SDGsに関する自主学習

 

本学園(小中)では,「光輝」という新教科を実施しています。

その中で,中学校では「SDGs(持続可能な開発目標,Sustainable Development Goals)」というものについて考えています。

これは,現在・未来の世界をよりよくするために達成すべきである!という意志をもって定められた目標です。

具体的には,「貧困をなくそう」「すべての人に健康と福祉を」「海の豊かさを守ろう」「平和と公正をすべての人に」などです。

 

 

「光輝」では,SDGsの中から興味・関心のある目標を一つ選択し,具体的な課題をあげながら研究を行っていきます。

その前に,まず学年ごとでSDGsの概要をおさえました。

「今世界で問題となっているのは,どんなことだと思う?」「このままだと,将来の世界はどのようになるかな」という問いをもとに,子どもたちの研究意欲を向上させていきました。

 

 

また,個人の研究をすすめる前段階として,各教科においてSDGsをふまえた内容を扱いました。

「中国古典を利用して,平和と公正について考える」「英語のスピーチを聞いて,今世界に必要なことを考える」「小学生に誰にでも出来る・質の高い音楽学習を提供し,達成に不可欠な要素を考える」などです。

生徒達は,各教科における学習を通して自分が(自分たちが)興味のあるテーマを模索しました。

 

 

さぁ,いよいよ個人・グループ研究です!

「<海の豊かさを守ろう>という目標に興味があるが,そういえば自分は昔こんなことがあったなぁ」

「<ジェンダー平等>に興味があるが,そういえば政治家には・・・」

「<飢餓をゼロに>という目標に興味があるが,最近食品ロスが問題になっているなぁ」

などの動機から,研究テーマを定めました。

良い研究を行うためには,しっかりとした調べ学習が必要!ということで,PCルームも積極的に利用していきます。

 

 

しかし,研究とはなかなか難しいものです・・・

「感想文と研究はここが違う!」

「広すぎるテーマでは,研究が成り立たないよ」

という教員の指導をもとに,生徒達は日々試行錯誤の連続です。

 

 

7月22日から夏休みに入りましたが,調査・フィールドワークをするのにもってこいの時期!

2ヶ月間の学びの成果をまとめ,長期休みで何ができるかをかためました。

生徒によっては,企業に直接うかがいたい!という電話をかけたり,友だちにアンケートをとったりしました。

 

 

夏休み明けには,SDGsの中間発表が予定されています。

どのような研究をしてくるのか,我々教職員も楽しみです♪

中間発表の様子についても,HPで公開できたらいいなと考えております。お楽しみに!

 


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