Q&A

練習船を使った教育・時期などについて教えてください。

練習船「豊潮丸」は動く実験室あるいは講義室として、瀬戸内海を中心に接続する南西海域の環境管理や水産資源管理のために貢献する役割を担っています。最新鋭の調査・観測機器を搭載した練習船に乗船し、採水、採泥、プランクトンや成魚・稚魚採取等を実施することにより、一般海洋観測手法、海水性状、海洋生物の多様性等を実体験を通して学ぶことができます。さらに国際航海も可能であり、最近では、中国・韓国を訪問して多くの大学・研究所との交流を深めています。

学部教育の中では、水産関係の学生の大多数を対象として、乗船実習、海洋生物学特別実習、さらに水圏環境学実験実習等に活用されています。

1年次にフィールド科学演習(専門基礎科目)やフィールド科学入門(教養教育科目)が履修できます。2年次の後期からは、5プログラムに分かれて専門教育が行われます。水産生物科学プログラムおよび生物圏環境学プログラムでは、 3年次の夏季休暇中に実施される乗船実習(漁船運用法、内海から南西諸島にかけての生物採集、生態・環境の比較など9日間)や、水産生物科学プログラムの海洋生物学特別実習(4年次)、生物圏環境学プログラムの水圏環境学実験実習(3年次)などがあります。さらに、4年次になると、調査・研究のための航海が研究室単位で行われます。


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