10月16日 本校卒業生(岡田 吉弘 三原市長)による進路講演会

この度,9年生を対象に,本校卒業生の岡田 吉弘 三原市長にお越しいただき,進路講演会を実施しました。

講演では,まず岡田市長ご自身の多様な経歴を,移りゆく時代の変化とその時々の流行などユニークな話題を交えながら紹介されました。

就職して働きはじめたときには,誰かのためになることが生きがいになったというエピソード,
現在は三原市長として務め,働くところの拡充や子供を産み育てやすくするための教育振興,災害に強い街づくりなど,三原をよりよくするため,発展していくための考えや行ってきたことについてもお話されました。

多様な経歴の紹介とともに,これまでの人生の節目で「この道で行こう!」とするときには,覚悟が必要であること,
そのとき,自分らしさ,自分がどういう人間で,どういう強みやよさがあるのか,自分の心と素直に向き合うとともに,
友達や仲間,保護者や先生など身近な人の意見を聞いたり求めてもらったりするのも大切であると話されました。

生徒からの質疑応答では,まず,高校受験を向かえるあたって,どのように勉強していけばよいのか,質問がありました。

市長からは,自伸会信条の「自ら伸びよ」という姿勢に基づき,自ら伸びるためにはまず「自分を知る」ことが大切であること,
特に,高校受験では(学校の先生のアドバイスを受けたり,過去のテストを振り返ったりして)自分の得手不得手,強みや弱みを省みり,強みはどう伸ばすか,弱みはどう克服するかを考えるとともに,受験は日付が決まっているのでそれまで計画を立てて実行することが大切であること,その計画を立てて実行して,自分でできるようになる(自ら伸びる)ことが大切であることを話されました。

また,市長としていろいろな人とコミュニケーションをするためにどのようにされているのかという質問がありました。それについては,市長からの声や意見,思いというよりは,いろいろな市民からの声や意見,思いを言ってもらいやすいようにすること,それを受け止められるようなコミュニケーションを図ることが大切であると話されました。

さらに,中学校で学んだことで今役立っていることについての質問は,「自ら伸びよ」の姿勢を学んだことが,市長としての力量を高めたい,よりよい現状を図りたいという思いや取組につながっているとお話されました。

 

生徒からの質問を市長は「いい質問ですね」と共感しながら,生徒の心に響くアドバイスをしてくださいました。

生徒からの挨拶では,「これからの人生いろいろあると思うけれど覚悟を持って後悔のない選択をしていきたい」,「自分の進路選択の参考になる話を伺えました」と,市長へ感謝の気持ちを伝えました。

柳澤校長先生からは,学んだことを引き出して自身の人生に生かしていくことの大切さ,また今日の進路講演会で学んだことを家の人とぜひ話して共有してほしい,人生何が起こるか分からないものの,自分を知って「自ら伸びる」ことが人生を切り拓くことにつながる旨,岡田市長から教えていただいたことを振り返られました。


お忙しいところご講演いただきました岡田市長ありがとうございました。


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