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広大OB田中太郎~リアルを語る~第16弾 「スーツが似合う人になりたいです」

Q.スーツが似合わなくて、毎日いやになります。

A 多くの心理学者や人事の専門家が指摘しているように、人間は見た目が9割、仕事でもプライベートでも「見た目」は能力の重要なピースといえます。

数年前、京都の有名私立大学と広島の山の中にある某国立大学を続けて訪問したことがあります。愕然としました。キャンパスを歩く学生たちは洗練と野趣、シティと田舎、醸し出す空気がまるで違っていたからです。私が東京で生活を始めたばかりの頃、中学生が実にスマートにサマーコーデュロイの白いジーンズをはきこなしているのを見かけて、彼我の差を思い知ったものです。
人間の見た目は、生活している環境と人間関係、それにちょっとだけ金銭的な豊かさが影響していることがよく分かります。もし、広島の山の中にあっても、ファッション命とばかりに雑誌を穴が空くほど読んだ経験がないのであれば、「あの場所」で大学生活を送った数年間のハンディを意識する必要があります。就職活動にも少なからず影響があると思っておいた方がいいでしょう。

ではどうしたらいいか。アドバイスは世代によって違ってきます。

まずは20代から30代半ばまでの人。
あなたには「ファストファッションは部屋着とか下着くらいにしておいて、量販店ではなく、そこそこにちゃんとした店でそこそこの値段の定番モノを定価で買いなさい」となります。
そこそこにちゃんとした店、思い当たらなければ百貨店の本店とお考えください。
そこそこの値段とは、シャツで1万円、スーツで5万円、靴が2万円、ジーンズで1万5000円が目安です。

なぜか。そこそこに高いモノを買う時は、買う方も真剣みが出てきますので、じっくりと店員と話をすることになります。オーダースーツのことをビスポークと呼ぶこともありますが、これは「be spoken」、会話をしながら自分なりのスタイルを作り上げることを意味しています。専門家の意見はそれだけ価値があるということです。

また、高い服だと思えば手入れの仕方も変わってきます。定番商品は長年の風雪に耐えてきたデザインで、流行に左右されることがないので結果的に長持ちします。私のクローゼットには20年以上着ている服が何着か、いまも現役で活躍していますが、どれも若い頃に無理して買った定番品です。
逆にファストファッションや量販店の品は、素材もそれなり、多くの人が知っているデザインなので3年も経てば古くさくなってかっこ悪くなります。他人と被ることも多い筈です。ほとんど作業着の世界です。
もちろん、若い頃は収入には限りがあるでしょうから、それなりに高いものを買うと、少ないバリエーションを徹底的に着倒すことになります。しかし、これが巧まざる着こなしのトレーニングにもなるのです。

では30代半ばから50歳くらいまでの人。
あなたには「ファストファッションは部屋着とか下着くらいにしておいて、量販店ではなく、そこそこにちゃんとした店でサイズにこだわって服を選びなさい」となります。
人間は40歳に近くなると、どうしても体型が特殊になってきます。中年向きサイズの既製品でもどこかが合わない。そのどこか、がものすごく目立って、ダサい中年男を作り上げてしまうのです。

スーツであれば。前のボタンにバッテンのシワが出るとか、肩のラインが合わないために襟が浮いてしまうとか、体型に合わせたシャツだと裄丈が長すぎて袖口がみっともなく伸びてしまうとか、パンツがずり下がってしまうとか。夜の新橋駅周辺にたむろする、バリダサおやじの8割方はサイズに問題があります。
ましてや、30歳前後の標準体型で作られている最新流行のブランドを無理して着ようものなら、それこそ田舎のおっさんの若作りになってしまって目も当てられません。最新のファストファッションを着たところで、他人からはどう見ても寝間着です。

なんとかするのは簡単です。スーツもシャツもオーダーにするのです。いまどきは製造のシステムが洗練されているので、オーダーはびっくりするほど安くなっています。季節ごとに開催される百貨店のバーゲンなら、スーツ2着で5万円から、シャツ2枚で1万ちょいなので、下手したら既製品より安く手にできます。
まぁ一度、だまされたと思って試してご覧なさい。サイズは完璧に合っているので、シワ一つなく、肩の線もぴったり合っているので疲れることがありません。ぶざまな体型も見事に隠してくれます。
カジュアルなら既製品を選ぶことになりますが、百貨店に入っているような店であれば、ちゃんと補正をしてくれます。面倒くさがらず、徹底的に直しを入れて買いましょう。

50歳以上は、諦めてください。そこに至るまでに染みついたダサいセンスは死ぬまで治ることはありません。

女性の場合はどうか。私にはアドバイスできるだけの知識はありませんが、男性目線でいえば、デザインやブランドは分からなくても素材と手入れには目がいくものです。男性受けを狙うのであれば、あるいはビジネスの場でダサいと思われたくないのであれば、素材にこだわることです。ニットの毛玉はとことん排除しましょう。ジャケットは親の敵とばかりにブラッシングを忘れないようにしてください。アイロンの腕を磨きましょう。

ついでながら、見た目とか服の着こなしには姿勢も大きく影響するものですが、これはまた別の機会に。
 

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