オリーブの環2021

プログラム

  • 開会挨拶

   清水 欽也 学校長

   藤木 賞之 オリーブ会会長

  • 附属福山18回生による講演と対話

   木曽 功  さん
   吉田 雅子 さん
   池田 潤治 さん

  • オリーブ植樹式

 

〔期日〕2021年11月5日(金)

〔生徒〕4年生(202名)

〔会場〕マルチメディアホール,オリーブ園

講演を聴いて

  •  3人のお話を聞いたとき、まず感じたのはみなさん70歳になってもいろいろなことに挑戦されているんだな、という驚きです。木曽さんは大学学長や学校法人の理事、吉田さんは医院での診療や視野に関する研究、池田さんはボランティア活動やバンドなど、3人の姿は私が想像していた「70歳」とは大きくかけ離れたものでした。特に驚いたのは吉田さんの50歳になってから自分の人生を見つけた、という話です。50歳と言えば少しずつ定年を考える歳だと思っていたのですが、その歳から新たな事を始めて、今も研究を続けているというのはすごいことだなとおもいます。池田さんが105歳まで生きる、という話をされていましたが、木曽さんの言うように今は100年生きることも珍しくない時代が来るでしょうから、池田さんのように何歳になっても様々なことに関心をもち、取り組む姿勢が大切なのかな、と思いました。 
  •  私には小さい頃から変わらない夢を持っていて、ずっとそれを目指していたけれど、最近何も上手くいかなくて、諦めたくなることもあったり不安になることもたくさんあったりして、辛く思うこともたくさんあった。けれどお話をうかがって、強くならないと人を助けられないことや、自分で決めたことはやり通すことで強くなれることを知った。たくさん不安を抱える中でできるだけ短い道のりで目標に辿り着こうとばかり考えていたけれど、人生に無駄はないから、困難にぶつかっても大変なことがあっても自分の信念を貫いてゆっくりでも目標に向かっていけば良いのだと思えた。また、自分がやりたいことをやらせてもらえて、目標を持てること、いつも自分に刺激を与えてくれる友人や周りの人、家族にもっと感謝の気持ちを持って、言葉だけでなく行動でも示せる人間になりたいと思った。「リスクはチャンス」や「一瞬一瞬が人生の勝負」という言葉を胸に何事にも恐れず挑戦できるようにしたいと思う。また、今している経験もいつか自分の糧になると信じ大切にしようと思う。

 

  •  今回のオリーブの環の講演を聞き終えて一番強く感じたことは、「人生を楽しんでいる」ということだ。特に池田さんは、10年を一区切りとしさまざまなことに挑戦しているおもしろい方だと感じた。自分よりもはるかに多い体験をされてきた方々の話を聞けてもっとたくさんの経験をしたいと感じた。無駄のない人生完璧な人間で生きていこうとするのではなく、挫折しても諦めないような人間になりたいと思った。今回の講演をしてくださった三人は、すばらしい業績をお持ちになっている方々だった。それは、自分にとって手の届かない雲の上の存在だと思っていたが、お話のなかに簡単にここまでやってこれたと話をされた方はいなかった。努力を重ね、いろいろな出会いのなかで、勝ちとってきたのだと思う。自分もこれからの人生、「反省ありで後悔なし」の生活を歩んでいきたい。
  •  今回3人の講師の方からお話をうかがい、色々な人生があるのだとあらためて実感した。木曽さんは、今の自分は自身の努力と家族などの周りの人々の支えがあってなりたっており、感謝を忘れず、社会にそれを返すという考え方がすばらしいと思った。吉田さんは、今しんどい思いをしていてもそれがいい経験になる、人によりそえるとおっしゃっており、辛くても頑張ろうと思わせてくれた。池田さんは、反省はたくさんあるけど後悔はない、人生は楽しいとおっしゃっており、私もそんな生き方をしたいなと思った。3人ともしっかりと意思を持っており、強い信念があり、だから自分がやりたいと思ったことをやってこれているのだと思う。人生について深く考えさせられた。私たちの身近なところでは“進路”について今日の講演で学んだことをふまえてもっとしっかり考えていきたいと思う。そして本当に自分がやりたいことを貫き通せる人生にしたいと思った。
  •  まだまだいろいろな可能性があることを知ったので、知らない自分を探していきたいと思った。今大学を探したり、選択科目を決めたり、大学受験や将来に向けて一歩一歩進んでいる。今日お話をしていただいた方の中には、大学を卒業して一度就職をしたにもかかわらず転職をしたり、新しい資格をとったりして常に新しいことにチャレンジしている方が多くて人生まだまだこれからだ、と前向きな気持ちになれた。常に新しいことを求め続ける人生はリスクが大きいけれど、新しい考え方や価値観に出会うことができて楽しそうだと思った。私も先輩方のように自分の知識をもとに誰かの役に立って、後悔のない人生を送っていきたいと思った。そのために、今という時間を大切にしながら、勉強や趣味に没頭したい。また、そのときには今自分が自由にできているのは周りの人々や環境のおかげという感謝の気持ちを常に持って行動したい。さまざまな人生のお話を聴くことができて、とても貴重な学びになった。
  •  今日の講演を聴き、大学までが人生ではなく、本当の人生は大学を卒業した後なのだと感じました。木曽さんは卒業後学長になり、教育にも力を注がれ、吉田さんは眼科医になられ、池田さんは音楽活動をするなど、さまざまな人生を歩まれています。大学までの勉強の努力ももちろんすごいですが、その後の社会での活躍ぶりはとても輝かしいので、自分もそのようになりたいと思いました。今回学んだことは、思い切ってチャレンジをする、仕事を全力でする、今していることに全力を注ぐ、ということです。特に池田さんは多くの資格を取得され、いろいろな活動や職に就き、自分の理想像に近いものがありました。これからの人生で僕が大切にしていきたいことは、多くの得意分野を持つことです。今日の経験を生かし、たくさんの感性を持つ人間に成長していきたいです。
  •  先輩方のお話を聴くと、やっぱり感謝することが大切なんだと思いました。今この高校生の時期では気づけないことが多かったです。例えば木曽さんがおっしゃったように、正直この学校に入学できたのは自分が頑張ったからだと思っているところがあり、多少は家族への感謝はあるけれど…という気持ちでした。だから改めてこういう話を聴いて、「そうだよな。自分はラッキーだ」と思えました。僕は将来医師になりたいです。でもそれは、小さいころになんとなくでそこからずるずる来ています。吉田さんは、「患者さんに支えてもらえる」「生きてきた意味があった」とおっしゃっていましたが。僕もそう思える日が来るでしょうか。頑張ってみようと思います。人生はやり直しはきくものではないと思っていました。でも案外そうでもないのかもしれません。池田さんのようにひたむきに頑張れて有言実行するものすごくカッコイイ大人になりたいです。少しずつ自分を認めて、感謝していきたいです。本当にありがとうございました。
  •  皆様がおっしゃっていたように、感謝の気持ちを社会に還元していくことができるような大人になりたいと思いました。私自身、明確な夢はないけれど、以前、進路志望調査を書いた時、私は「自分の人生が充実するように」ということばかりを考えて大学を選んでいました。そのことが、必ずしも間違いではないとは思いますが、今回のお話をうかがって、もっと大事なことは「人々の役に立つ」ことではないかと思いました。せっかく附属に学びに来ているなら、この経験を無駄にすることはあまりにももったいないと思います。日々、家や塾でも勉強に専念することができるのは、親が毎日支えてくれているからで、自分一人では生活することで精一杯だと思います。この感謝や、当たり前ではないということを心に留めておいて、そしてやはり自分の人生を楽しく一生懸命生きていきたいと思いました。このように、全国で活躍されている先輩方がいることは、とても心強いですし、私も頑張らないといけないなと思います。今日は本当にありがとうございました。

 

  •  目的のある人生を歩みたいなと強く感じた。なんとなく学校へ行く、なんとなく勉強をする、なんとなく受験をする……だと、おそらく長続きしないと思う。○○のために、自分が□□したいから……そういった思いを、今回お話しいただいた方々は持っていたと思う。自分も、なんとなく夢がかすんでしまったり、意欲を失ってしまったりすることがよくある。一度、全てをリセットして一から夢を描き直してみるのもよいかもしれない。もし自分が54年後に「オリーブの環」に呼ばれたら、どんなことを126回生に話せるだろうか。彼らに話せるような面白い人生を歩みたいと思った。これは、目的になるのだろうか? その答えは、54年後の自分にしか分からない。ただ、今はとりあえず何でもいいから目的を据えてみるのがよいだろう。価値ある人生はそこから始まる。  
  •  今日、お話を聞くことができた方々は、卒業生の中でも特に立派な方たちでしょう。同じ附属出身でも私はここに呼ばれるほどのことは難しいと思います。でも、ヒントをもらえることがたくさんありました。無理だと思っても進めるように強くなること、なした努力の結果も周りのサポートのおかげだと感謝の念を忘れないこと、その時その時に集中して、それを未来につなげて行くこと。これ以外にも大切なことがたくさんありました。社会人になった時に、同窓会に顔向けできないようなことがないように、がんばりたいです。特に、池田さんのお話を聞いて、やろうと思ってがんばっていればわりとなんとかなる気がしてきたので、少しスピードアップしながら動いてゆきたいです。

広島大学附属福山中・高等学校

広島大学附属福山高等学校同窓会オリーブ会


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