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広島大学の「ニュートンのリンゴ」の木に実がなりました!



理学部棟正面玄関に向かって左手の緑地に植栽されています。この木に去年はじめて実をつけ、今年も多くの実がなりました。その写真と共に皆様にご紹介します。

      



「ニュートンのリンゴ」の木は、ニュートン(1643〜1727)が万有引力の法則を発見するきっかけとなったと伝えられるリンゴの木(品種名:ケントの花)を接ぎ木したものです。



 

1964(昭和39)年、イギリス国立物理学研究所所長サザランド卿より日本学士院長柴田雄次博士に贈られ、東京大学理学研究科小石川植物園で育成されました。その木からとった接ぎ穂が2000(平成12)年に、理学部附属宮島自然植物実験所長であった佐藤敏生教授が国公立大学附属植物園長会議での交流をとおして、小石川植物園(長田敏行園長)から附属宮島自然植物実験所に寄贈されました。



久保泉元理学研究科長のご尽力により、理学部棟正面玄関に向かって左手にある緑地が整備され、その1本が植栽されました。リンゴは基本的に自家不和合性が強いため、よく実らせるために別の木の花粉が必要です。授粉のために、この木の脇にヒメリンゴが同時に植えてあります。

 
 

2006年の今頃、いたずらでヒメリンゴの果実がこのニュートンの木にセロテープで結ばれて、一部の人たちを騒がせたこともありました。しかし、2008年8月に3個(内1個は未成熟)の果実がはじめて実りました。今年は数多く実りました。

 
 

このリンゴは風雨により落下してしまいました。

まさに「万有引力」によるものです。





フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』には「ニュートンのリンゴ」に関する多くの情報が掲載されています。



(附属宮島自然植物実験所長 鈴木 克周)

 
 


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