大学院先端物質科学研究科 > 概要

概要
世界をリードする研究拠点をめざして
先端研全景

 当研究科は物質や生命の根本原理を追求する基礎研究グループと根本原理を人類のために活かす先端的技術開発を行う研究グループとによって構成されています。理学と工学は最先端部分では互いに問題を共有しており,新たな視点からの解決策を生み出すことが期待されるからです。また,これからは生命科学と物質科学は共通の科学法則に支えられているという認識のもとに両分野の協力・融合で研究が進展していくでしょう。

一方,世界的潮流として,大学院で学位を取得した人たちが社会で大きな役割を果たす世の中になってきました。学位取得者に期待されているのは,単に特定分野の研究方法や高度な技術に習熟しているだけではなく,広い学識と実務能力をもって,国際社会のなかで種々の問題解決のための仕事を先導することでしょう。

このような考え方に基づき,当研究科では研究や教育の方法に新たな工夫を行っています。平成16年度導入の新カリキュラムでは専門科目以外に他分野入門科目や国際コミュニケーション能力育成科目,実務体験教育も取り入れています。萌芽的研究や大学院生提案研究の支援も行っています。

また,他の研究機関や民間企業との協働による事業のもとに,履修プログラムも開設しています。平成19年度には,「半導体・バイオ融合集積化技術の構築プロジェクト」(平成18年度〜文部科学省科学技術振興調整費事業)の一環として各専攻に「半導体・バイオ融合教育プログラム」を,平成20年度には,「半導体関連産業における中核的人材育成事業」(平成17年度〜平成19年度経済産業省委託事業)※の成果として半導体集積科学専攻に「半導体専門実践教育プログラム」をそれぞれ開設し,次世代を担う研究者・技術者の育成を目指しています。

※ 「半導体関連産業における中核的人材育成事業」は平成19年度で終了しましたが,引き続き,半導体関連産業製造製造中核人材育成コンソーシアム(管理法人広島大学)が,同事業で開発したカリキュラム及び教材を活用した,「半導体専門実践講座」を提供しています。        
 

沿革
先端物質科学研究科発足(平成10年4月)
 

 広島大学の自然系大学院整備の一環として,主として理学部物理学科,理学部物性学科,工学部第二類(電子物性工学講座),工学部第三類(発酵工学講座)を母体とし,総合科学部,ナノデバイス・システム研究センター(現在ナノデバイス・バイオ融合科学研究所)及び遺伝子実験施設(現在自然科学研究支援開発センター遺伝子実験部門)の協力,さらに国税庁醸造研究所(現在独立行政法人酒類総合研究所)との連携のもとに2専攻(量子物質科学専攻,分子生命機能科学専攻)の独立研究科として発足した。

3専攻構成に再編(平成16年4月)
 

 量子物質科学専攻の3研究室と,ナノデバイス・システム研究センター(現在ナノデバイス・バイオ融合科学研究所)からの協力強化によ り,半導体集積科学専攻を設置し,3専攻構成に再編した。

寄附講座の設置(平成18年6月)
 

 半導体集積科学専攻に,先端ディスプレイ科学の教育・研究を目的とする寄附講座として先端ディスプレイ科学講座を設置した。