大学院工学研究科 応用化学専攻 > 研究室・教員一覧


研究室・教員一覧

研究室

教授

准教授・講師

助教

応用有機化学

瀧宮 和男

 

宮碕 栄吾

尾坂 格

有機材料化学

大下 浄治

大山 陽介

水雲 智信

機能高分子化学

塩野 毅

玉井 久司

中山 祐正

 

反応設計化学

高木 謙

吉田 拡人 

米山 公啓

分析化学

廣川 健

早川 慎二郎

井上淳司

材料物性化学

播磨 裕

今栄 一郎

駒口 健治


無機材料化学

犬丸 啓

 

福岡 宏

片桐 清文

環境触媒化学

佐野 庸治

定金 正洋

 井出 裕介

特任

山中 昭司

 

 

沿革

当専攻の学部教育を担う応用化学講座は1920 年(大正9 年)に創設された旧広島高等工業(広島市千田町3丁目)の3学科の一つ,応用化学科までさかのぼります.1949 年(昭和24年)に発足した広島大学工学部の一学科となり,化学系分野の教育と研究を担って来ました.1976 年には,当時の教官の努力により工学部の改組拡充・博士課程の設置が実現し,現在の類制度が発足しました.これにより旧応用化学科は応用化学講座となり,発酵工学講座および化学工学講座とともに第三類(化学系)を構成して教育・研究にあたることになりました.2001 年には,大学院工学研究科としての部局化にともない,大学院は物質化学システム専攻となり,応用化学講座と化学工学講座に加えて大学院専任講座としてグリーンケミストリー講座が新設されました.2010 年4月大学院改組により物質化学システム専攻が応用化学専攻と化学工学専攻に分離独立し現在の体制となっています。

各研究室の教育・研究内容

応用化学専攻では,高い性能をもち,地球環境に調和した材料の開発という社会的要請に応えるために,「環境にやさしい化学」というコンセプトのもとに,機能材料の開発からプロセスまでの諸課題を包括した教育と研究を行っています.特に,物質の分子レベルでの設計・解析を行い,原子・分子の再構築を通しての新しい機能性物質の開発を中心とした研究と教育を行っています.各研究室の研究テーマの主なものは次のとおりです。

(1) 応用有機化学
有機合成を基盤とした材料開発を行っていますが,近年は有機半導体材料,特に有機電界効果トランジスタ材料の開発に重点を置き研究を進めています.この中で,「分子科学的考察に基づく分子設計-高効率合成法の開発-材料精製-デバイス作製と特性評価」を一貫して研究できる体制を築き,世界的に見ても最高レベルのトランジスタ特性を示す有機半導体材料を見出すに至っています
 
応用有機化学
(2)有機材料化学
有機ケイ素化合物の化学,特にポリシラン類ならびに主鎖にケイ素ユニットとπ電子系ユニットを交互に含むポリマー・オリゴマーの化学を発展させつつ,機能材料への展開を目指し,有機ケイ素化学の発展に寄与すべく研究・教育を行っています.さらに,遷移金属触媒や反応性中間体を駆使した新規合成反応開発やそれを機軸とした新分子創製も目指しており,基礎から応用にわたる幅広い課題に取り組んでいます。
 
有機材料化学
(3)機能高分子化学
種々の有機金属化合物を利用することを特色の一つとしています.具体的には,有機金属化合物を重合触媒に用いた高分子の精密合成および植物原料由来の高分子材料の合成に関する研究を行っています.また,高分子を利用した新規多孔質炭素材料の開発においても,その細孔径制御のために金属化合物微粒子の前駆体として用いています.さらに,新規有機金属化合物の合成にも取り組んでいます。
 
機能高分子化学
(4)反応設計化学
低環境負荷型の新しい有機合成反応の設計と開発を目指した基礎研究を進めています.最近では有用な複素環化合物を構築するために,有機触媒や従来の有機合成に殆ど利用されなかった鉄やビスマス触媒の特性に着目して,炭素—炭素多重結合へのヘテロ原子導入反応や炭素—ヘテロ原子カップリング反応に取り組んでいます。
 
反応設計化学
(5)分析化学
微量元素の存在量および化学状態を明らかにすることを目指し,分析装置の省エネルギー化,ローエミッション化による高効率化,新規高度分析法の開発に取り組んでいます.化学に基礎をおきながら分離化学・表面分析化学・計測科学などの幅広い視野にたった研究・教育を行っています。
 
分析化学
(6)材料物性化学
分子機能材料の高効率化を目的とした電荷移動機構に関する基礎研究を中心に行っています.具体的には,ドープ率の関数として電荷移動度を評価する新規測定法の開発に取り組んでいます.また,シリコン太陽電池に代わる太陽電池として注目されている色素増感太陽電池の高効率化を目指して,チタニアナノ粒子の表面処理技術や新規有機色素の合成に関する研究も行っています。
 
材料物性化学
(7)無機材料化学
実用化研究を視野に入れた汎用の乾式,湿式,気相無機合成装置のほか,超高真空下での薄膜作製装置から超高圧・高温合成装置まで,極限条件を用いる無機材料合成に必要な設備をも装備し,広範な先進機能材料合成を行っています.取り上げる物質系の特色として,環境保全やエネルギー問題,新機能材料開拓に深く関係する「ナノ構造と界面デザインによる機能材料開発」を標榜し,無機分子や結晶、ナノメートルレベルの構造や界面を積極的に活かした材料開発を展開しています。
 
無機材料化学
(8) 環境触媒化学
グリーンケミストリーやクリーンなエネルギーを生み出すための反応プロセスの実現を目指し,低環境負荷型プロセス実現のためのキーマテリアルとして注目されている規則的な微小空間を有する無機多孔体(ゼオライト,メソポーラス物質)および遷移金属酸化物の合成とその応用に関する研究を行っています。
 
環境触媒化学