9月21日 数学科の実践

現在,教育実習期間のため,実習の先生方が授業をしてくださっています。
教育実習の先生方は,初めてのこともあり授業作りに苦戦していますが,どうすればよい授業になるのかと日々考えながら粘り強く取り組んでくださっています。
実習の先生の中には,「自分が作ったワークシートに一生懸命記述してくれる生徒の姿がとても嬉しくて頑張れます」と話してくださる先生もいて,よい実習になっています。

本日は,実習期間中に行われた数学の授業(全3時間)を紹介します。
授業の内容については,比例と反比例の活用です。
定価500円のシャーペンを需要と供給のデータを根拠として何円で売るかについて考えました。班ごとに,資料のデータを比例,もしくは反比例としてみなし,価格を設定,最終日の3時間目には作成した資料に基づき,班ごとの発表を行いました。発表の際には,社会科の柳生先生にもお越し頂き,需要と供給のグラフの見方について,社会科の視点から講評をいただきました。
また,今回数学科の実習の先生が4人いてくださったおかげで,授業ではじめて使用するオンライン上の幾何ソフトの使い方を分担して伝えることで,より多くの生徒が使えるようになりました。

今後の実習期間も,実習生とともによりよい授業を目指して取り組んでいきます。

1時間目は,比例の関係が成り立っているとみなし,よりよい直線の式を見つけようと考えている所です。

データの変化を読み取っています。

直線の式の求め方について各班が案を出して共有している所です。

電卓を使って計算しています。

求めた直線の式を幾何ソフトに打ち込み確かめている所です。

わからない時は,実習の先生がすぐに駆けつけて教えてくれている所です。

2時間は,1時間目に習ったことに基づいてシャーペンを売る値段について考えていきます。

需要と供給について学んでいる様子です。

データを分析している所です。

計算した値を入れてどのようなグラフになるか確かめている所です。

班で話しあいながら学習を進めています。

3時間目は,2時間目にまとめた内容を班ごとに発表しました。

発表を聞きながら,自分達で観点に基づいて評価も行いました。

生徒が発表している間に,生徒の評価の集計など実習の先生が裏方としてうごいてくれていました。

代表発表を3チーム決めました。代表発表は,教科を越えて多くの実習生や教員で聞いて評価を行いました。

代表発表後には,社会科の柳生先生より社会科の視点から講評を頂きました。

また,数学科の視点からも講評を行いました。

以上のように,数学科に留まることなく,社会科の視点を含めた学びとなりました。


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