2018年11月 中国・上海師範大学より

2018年11月 中国・上海師範大学より(法学部)

 

中国語を勉強したいけれど、中国に留学するとなるとなかなか一歩踏み出せないという人のために僕が中国に来て二ヶ月で感じた中国の良いところと、ここはちょっとなぁと思った事を書いていきたいと思います。

まず、大前提として僕は今、上海に留学しています。中国は地域差の大きい国なので、僕の話は中国の上海以外の地域に留学する場合には全く参考にならないかもしれません。その点はご了承ください。

 

中国(上海)の良いところ

1、進んだサービス産業

中国はスマホ決済がとても普及しています。僕も中国に来てから使い始めましたが本当に便利なので財布を持ち歩かなくなりました。スマホ決済以外にもタクシーはアプリですぐに呼べるし、外卖(ワイマイ)というご飯を買って家まで届けてくれるアプリなどもあります。他にもシェアバイクや注文してから大体1日で届く淘宝(タオバオ)というア◯ゾン的なウェブサイトなどがとても便利です。アイデア的には特に画期的というわけではなくてもそれらのサービスを成立させられるだけの人がいるというのが中国の強みであり、魅力であると僕は感じました。勉強以外にも中国で生活するだけで視野が広がると思います。

2、ご飯が美味しい、安い

僕はもともと消化器官が強い方で食べ物の好き嫌いもほぼないのでそう感じるのかもしれませんが、中国のご飯は美味しいです。ごく稀にこれはどこを食べるのだろうと思うような謎料理に出くわすこともありますが、まずいと思う料理が出て来たことは今まで一度もありません。経験上ちょっと汚いから入りたくないなと思うようなお店ほど安くて美味しいです。僕がよく行くお店はだいたい二百円でお腹いっぱいになるくらい食べられます。もし、食べ物が口に合わなかったとしても日本でよく見かける有名ハンバーガーチェーンや、牛丼チェーンなどもたくさんあるのでご飯の心配はしなくても大丈夫です。ただ、値段は安くはありません。

3、外国人が多い

これは特に上海において言えることだとは思いますが、本当にたくさんの外国人がいます。外国人が多いので外国人にとって生活しやすい環境がある程度整っています。例えば、地下鉄などの公共交通機関は中国語が読めなくても理解できるように整備されているし、街の人も外国人に慣れているので飲食店等で中国語が話せなくて本当に困ることは少ないです。(少しは困ります。)また、世界中の様々な国の人と交流する機会を簡単に得ることができるというのも上海のいいところです。

 

ここはちょっとなぁと思ったところ

1、中国人のマナー

中国人のマナーの悪さは時々日本でも話題になりますよね。中国には歩行者優先、降りる人優先など日本では当たり前の秩序を保つためのルールが存在しません。ですから、時々少し嫌な思いをすることがあります。ただ、中国人はマナーが悪いというよりも、日本人はルールに従って一人一人が行動することによって社会の秩序を守ろうとするのに対して、中国人は一人一人が自分の権利を自分で強く主張することによって社会が成り立っているという根本的な違いがあるということだと思います。それを感じることが出来ただけでも僕は中国に来て良かったと思いました。

2、汚い

やっぱりね。と思う人が多いとは思いますが、日本の綺麗さに慣れていると、日常生活の様々な場面で中国って汚いなと思います。特に平気で道に吸い殻を捨てたりしている光景には僕もはじめは違和感を感じました。しかし、我慢できないほど汚いというわけではないので、逆に気を使わなくていいと思うことができれば全く問題ありません。

 

以上僕が中国で感じたことを簡単にまとめてみました。何が良い、悪いという感覚は人それぞれ違うものなので僕が上に述べたことも人によって感じ方は違うと思います。しかし、一つだけ確かなことは中国での生活と西条での生活は全く異質なものであるということです。少しでも中国で勉強したいという気持ちがあるのであれば僕は間違いなく行ってみるべきだと思います。本当に新しい刺激に溢れた生活が中国にはあります。

 


up