マレーシア・サバ大学とフェニックスリーダー育成プログラムの意見交換を実施しました



 広島大学は、文部科学省博士課程教育リーディングプログラムにおいて放射線災害復興を担う人材育成プログラムを実施しており、平成25年4月、マレーシア・サバ大学(UMS)Janie Liew-Tsonis国際センター長及び関係教員と同プログラムについて協議しました。

 サバ大学(学生数約17,000名、13学部・研究科、3研究所他)はサバ州初の国立大学として1994年、サバ州コタキナバル市郊外に設立された新しい大学で、サンダカン市、ラブアン島にもキャンパスを有しています。会談ではプログラム責任者である岡本哲治理事・副学長からプログラムの内容や学生募集について説明の後に意見交換をおこないました。本ブログラムは国内外の学生を対象とした放射線災害復興分野におけるグローバルリーダーの育成を目指しており、今後のサバ大学からの学生の参加が期待されます。

 その後、同行した出口博則特任教授の研究グループと共同研究を実施している同大学の熱帯生物保全研究所(ITBC)を訪問しました。同研究所は、熱帯生物の生物種や生息・生育地保護に関する研究、情報発信、人材育成などの活動を行っており、JICAの支援でその一部が整備された昆虫類を中心とした生物標本室(BORNEENSIS)を見学後、今後の学術交流について協議しました。また、コタキナバル職業訓練校(ILPKK:学生数約750名、訓練科12コース)を訪問し、広島県出身のJICAシニア海外ボランティアとしてご活躍の同校アドバイザー宗永幸雄氏の案内で、5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)、特に清掃活動を通した同校での職業訓練の説明や施設見学を行いました。

意見交換の様子:サバ大学国際センター長(左側)、岡本プログラム責任者(中央)、出口プログラム担当者(右側)

生物標本室(BORNEENSIS)の見学の様子:岡本プログラム責任者(中央)、出口プログラム担当者(左側)

コタキナバル職業訓練校(ILPKK)の施設見学の様子:宗永アドバイザー(中央左)、岡本プログラム責任者(中央右)

【お問い合わせ先】

教育・国際室コラボレーションオフィス

TEL:084-424-4676

E-mail:leading-program[AT]office.hiroshima-u.ac.jp(注:[AT]は半角@に置き換えてください。)


up