5月21日 高校訪問(9年)

5月21日(火)に9学年の光輝(かがやき)の授業で高校を訪問しました。

この高校訪問の目的は以下の3点です。

 

(1)各校の特色ある専門的な教育について理解することを通して,生徒が自分の興味・関心,適性に合わせ,自分の将来を見据えた進路の選択ができるようにする。 

 

(2)高校での深い学びを授業を見学する中で感じ,日々の授業の大切さや中学校段階で身につけておくべき資質・能力を再確認し,さらに学習意欲を高める一助とする。

 

(3)訪問の中で知ったことや感じたこと,考えたことについて,まとめることで情報を整理・分析する力や表現する力の育成につなげる。

 

当日は三原駅や附属三原中学校に集合して、公共共通機関や徒歩で高校へ向かいました。

今回訪問した高校は、広島大学附属福山高等学校、広島県立福山誠之館高等学校、広島県立尾道北高等学校、広島県立三原高等学校、広島県立広島高等学校(最寄り駅が東にあるものより順番に記載)です。

 

高校では、高校生の授業を参観させていただいたり、高校の施設を見させていただいたり、教頭先生や副校長先生に質問させていただいたりしました。

 

今回の高校訪問を終えて、光輝(かがやき)の7つの資質・能力のうち、9学年生徒が最も高まったと回答したものは「自ら学ぼうとする姿勢(学ぶことに対し,自分で価値を見いだし,意欲的に打ち込むことができる。)」で、回答生徒の46.5%が回答していました。

 

その理由として、

・授業見学をする中でやはり高校の授業内容なので、わからない部分もたくさんありました。しかし、授業内容がわからなくても自分なりに理解しようといろいろな視点からみて、答えを導き出そうとしたり、意欲的に打ち込むことができたりしたからです。

・生徒のみなさんが集中して授業を取り組んだり、積極的に発言していたりする姿を見て、自分にはない考えを持っている人がたくさんいたのでとても刺激的だったから。

・高校について興味関心を持ち、自分から学ぼうとすることができたから。事前に調べたことをもとに質問をしたり見学したりなど、よりよい高校訪問になるように色んな視点で意欲的に学ぼうとすることができたから。

・まず初めに数学を見学したのですが、そのときに一次不等式をやっていて中学生もぜひ解いてみてと言われたので挑戦してみました。そして先生が解説で解いているのを見ると中学2年生で習った、不等式と連立方程式のミックスなのだということがわかりそのことに気がついてからスラスラ解けるようになったからです。

 

などの理由を挙げていました。

 

また、上記の3つの目標について、ほとんどの生徒が目標を達成できたと回答していました。

 

また、今回の高校訪問を通して

 

・学校の様子や授業の雰囲気など資料ではわからないところを見ることができた。また、学校の取組についてHPにはのっていない具体的な部分まで知ることができた。

・授業や生徒の雰囲気や、実際に先生のお話を聞いて、高校入学後の生徒さんの様子を聞くことができた。

・自分が想像していたよりもずっと広くて先輩方は優しくて授業の仕組みもとっても良くて、この高校に行ってみたいという気持ちが百倍強くなりました。

・その高校に行くためには自分がどんなことをしないといけないのかということについて考えられました。

 

など、中学校卒業後の進路選択において、非常に有益な学習であったことが生徒の記述より伝わってきました。また、今回の訪問では、本校を卒業し、立派に勉学に励む先輩の姿も見ることができました。

 

中学校卒業後の次の学びの環境を選び、卒業後も本校自伸会信条である「自ら伸びよ」を体現する生徒であってほしいと思います。高等学校の先生方、本授業にご協力いただきましてありがとうございました。


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