「運動会がなくなった！でも、みんなで楽しめる行事がしたい！」

「学校のみんなで何か思い出に残るイベントがしたい･･･！」

今年度はコロナ禍で様々な学校行事が中止・延期となりました。

ですが、そんな状況に屈することなく、6年生が「私たちに何が出来るかな。」

とアイデアを巡らせる中で誕生したのが、このスポーツフェスでした。

この行事は、6年生が一から企画・準備し、当日の運営までも自分たちで行ったものです。

例年は、幼稚園・小学校・中学校と3校種で行う運動会ですが、今年度は小学校のみ。

どんな準備が必要か、他の学年に楽しんでもらうためにはどんな競技を設定するのが良いだろうか･･･。

ではそれを実現するには、どんな係が必要だろうか･･･。

企画・準備の過程では、限られた時間内で見通しもって取り組むことや、

6年生同士で共通理解を図りながら準備を進めていくことなど、様々な難しさに直面していました。

ですが、取り組みの最初に6年生みんなで掲げた目標を何度も再確認し、

試行錯誤を繰り返す6年生の姿がありました。

「この競技は2年生さんにはむずかしいのかな？」　

「それなら、こう変えてみる？」

他の学年の立場になって、柔軟にアイデアを出し合っています。

さあ、いよいよ当日です！

10月6・7日の2日間にわたって、スポーツフェスが開催されました。

開式を告げる聖火リレー。

熱い応援を送る応援団。

より一層盛り上がる小学校の校庭･･･

しかし、予定通りに進むばかりではありません。想定外のハプニングもたくさん起こります。

その度に、6年生たちは周りを見て仲間と相談しながら、それぞれの係で声を掛け合い対応していました。

「楽しかった！！！」ととびきりの笑顔を見せる１～5年生。

6年生たちも、やりきったという自信に満ちあふれた表情をしています。

新たな挑戦であったスポーツフェスを創り上げていく過程の中で、

きっと6年生は様々な学びを経験したことでしょう。

誰かのために（学校のみんなのために）、自分たちに何が出来るか考えて行動した6年生たち。

その姿は、まさに本校の自伸会信条　〈自ら伸びよ〉　そのものですね。