平成28年1月29日(金)に、尾道市向東町の向東小学校で海野徹也准教授が行った、チヌ(クロダイ)の生態
などについて学ぶ出前授業が翌30日の中国新聞で紹介されました。
同授業で海野准教授は、チヌの模型やチヌに関する標本などを持参し、1匹が100万個を産卵するが外敵に
食べられほとんど成魚にならないことを説明し、「厳しい自然を生きている。食べる時には感謝して食べましょ
う。」と呼びかけました。また、給食時間には児童と一緒にチヌの竜田揚げを味わいました。
同授業はチヌの消費拡大を目指す、尾道水産青年協議会と広島大学、尾道市の産学官の連携事業の一環と
して行われました。チヌは県が全国一の漁獲量を誇り同市も産地ですが、時期によって独特の臭みがあり敬遠
され消費が低迷しています。同協議会と同市は広島大学の地域連携推進事業に応募し、昨年8月から海野准
教授たちが、チヌの旬などを科学的に明らかにするため、うまみ成分の分析などを進めています。