセンサーは、大きさ9センチ×9センチで、GLAST衛星の望遠鏡に約1万枚 使用されています。このセンサーで宇宙ガンマ線を観測することにより、目(可視光)で見える宇宙の姿より遙かにダイナミックな現象を、数多く発見すること ができるとともに、その現象の機構解明が期待されます。日本の貢献は、高エネルギー加速器研究機構(KEK, 日米科学技術協力事業)、文部科学省(科学研究費)、広島大学、理化学研究所、JAXA/ISASの支援を受けて行われました。



 GLAST衛星は、米国や日本など6カ国が参加する国際共同開発プロジェクトとして開発が進められ、高性能センサーの開発が、成功への鍵の一つであったことから、センサーの製作責任者である広島大学の大杉節特任教授に対して、NASAから感謝状が贈られました。



 広島大学では、宇宙科学センターと東広島天文台が、GLAST宇宙ガンマ線望遠鏡開発計画と密接に連携しており、今後しばらくは、GLASTと連携を図った観測研究活動に専念します。



日本GLASTチーム

 ○日本の主要メンバー:

  大杉節(広島大学宇宙科学センター)、深澤泰司、水野恒史、片桐秀明(以上、広島大学大学院理学研究科)、高橋忠幸、尾崎正伸(以上JAXA/ISAS)、河合誠之(東京工業大学)

 ○準メンバー:

  牧島一夫(東京大学)、福井康雄(名古屋大学)、山崎了(広島大学大学院理学研究科)



詳細はPDFファイルをご覧ください。(PDF:285KB)



関係リンク

日本GLASTチームのウェブサイト

NASAのウェブサイト

高エネルギー・宇宙素粒子実験研究室のホームページ



【問い合わせ先】 広島大学理学研究科 物理科学専攻教授 深澤 泰司 

            電話:082−424−7380

            E-mail:fukazawa@hep01.hepl.hiroshima-u.ac.jp

               (@は半角@に置き換えてください)


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