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広大OB田中太郎~リアルを語る~第6弾 「人生、結局お金じゃないですか?」

Q:自分のケチさがいやで仕方ありません。人生、結局お金じゃないですか?

A:そうでしょうね。ケチはかっこ悪い。かの林真理子女史は大意、こんなこと言っています。「やった後悔は徐々に薄れていくが、やらなかった後悔は消えることはない」。ケチが原因の後悔は、後々までアナタを苦しめてしまうものです。
でもケチは治らない。なぜかというと、カネがないからです。あるいはカネに不安があるからです。これをなんとかするには、収入の不安をなくすことしかありません。カネはケチの特効薬なのです。当たり前か。

ワタシには若い頃、凄まじいレベルでおカネがなく、苦しい思いをしていた時期があります。いまも夢に出てきそうなトラウマになっています。

そのときに「衣食足りて礼節を知る」の本当の意味を知りました。人間は、一定程度の収入がないと、簡単に品格を失ってしまいます。200円が惜しんだために、1000円にこだわったために、10000円がないために、できなかったこと、かっこ悪い姿を見せてしまったことは数知れずです。
長い人生において、おカネというか、一定程度の収入は大切です。残業代稼ぎでも副業でも転職でも宝くじでもFXでも、なんでもいいでしょうが、何とかすると少し、生き方が変わります。目安としては年収500万円。それ以上あったところで無駄遣いが増えるだけです。このハードルはそんなに高くない。がんばりましょう。

それが大前提ではあるのですが、今から振り返ると、おカネのない時代にした経験は、より強烈な、いい想い出となって残っているものです。
おカネがないからコンサートに行けません。でも日比谷の野音なら、音はタダで聴き放題です。憂歌団の最後の野外ライブも、絶頂期のRCサクセションのコンサートも、ワタシは日比谷公園のベンチで缶ビールを片手にタダで楽しみました。昔は土曜日の夜、いくつかの映画館で5本立てオールナイト上映をやっていました。もちろん、弁当も飲み物も自分で作って持ち込みます。絶対に買わないと決めて入るのなら、百貨店はひまつぶしと流行発見のパラダイスです
服や靴は吟味を重ねて、長く着られるモノを大切に扱っていました。当時使っていた鉄のフライパンは、いまだに台所で活躍していて、表面が鍛え上げられた結果、おいしいオムレツができるようになりました。暑い夏の日は、山手線を何周もして本を読んだものです(当時は地下鉄に冷房が入っていませんでした)。ちょいと性能のいい自転車なら、大概のところには行けます。世界一じゃないかと思うほど高い家賃を除いたら、東京はクルマも不要で貧乏人にやさしいまちであることが分かります。
自分で豆を挽いて淹れたコーヒーなら、1杯20円以下です。緑の丸い看板の店がいかに暴利を貪っているのか、意識するようにしましょう。1食200円の予算で自炊すれば、質も量も十分です。本は図書館にいけば週刊誌の最新号含めて何でも読めます。廃棄本のコーナーには、結構読みでのある本が積んであって何冊持ち帰ってもかまいません。移動には高速バスと青春18きっぷを使い倒しましょう。
資格試験にチャレンジする場合も、学校に行くなんてまったくの無駄です。広大に合格できた程度の学習能力があれば、ほとんどの資格試験は独学で突破できます。音楽と映画が見放題になるアマゾンプライムの年間3900円だけはおごっておくことです。

がんばっていれば人生、どっかでなんとかなっていくものだと信じて、今を楽しく過ごしましょう。
無駄なカネを使わず、自らを磨く努力を惜しまなければ、そんなに遠くないうちに人生は開けてきます。

たぶん。


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