5月7日 スタート☆トレーニング

5月7日(水)に7年生はスタートトレーニング(スタトレ)を行いました。

スタトレとは、中学校生活を円滑にスタートし、仲間との絆を深め、より充実した生活を送ることができるように、毎年7年生が行っています。

今年度はスタトレ実行委員が中心となって、活動を考えたり、当日の運営を行ったりしました。

今年度のスタトレの目的は

1.新しい仲間と関わりながら、安心できる人間関係を築く

2.学級という「小さな社会」の中で、自分の役割や立ち位置を見つける

3.学年集団の一体感を感じながら、「共に学ぶ」意識を高める

4.レジリエンス(失敗に向き合い、粘り強く取り組む力)を,体験を通して育む

5.自己理解と他者理解を通して、自己調整力を高める

です。

その目的を達成するために、実行委員が考えたアクティビティは

1.バースデーライン:声を出さずに誕生日順に並び替える

2.他己紹介:クラスメイトと2人1組になってお互いに自己紹介をし、聞いた内容をもとに、ペアのことをクラス全員に紹介する

3.私は誰でしょうゲーム:おでこにクラスメイトの名前が書かれた付箋を貼り、様々な質問をして、それが誰なのかを当てる

4.新聞紙飛ばし:クラス男女混合で4人チームを作り、新聞紙を工夫して飛ばす

5.クラッシュアラジン:男女別の4人チームを作って新聞紙に乗り、じゃんけんに負けたら新聞紙を折っていく

です。

バースデーラインや他己紹介、私は誰でしょうゲームでは、クラスメイトの動きをよく観察したり、話を集中して聞くことで、クラスメイトの新たな一面を知ることができました。

新聞紙飛ばしでは、ボールを作ったり、手裏剣のように投げられるよう薄い板のようにしたり、紙飛行機を折ったりと、各チーム工夫を凝らしていました。また、誰が投げるかを決める際も、体力テストでのハンドボール投げの結果を共有して決めるなど、よりよい結果を出せるようにと試行錯誤しました。

いざボールを投げるときになると、チーム関係なく応援の声や驚きの声が聞こえました。

一番遠くまで飛ばしたチームは26mで、体育館の入り口からステージの端まで飛ばすことができました。

クラッシュアラジンでは、じゃんけんをするたびに大盛り上がりで、負けてもどうしたらみんなが新聞に乗ることができるかを考え、おんぶをしたり、片足立ちをしたり、体を寄せあったりと、終始笑顔が絶えませんでした。

教科書などよりも小さいサイズになるチームもいれば、1回しかじゃんけんに負けないチームもあり、同じチームの仲間と喜びを分かち合っていました。

最後に、各クラス振り返りを行いました。振り返りの一部を紹介します。

・じゃんけんで負けたときに「だいじょうぶだよ」などとポジティブにとらえてくれた。

・クラスや学年を超えて、自分から声をかけて積極的に関わり、相手の意見を尊重しながらも、自分の意見を最後まで伝えられるようになりたい。

・今回の活動で関わることは、思ったより難しいことじゃないかもと思いました。朝一言だけ「おはよう」と言うだけの勇気が出せる自分になって、人と少しずつ関わることができれば安心・安全な学級に近づくと思います。

・「積極的」というのが私のキーワードなので、積極的に手を挙げて、みんながより前に進めるように、リーダーシップがある自分でいたいと思っています。

80期生の学年目標は「自らの力を人のために存分に発揮し、チーム80期生として共に支え合い、高め合いながら、学び合う」です。今回、多くの活動を通して、80期生としての絆を深め、支え合い、高め合うことができたと思います。今後は運動会や文化祭など、学校全体での行事が多くあります。そこでも今回の学びを生かし、チーム80期として、より一層力を高め合っていきましょう。


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