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NASAが全天ガンマ線宇宙図を発表 -広島大学が開発した高性能センサーの成果-



 

 NASAが6月12日(日本時間)にアメリカ合衆国ケープカナベラル空軍基地から打ち上げた、広島大学が開発・日本で製造した高性能センサーを搭載したガンマ天文衛星(GLAST:Gamma-ray Large Area Space Telescope)の本観測が始まり、NASAと国際GLASTチームは8月27日(同)、衛星の新しい名称とファーストライト初期観測成果(全天ガンマ線宇宙図)を発表しました。



 また、広島大学の大杉節宇宙科学センター長が代表を務める日本GLASTチームも、同日11時から東京港区のキャンパスイノベーションセンターで記者会見を開催し発表しました。



 衛星は、ノーベル物理学賞を受賞したエンリコ・フェルミ氏にちなみ、『フェルミ・ガンマ線天文衛星』と命名されました。ガンマ線望遠鏡の主要エレメントとして用いられたセンサーは、予定通りすばらしい性能を発揮していることが確認されました。目(可視光)で見える宇宙の姿より遙かにダイナミックに活動している様子を捉えることが出来ると共に、宇宙で最も巨大な爆発であるガンマ線バーストなど、多数の宇宙の謎を解明することができると期待されています。



 この衛星の開発には、日本から広島大学、JAXA/ISAS、東京工業大学、東京大学の研究者が貢献しています。研究資金としては、主として高エネルギー加速器研究機構、日米科学技術協力事業(高エネルギー分野)および文部科学省科学研究費補助金(特定領域「ブラックホール天文学の新展開」、研究代表者:深澤泰司広島大学教授)により遂行され、その他理化学研究所、広島大学、JAXA/ISAS、東京大学の支援も受けています。



 なお、東京での記者会見には、大杉節宇宙科学センター長のほか、深澤泰司広島大学大学院理学研究科・教授、高橋忠幸宇宙航空開発機構宇宙科学研究本部・教授、河合誠之東京工業大学大学院理工学研究科・教授、高崎史彦高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所長/理事が出席されました。



○報道発表資料はこちら



○説明資料(全天ガンマ線宇宙図ほか)はこちら



◇日本GLASTチームのページはこちら



【お問い合わせ先】

広島大学学長室広報グループ TEL:082-424-6017



【問い合わせ先】 広島大学理学研究科 物理科学専攻教授 深澤 泰司 

         電話:082−424−7380

         E-mail:fukazawa@hep01.hepl.hiroshima-u.ac.jp

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