12月21日 ゲストティーチャーによる特別講義「宇宙の構成」

 現在,9年生の理科では,宇宙の単元を学習しているところです。本日の授業ではゲストティーチャーとして広島大学名誉教授の林 武広 先生をお招きし,宇宙の構成に関する講義をしていただきました。(藤川 義範 先生もアシスタントとして,実験の準備など支援や協力をいただきました。)

 普段味わうことのないさまざまな体験も交えながら,生徒たちは学んでいきます。

 4次元デジタル宇宙ビューワー "Mitaka"(ミタカ)を活用した宇宙旅行体験を味わいます。

 生徒がかけているのは3Dメガネで,立体的で臨場感あふれる宇宙の構造に歓喜の声があがります。

 講話では,宇宙における銀河の分布,われわれの銀河(銀河系・天の川銀河)の構造と太陽系の位置,太陽系の構造と惑星,構成としての太陽とその活動,さまざまな恒星の一生とブラックホール,恒星の活動(核融合)によってつくられるさまざまな物質,目玉焼きの話,UFOの話など,内容的にはボリュームがありましたが1時間という短い時間でスマートにご教示いただきました。

 宇宙の構造や星の情報を得るためには,そこからやってくる光を観測するのが,宇宙を知ることの一歩であることから,蛍光灯・白熱電球・LED電球とさまざまな光源を簡易分光器で観察し,そのスペクトルを分析してみる体験も試みました。

 1時間という短い時間でしたが,さまざまな体験とともに,時折りユニークなトークも織り交ぜながらのたいへん興味深い講義でした。「宇宙の神秘と魅力」の余韻を味わいつつ,引き続きこれからの学習も頑張っていきましょう。


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