Q&A

農学部や理学部の生物学科等とはどこが違うのか教えてください。

生物生産学部という言葉から何が思い浮かびますか?
生物には動物や植物だけではなく、微生物もあります。

生物生産学とは生物を利用して人間の役に立つものをつくったり、生物の持つ各種の能力を活用して地球環境を保全することなど関係した学問で、農学部よりも、より広くより新しいものをめざしていますし、理学部の生物学科等よりも、より応用的・実学的と言えるでしょう。

私たち人間は生物なしに生きることはできません。食べ物の多くは生物の生産物ですし、住居のための木材や衣服の原料の多くも生物の生産物です。医薬品や生理活性物質なども生物からの賜物です。野山や海岸、河川、湖沼などの景観や環境も、空気中の酸素までも生物がつくったものです。

21世紀は生物科学の時代と言われます。生物生産学部では、動物、植物、微生物など生物に関する科学的な知識を基礎に、環境保全や食糧・人口問題など地球規模の課題に応えつつ、生物資源の生産、機能解析および有効利用についての研究と教育を行い、幅広い視野と基礎学力・応用展開能力を身につけた技術者・研究者の養成を行っています。
 


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