帰省しない年末年始の過ごし方 2020バージョン

「今年は帰省しないことにしましたが、どうやって過ごしたらいいでしょうか」2020バージョン    

2020年はコロナが猛威を振るい、年末年始の旅行にも自粛ムードが濃厚に垂れ込めています。

しかも、コロナ蔓延地帯みたいにテレビ新聞が騒ぎ立ててくれたおかげで、東京在住者はみんなばい菌(この場合はウイルスか)扱いです。先日も仙台で嫌な目に遭わされましたが、ひどいとばっちりです。ボーナスが大幅減額になって帰省資金が心許ない人も少なくないかと思われます。

ならば、年末年始は東京で思いっきり楽しみましょう。

本来であれば、カウントダウンライブや初詣、百貨店の初売りなど、人が集まるイベントが目白押しなのですが、今年に限って言えば、中止や自粛要請が相次いでいます。大晦日の終夜運転も中止になりました。一方で、どっかでコロナを貰ってこないとも限らないので、密にならない過ごし方を考えねばなりません。

大丈夫です。カネのかからないアイデア、いろいろありますよ。

まずは街をうろうろほっつき歩くことです。しかも、人混みを避けての散歩です。

そんなのつまんない、なんて思われたかもしれません。なぜつまんないのかというと、目的がないと思うからじゃないでしょうか。目的を作ってしまう、これがポイントです。
オリエンテーリングよろしく、自分で目標を作ってコンプリートを目指す。それが自分でできるのなら、それでオッケーです。

「目標作ることが面倒くさいんだよ」。そんなもんです、大半の人は。

ここでお薦めしたいのは、スマホゲームです。

数年前、ポケモンGOという位置情報ゲームアプリが流行りましたが、その後も同種のアプリが登場しています。大人向けにお薦めなのが、2020年にサービス開始となった「テクテクライフ」です(iOS、Android)。

このゲームは、モンスターを集めたりバトルしたりという子どもが喜びそうな要素はほとんどなく、ただひたすらに地図を塗っていくものです。GPS機能を使って、実際に歩いた場所が特定され、ブロック単位のその場所を塗りつぶすことができるようになります。最終的には街区、市区町村、県、全国を隅々まで埋めていくのが目標です(全国を塗るには、本気で取り組んでも10年かかるなと、実際にプレイしてみて思います)。

ワタクシはいま、このゲームにトコトンはまっています。反射神経や集中力などは何も必要なく、忍耐と几帳面さの勝負なのですが、塗れていない場所が地図上に残るとどうにも落ち着かないので、用もないのについつい足を運んでしまう日々です。

そういう場所は、このゲームでもしていなければ、到底足を向けるところではないところが多いのですが、歩いてみる(自転車やクルマ、電車でもいいのですが)いろいろと発見があります。大人こそ楽しめるという意味は、そうした発見の喜びや驚きによるものだと思います。

スマホ片手のひたすら散歩、サイクリング、ドライブ、乗り鉄は正月ならではの楽しみといえます。

「わしゃ、寒いときは苦手じゃあ」というアナタはどうするか。下手したらテレビ三昧で酒浸りの寝正月になってしまうものですが、田舎インテリの矜持としては読書をお薦めします。

「けっ」とか言わないでくださいね。正月休みならではの、そして人に自慢したくなるような読書の仕方というものがあります。

それは「全部読む」ってことです。

芥川龍之介、志賀直哉、太宰治、、、知らない人はいませんよね。いくつかの作品は読んだことあるかも知れません。でも全部読んだことある人、専門の研究者や変わり者以外にはまずお目にかかれないでしょう。全部読むってのは、自分への目標設定として分かりやすいだけでなく、読み終えたときに大きな自信になっています。末永く自分を語る材料にもなりますし、誰にも負けない、ひとつの世界を語るだけの資格を手にした気分になります。なにより日本で一番を名乗ることができます。近代の作家モノは長年の風雪に耐えた確かさがありますし、著作権が切れているものも多いので、タダで読めるというのもメリットです。図書館に行けば全集がならんでいます。

作家でコンプリートじゃなく、「応仁の乱」「渋沢栄一」「広島」といった題材で小説を選んでもいいですし、特定の国や時代について書かれた歴史書、地誌でも面白いでしょう。

たとえば、「ワシはハンガリーの歴史については、チトうるさいぞ」「千葉県のことなら任せとけ」、「今度の大河ドラマは、脚色が過ぎるな」そんなドヤ顔が、ほんの10日ほどでできるようになるのです。

いいと思いませんか? ひまつぶしのため無目的に乱読するより、得るものは遥かに大きいこと、私が保証しますよ。録り溜めたはいいが、死蔵してしまっているビデオがあるって? どうせ観ることなんてないんだから、思い切って消してしまいましょう。

楽器や語学の習得も有意義だとは思いますが、私が知恵付けるような話じゃないので割愛します。休み中に100キロ走る? がんばってください。毎日違う鍋を作ってみる? 体重が増えないことをお祈りします。全天の冬の星座を自分の目で確認する? 寒いですよ。来夏のカブトムシ捕獲のために、アクセス可能な公園のクヌギ、ミズナラの植生状況を今から調べておく? そりゃワタシがいま取り組んでいることです。鬼滅のコンプリート? みんながやっていることやっても達成感はあるでしょうが自慢はできません。大人なら横山光輝の三国志全60巻とか、こち亀全200巻とか、力量の差を見せつけましょう。

何にトライするのもいいでしょうが、せっかくの年末年始、なにか爪痕を残すような過ごし方を考えてみましょうってのがミソです。「こんなことやったらどうだ」なんてアイデアがあったら、ぜひとも東京オフィスまでお知らせください。

ワタシが一番知りたいことです。

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