「転換期を迎える海洋・海事分野を読み解く 海洋・海事公開セミナー in 呉」を開催しました

呉市では、呉市・広島大学Town&Gown構想を推進し、行政機関、教育・研究機関、関係団体、企業などと具体的な取組を進めていくため、令和6年1月31日に海洋文化都市くれ推進協議会を設立しました。

海洋文化都市くれ推進協議会は2024年3月7日に、呉市役所7階会議室において、「海洋・海事公開セミナー in 呉 ~転換期を迎えている海洋・海事分野を読み解く~」を開催し、海洋・海事関連企業や関係団体を始め、市民の皆さまや行政職員など、68名にご参加いただきました。

基調講演 「海洋・海事に係る業務環境変化への対応 ~海上保安庁の取組み~」

講師:海上保安大学校長 江口 満

海上保安庁における、巡視船・航空機等の増強といったハード面での取組に加え、新技術の積極的な活用や海外の海上保安機関との連携協力強化といったソフト面の取組をご紹介いただきました。

講演 「海洋・海事産業のDX推進による海洋科学技術イノベーションと地域共創」

講師:広島大学先進理工系科学研究科 教授 陸田 秀実

広島大学における、海洋・海事のDXに関する研究面と教育面の取組事例をご紹介いただきました。特に、教育面については、中長期間にわたるジョブ型インターンシップや、大学・企業による共同研究段階から学生が関わることで海洋・海事業界で活躍できる人材育成の仕組みについてご提言いただきました。

講演 「日本の海事産業のこれから ~商船三井の取り組みを例に」

講師:株式会社商船三井広島支店 支店長 中野 宏幸

日本における海事クラスターの現状と課題を踏まえて国際的な競争力確保のためのご提言をいただくとともに、実際に商船三井グループや世界で取り組まれているプロジェクトやコンセプト船をご紹介いただきました。

お問い合わせ先

広島大学学術・社会連携室地域連携部
E-mail kure-tgo-admin@office.hiroshima-u.ac.jp(@を半角にして送信ください。)


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