製薬会社、医療機器、および再生医療受託・解析

エーザイ株式会社

歯学部 口腔健康科学科 口腔工学専攻
2018年度 卒業
熊谷 あかりさん

口腔工学専攻2018年度卒業の熊谷 あかりです。
私は現在、製薬会社のMR(医薬担当情報者)として働いて2年目に突入しました。病院や薬局などの医療機関に足を運び、医師・薬剤師とのディスカッションや薬の有効性・安全性の情報提供を行なっています。私がこの就職先を選んだきっかけは、大学病院での臨床実習の経験でした。大学病院の歯科診療では、全身の病気が原因となって引き起こす歯科疾患が多くみられます。この臨床実習を通して、「“患者様の全身の健康”に関わる仕事がしたい!」と思うようになりました。そして、より全身の健康に関して学ぶため、広島大学 大学院医系科学研究科に進学し体系的な医学について学び、現在の仕事に就職しました。臨床実習の経験は私の人生の大きな転機となりました。
広島大学霞キャンパスは医歯薬合同のキャンパスなので、歯学部だけでなく、医学部や薬学部の人とも授業や部活動を通じて仲良くなる機会があります。将来、医療に従事する人たちと共に学ぶことができたことは今の仕事に繋がっていると思います。
広島大学 歯学部 口腔健康科学科 口腔工学専攻は、歯科と技工の知識・技術はもちろん、医療の基礎を学ぶことができる学科です。ぜひ皆さんも口腔工学で素敵なキャンパスライフを送ってください!

アステラス製薬株式会社 営業本部

私は医療現場での臨床実習や、医歯薬学部の垣根を越えた交流を通して以下の2点を学び、経験したことが就職先を決めるきっかけとなりました。
①口腔環境と全身疾患は密接に関わっており、全身疾患の悪化が口腔の健康に悪影響を与え、また歯の健康を保つことは全身の健康を守るのに非常に重要であること
②患者の健康を支えるため、一人の患者に様々な職種の医療従事者がチーム医療で深く関わっていること
MR(医薬情報担当者)は薬剤の情報提供を通して、多職種の医療従事者の方に総合的に関わることができる職種です。大学で培った医療マインドを胸に患者さんの健康に貢献したいと考えています。
口腔工学専攻では、歯科技工士になるためのスキルや知識はもちろん、バイオロジー、テクノロジーなど健康にかかわる様々なことが学べます。みなさんの学生生活が、学びあえる仲間と親身な先生方に囲まれ、自身の将来に繋がる質の高い学びを得られる毎日になることを願っています。

歯学部 口腔保健学科 口腔工学専攻
2012年度 卒業
村岡 由加里さん

北米三菱商事

歯学部 口腔保健学科 口腔工学専攻
2009年度 卒業
岩田 慧さん

私は広島大学 歯学部 口腔保健学科 口腔工学専攻(現:口腔健康科学科 口腔工学専攻)の第一期生として入学し、第二期として(笑)卒業致しました。
卒業後は、自身の人間力を活かせる場だと感じた小林製薬のメディカル事業部(医療機器部門)に入社し、事業部ごと分社、三菱商事への株式譲渡を経て、現在は北米三菱商事に所属し、米国シリコンバレー(カリフォルニア州北部)にて、事業開発及び米国の最先端医療機器、デジタルヘルスソリューションの日本への導入に従事しております。
口腔工学専攻は、医療に纏わる幅広い知識に加え、臨床実習、基礎研究等、多くを学ぶ機会があります。私が住むシリコンバレーの有名投資家の著書のタイトルに「What you do is who you are」というものがありますが、正しく、社会に出れば今までの経験が個人の能力・価値として評価されます。そして、社会では何年経っても大学で何を学んだか、経験したかが問われます。口腔工学専攻は誰もが簡単に得ることのできない、医療に関する貴重な機会・経験が多く詰まった宝石箱です。大学生活は勉強、部活、プライベート全てに忙しく、全てが財産となります。
受験生の皆様は、未来に向かって希望と不安で胸が一杯だと思います。輝かしい未来への第一歩として、大学選びは非常に重要なイベントだと思いますが、皆様の口腔工学専攻での全ての経験が、人生に於ける大きな財産となることは間違いありません。

アズワン株式会社

私は細胞培養実習で細胞培養を学んだことがきっかけで、修士・博士課程において、ヒト幹細胞を用いた発生の研究を行いました。卒業して広島大学で勤務後、同社での受託サービス事業の開始を知り、研究活動で培った知識や経験を活かして新しいことに挑戦したいと思い、入社しました。
会社では、細胞を1個ずつ解析・単離・培養して研究者に納品する受託サービスを立ち上げ、営業から培養・解析作業まで全て行い、研究者を陰で支えています。他にも、再生医療・創薬関連の解析機器・受託の営業をする中で、歯科に応用が期待されているセラミック3Dプリンターも担当しており、歯科技工士としての知識や技術を活かす場もあります。
大学4年間では、歯学・医学・生物学・工学などの幅広い分野の専門教育を学ぶことができます。特別講義も充実しており、多様な職種の講師陣から刺激を受けて、多角的な視点で将来の進路を考えることができます。また卒業生が多方面で活躍中のため、社会人になってからは異分野にネットワークが広がりました。

歯学部 口腔保健学科 口腔工学専攻
2008年度 卒業
木根原 純代さん


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