3月17日 修了式

 3月17日は,本年度最後の授業日でした。

 リモートで修了式,非常勤講師の先生の離任式,学校集会がありました。

 修了式では,校長先生より行事(イベント)の開催の起源について,ギリシャの哲学者プラトンが発端となっている旨,興味深い話があり,年間を通して意図的に行事を入れるのも,これまでの取組について立ち止まって振り返るという意味があること,それを受けて特にこの修了式では,この1年を振り返って自分がどれだけ成長できたか,新年度の自分の目標や課題を考え,取り組んでほしいとお話がありました。

 続いて学校園歌を斉唱しました。

 修了式,非常勤講師の先生の離任式――自伸会執行部員が代表して感謝の言葉や思い出エピソードをお伝えし,先生方からも思い思いのメッセージが送られました。

 生徒代表の挨拶では,先生方から丁寧に指導いただき,いろいろな経験を通して学べたことへの感謝の気持ちを送りました。

 学校集会では,表彰伝達があり,後期における成果と課題,さらに今後の計画も含めて,各委員会より活動報告がありました。

 会長挨拶では,新型コロナによるマスク着用が個人の判断でできるようになり,元通りの生活に戻りつつある今日の状況を踏まえながら,後期における各学年の行事や取組を振り返りました。先の委員会活動アンケート報告を受け,皆さんから「求められていることに向き合う」,そして「失敗から学び前進する」の方針のもと,自伸会信条にもある「人のためにつくして感謝しよう」に通じる取組を行っていく旨,メッセージがありました。

 続いて,副校長先生よりお話がありました。自伸会がアンケートを実施し,その結果を振り返り,その中で課題を発見し,その解決のために計画を立てて進めていることを受け,これも光輝(かがやき)での学びの成果の一つであるとともに,この学びは探究のプロセスそのもので,企業でのプロジェクトにも通じる取組であることを話されました。
 そして,9年生が卒業したことを受け,在校生に向けて進路についてのお話がありました。保護者と自分の進路についてよく話し合ってほしいこと,進学したい高校について,さらに入試のしくみについて(オンライン出願も含め)調べたり,リサーチしてほしいことなど話されました。

 また,今年度の自伸会執行部が,あいさつ運動に力を入れて取り組んでいることを受け,あいさつは他者を尊重したり大切にしたり,さらに自分を開いていくことにつながるので,積極的に取り組んでほしいこと,一方,学習活動の場面では協働で学ぶことと個人で学ぶことはそれぞれバランスよく取り組むことが大切であって,特に協働で学ぶ場面は,相手のことを尊重しないと学びが深まらないし,自分も成長していかないことを話されました。
 グローバル社会や生態系を例として,一部のことが全体に影響を及ぼすことが話され,個の問題があると全体がよくなっていかず,結局自分に降りかかってしまうことになる。そのためには個人が意識していかなければならない――授業での私語,提出物,交通マナーなど,校長先生からの話にもあったように,この年度末の区切りで各自がしっかり振り返ってほしい旨,話がありました。

 春休みの過ごし方について,生徒指導主事の先生からは,生活面について,適切なインターネットの利用についての啓発とともに,デジタルデトックスの話題にも触れられました。

 教務主任の先生からは,学習面について,受験に向けスピードと正確さの向上を意識しつつ,しっかり勉強時間を確保し,さっそく今日から取り組んでほしいと強いメッセージを送りました。

 最後に主幹の先生からは諸連絡とともに,新学年への机といすの移動の指示がありました。

 新学年への机といすの移動を受け,今年度最後のSHRは,新年度での教室で行われました。新学年への意識は高まったでしょうか。

 7年生は8年生,8年生は9年生(最高学年)になるという自覚をしっかり持ちつつ,春休みではその準備とともに充実した日々を送ってください。


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