2015（平成27）年1月19日（月）(*)に放送されたテレビ東京（TV TOKYO）の番組「未来シティ研究所」の中で，大学院工学研究院（大学院工学研究科輸送・環境システム専攻耐空耐航性能研究室）の岩下英嗣教授が出演し，東京（都市部）から小笠原諸島を2時間半で結ぶような，水面上を高速で飛行する環境に優しい「未来の輸送機」としての地面効果翼機（WIG： Wing In Ground-effect vehicle）について紹介されました。

(*)　一部の地方系列局などでは，上記の日時とは異なる曜日・時間帯に放送されます。

岩下教授が考えるこの輸送機では，100名の乗客と90tまでの貨物を載せることができ，エンジンは水素による電気エネルギーを使用します。そして，水面上を飛行して得られる揚力を利用することで，一般的な飛行機と比べて30%も少ない消費燃料で効率良く飛行できます。さらに，海上およそ3mを波の影響を受けずに飛行できることに加え，水上での離発着が可能で新しい空港（飛行場）を作る必要が無いため，島の自然（環境）保護につながることも期待できます。

なお，当日の放送内容の詳細は，下記のリンク先（「未来シティ研究所」番組サイト内のバックナンバー）ならびにYouTubeの動画（テレビ東京公式チャンネル内）で公開されていますので，是非御覧下さい。

【この記事に関する問い合わせ先】

　大学院工学研究院 エネルギー・環境部門（耐空耐航性能研究室）

　教授　岩下英嗣

　TEL： 082-424-7776