2月17日 ゲストティーチャーによる特別講義「エジプトとパレスチナのくらし」

7年生の社会科地理的分野の授業では,これまで世界の諸地域(アジア州,ヨーロッパ州,北アメリカ州など)について学習を進めてきました。これまでの学びの総括として,2月・3月は,ゲストティーチャーによる特別授業を実施します。


第1弾として,2月17日は,広島大学大学院・院生のヤスミン・エルモギールさんが講義を行いました。エルモギールさんは,父親がエジプト人,母親がパレスチナ人の留学生です。授業では,エジプトとパレスチナそれぞれの地域の特色を,エルモギールさんが自身の生活経験をもとに語りました。


ギザの大ピラミッドはもちろんのこと,カイロのモスク群や広大なナイル川,紅海のサンゴ礁,伝統的な郷土料理(ファッタやマナキッシュなど)に生徒は興味津々でした。エルモギールさんのお話を受けて,「エジプトには日本の文化としてどんなものがありますか?」「日本の暮らしでどんなことに困ることが多いですか?」といったように,生徒が活発に質問を行うようすも見受けられました。


また,混迷を極めるパレスチナ問題についても認識することができました。豊かな自然や文化が爆撃によって破壊される様子,ガザの人々が迫害を受ける惨状を見聞きし,生徒は,平和な社会を維持することの難しさを痛感しました。次時の授業では,本時の授業での学びをもとに調べ学習を行い,パレスチナ問題や中東和平に対してよりいっそう理解を深めていく予定です。


引き続き,社会科の授業では,地理・歴史・公民の学びを通じて,国際社会に生きるグローバル市民にとって必要な力を磨いてまいります。
 


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