【6月13日(月) スペシャルアウトリーチコンサート♪】
4年生の間で,とある“音楽”のフィーバーが起こっています…。
その音楽とは,モーツアルト作曲のオペラ「魔笛」の音楽です。
4年生になった最初の頃に,
音楽の授業で学習した『パパゲーノとパパゲーナの二重唱』(オペラ「魔笛」より)。
その学習で,歌声が重なる面白さ,そしてオペラならではの歌声の魅力に出会った子ども達は,
その音楽のもつ魅力に心ひかれていきました。
鑑賞の時間には,じっくり耳を傾ける子,友だちと感想を共有し合いながら楽しむ子,
オペラの登場人物に自分もなりきって口ずさむ子…様々な姿がみられました。
せっかくの機会なので,『パパゲーノとパパゲーノの二重唱』だけでなく,
「魔笛」に登場する他の音楽も鑑賞をしてみると…。
学習を進める過程で,「こんな歌声がだせるなんてすごいなあ。」や,
「私たちもこんな音楽ができるようになりたい!」といった感動や憧れ,
そして「生で歌声を聴いてみたい!」といった願いが子ども達の中に芽生えていきました。
そこで,広島大学でオペラを学ぶ“オペラ実習”の学生のみなさんに,
ゲストティーチャーとして来ていただき,実際に「魔笛」の音楽を演奏していただくことになりました。
今回来て下さったのは,二重唱を歌うパパゲーノ・パパゲーナ,そして夜の女王の3人です。
夜の女王が歌うアリアは,とても声域が高く,歌うことの出来る歌手があまりいない曲として,非常に有名です。
子ども達は,「いつ来て下さるのか」,
「いつになったら魔笛の音楽を聴くことができるのか」と,心待ちにしていたので,
アウトリーチコンサートで生演奏を聴くことができ,本当に嬉しそうにしていました。
まずは夜の女王が登場!
子ども達から歓声が湧き上がります。
とても美しい歌声を,目の前で聴くことができた子ども達。
素敵な演奏に拍手喝采!
続いて,パパゲーノとパパゲーナの二重唱です。
オペラの中では,恋人を得るための試練に合格出来ず落胆していたパパゲーノが,
魔法の鈴を鳴らすことで恋人パパゲーナとめでたく結ばれます。
パパゲーノの登場です!
落胆した様子のパパゲーノに,子ども達が鈴を鳴らすようにアドバイスをします。
すると…。パパゲーナが姿を現しました!
「パパゲーナ後ろにいるよ!」
パパゲーノとパパゲーナの様子に,子ども達も思わず笑顔です。
歌声を聴いた後は,歌って下さった3人に聴きたいことを質問したり,近くで衣装を見せてもらったりしました。
ピアニストの演奏にも,興味津々な子ども達…。
アンコールにもこたえていただきました!最後まで熱心に聴いています。
子ども達の感想を紹介します。
「生で見ることなんて出来ないから,本当に嬉しかった。」
「広大のみなさんのオペラを聴いて,オペラに興味をもった。私も大きくなったらやってみたい!」
「みなさんの歌声に感動した。僕たちのために練習をしてくれてありがとう。」
「全てが心にのこった。僕もあんな声を出してみたい。どうやったら出せるのかなあ。」
生の音楽に,心を動かされた子ども達。
「私も歌えるようになりたいな。」
「私もオペラのような歌をやってみたい!」
「また,こんな素敵な音楽を聴きたい!」
今回のスペシャルなアウトリーチは,子ども達にとって「~○○したい!」といった新たな願いや憧れ,
そんな思いが芽生える素敵な機会となったことでしょう。
広島大学のみなさん,本当にありがとうございました♪