【当事者として政治を見つめる~政策の立案と議員さんとの交流から~(6年生)】
6年生の社会科では、政治の学習の中で、自分の困り感をよりよくするために、どんな政策ができるのかを考える学習を行いました。
最初の授業で、「政治って何?」と問いかけると、
「ルールをつくる人たち」「国会で何かをしている」
等の声が聞かれたものの、どこか他人事のようにとらえている様子がありました。
しかし、学習を進める中で、
「みんなが安心して暮らせるようにするための仕組み」
「自分達の暮らしとも関係していること」
と捉えるようになり、次第に政治への関心が高まっていきました。
その後、自分や自分の周りの人の困り感を考え、「子どもでも何かできることがあるのでは?」という視点から、それじれのオリジナルの政策づくりに挑戦しました。
「通学路を安全にしたい」
「みんなの広場をきれいにしたい」
「ごみを減らすための工夫」
など、真剣に政策を考えていきました。

そして、学習の終盤には、市長議会議員の方をお招きし、自分達の政策を直接提案する機会をもちました。
まずは、議員さんからの自己紹介や議員を目指すきっかけなどのお話を聞きました。
その後は、政策発表の時間です。
緊張しながらも一生懸命に発表する子どもたち。
その姿に、議員さんからも「よく調べていて関心しました。」「実現できそうなアイデアですね。」といった温かい言葉をかけていただきました。




授業を通して、子どもたちからは、
「議員さんがちゃんと聞いてくれて嬉しかった。」
「政治って自分とは関係ないと思っていたけれど、身近なことから始まっているのだと気付いた。」
「私たちの声も、まちを変える力になるかもしれない。」
といった質問がありました。
この学習では、社会の仕組みを知るだけでなく、「自分達も社会をつくる一員なんだ」という意識が育ったように思います。
これからも、少しでも政治が身近に感じられるような政治の学びを続けていきます。